僕の猫の雪

黄色い金魚

猫より犬派

 雪は、夏にやって来ました。
妹が拾ってきた捨て猫、それが雪でした。雪は子猫でした。その体は小さく手のひらに収まるサイズでした。
 僕は、猫を拾ってきた妹を家に入れませんでした。なぜなら、家のルールでは猫を飼ってはいけない。それを理解していた僕は妹に(早く戻してこい)と言いました。
妹は反抗をしてきました。
何度も言ったが全く話を聞かない…
妹は、わがままだ…
なので、僕は妹に怒って言いました。(もういい、勝手にしよ、でも父ちゃんと母ちゃんも同じ事言うと思うよ。)
とりあえず、妹を家に入れました。
 しかし問題が、僕はあまり猫は好きではなかった。理由は、簡単です。猫にいい思い出がないからです。顔を引っかかれたり、(シャー!!)と威嚇されたりして小さい時から苦手な動物だったからです。(猫派?犬派?)と聞かれたら即答で犬派って答えるほど…
なのであまり近づかないようにして雪が近づいてきたら逃げてました。
3時間ほど雪から逃げてようやく親が帰ってきました。

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