一つのスキルで突き破れ

ノベルバユーザー332788

通りがかりの馬車

世界の情報を理解するまでかなりの時間がかかり気がつくと日が暮れようとしていたその時、偶然にも帝国のマークが書かれた馬車が通りかかった。すると、その馬車は俺の前で急停止し中から甲冑をきた男が降りてきた。すると男は品定めをするかのように見下ろし鼻で笑うと
「お前どこからきた?
        パラメータわみせろ!」
俺はきょとんとした。「パラメータの出し方なんて知らない」と言った。だが、
おそらく騎士である男は続けて言った。
「まぁいい、この馬車に乗れ!この馬車は
この国汚点である孤児や家のない人間などに社会復帰する機会を与えるためにある。
ここでは、時間が無駄だ馬車でゆっくりはなそうか」とその騎士はかったるそうに俺を持ち上げて中に死にかけの子供が5人いる馬車に乗せられた。




10分ぐらいが経過しただろうか?馬車の中に一人の男が入ってきた。その男は、
さっきの騎士とは違い甲冑は、着ていなかった。すると、端の方から声をかけてパラメータを子供に開かせていた。
ここまで、子供たちとの会話はなかった。
そうして俺の番が来た。男が、
「パラメータを開いてくれる?」聞いてきたので、いまさっきパラメータを開いていた子供たち真似して手で無限の記号(♾)
を空中に描いて、「アウト・エントロピー」と唱えた。そうすると、俺のパラメータが目の前に広がる。男はこのパラメータを見ると目を大きく見開いたあとに驚きパラメータの情報を紙に書いていった。
自分で見てみるといろいろな耐性がついていた。しかし、スキルの欄がぼんやりと霧がかかっているかのようにぼやけているだけだった。斜め前の男の子は3個ぐらいあったが俺はスキルの欄が1個しかなかった。なぜ驚かれたかわからないままその理由を考えている間に、王国についたみたいだ。市場の真ん中の道を馬車が通り進んでいく。どうやらこの国の中心にあるあの城に向かっているようだった。


コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品