幸せに暮らしたいだけなのに

ズッキーニ

模擬戦その2(修正中)

ライオスさんは、他の奴らと模擬戦してる時よりも速く俺に切りかかってきた。しかも笑顔を浮かべながら。何アレ怖い。
「うぉぉぉ!!」
ライオスさんは両手剣を片腕で扱ってるとは思えない動きで何度も斬りつけて来る。
「ぐうぅ」
俺はその猛攻を受け流すしか出来ない。
「流してるだけでは勝てないぞ!」
ライオスさんはそう言いながらも、攻める手を緩めない。まだ余裕がありそうだが、俺に余裕など無い。このままだと負けてしまう。ライオスさんが剣を横薙ぎに振ってきたのに合わせて剣を絡めとった。だが、想像以上に握りが強く、剣を手放させることが出来なかったが隙を作ることが出来た。俺は拳を握り、がら空きになった腹の部分に思いっきりぶち込んだ。スキルのお陰かライオスさんは一瞬ふらついたが、すぐにいつもの様子に戻った。そして満足した顔で、
「楽しかったぁ。またやろうな。戦闘で言うことは特にない。俺より技術があるからな。スキルも強い、文句なしだ」
だが残念な顔をして、
「だが、ステータスが低すぎる。一般人に毛が生えた程度のステータスしかないだろう。だからスキルを使いこなせない。だから、えーっと済まない、名前を教えてくれ。」
「如月竜です。」
「そうか、キサラギか。キサラギには俺の権限で国外に出られるようにしてやる。外で魔物を倒せ。そしたらステータスが上がるかもしれない。そしてスキルを使いこなせるようにしろ。俺が言えるのはここまでだ。早い内に出られるようにしてやる。それまで自由にしろ。」
そして倒れてる人達に向かって
「お前達もこのレベルまでは戦えるようになってもらうぞ。ステータスが高いのだからキサラギより上に行ける可能性は高いからな。」
ライオスさんが言い終わると、宮下と何人かの人達が来て、皆を治して回ってた。ライオスさんは
「今日はこれで終わりにする。明日はスキルにあった武器を探すことにする。大体の者は、スキル的に良い武器を選んでるが、何人かはもう少し違うものが良いと思った奴もいるしな。それとキサラギは違うところにいけ。俺の行きつけの鍛冶屋だ。メイドに伝えておくから案内してくれるだろう。武器の形はそれでいいかもしれないが、素材を見る練習になる。詳しい事は鍛冶屋の奴に聞け。喜んで説明してくれるだろう。ではまた明日お前らはここに来い。」
そう言って、練兵場から出ていった。時間的にちょっと早いが俺は食堂に行くことにした。陽太もついてきて、戻るまで話をすることにした。
「おい竜ー、さっきのやつなんだよ、ライオスさんとまともに戦えたのお前だけだぞー」
「何となくやろうとしたら出来た。それよりもお前が姿消した時の方が驚きなんだが」
「スキルの説明見て書いてあることを試したら出来たぞー、それだけだな」
「凄いな。俺はスキルを使いこなせないし、発動したかよくわからないやつだしな」
「ところで話変わるけどよ。明日竜だけ城の外行けるんだよな?羨ましーなー。カワイイ子いたら教えてくれよ。」
「はいはい。」
食堂に着くまで俺達はそんな話をしていた。

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