最強剣士異世界で無双する
第143話 VSアレクシス1
テロット王国での魔族との戦闘が開始された。
こちらの戦力四に対して魔族側おおよそ百、約二十五倍の戦力さもある。ただしただの雑魚ばかりなら俺達の敵ではなかった。
「ケンイチこっちは大半片付いたわよ。そっちはどう?」
「私の方もだいぶん片付いたわ。お兄ちゃんの方は全員倒したみたい」
シェリーとヒョウカは魔族の半分を相手していたがそれがもうほとんど片付いている。ミカとケンイチはその残り半を引き受けていた。だがそちらも殆ど戦闘は終わっている。
「アレクシス、これだけか」
俺は、目の前にいる魔族をすべて倒しアレクシスに話しかける。
「まさか、これほどの実力とは恐れ入ったよ。だがその程度だな」
「何が言いたい」
「たかが人間ごときが俺達魔族に勝てるわけがないだろうが」
アレクシスが一瞬で目の前に迫ってきた。剣を抜き構えるがその暇もなく俺は壁まで吹き飛ばされていた。
「お兄ちゃん‼」
「ケンイチ‼」
全員からの心配する声が聞こえる。
もの凄い速度と攻撃力での攻撃。だが、それだけ魔法を使われたわけではない。
「いててて、お前一体何者だ! ただの魔族ではないだろう」
「そうだな。俺は、魔族幹部の長アレクシスとでも言えばわかるか」
魔族幹部と言えばセレモニア王国王都で戦った魔族三人と同じ。しかもそいつらの一番上と言うことになる。それはつまり魔王と近い実力を持っていることになる。
「俺が前に戦った三人よりも強いのかね」
「三人とは誰のことを言ってるんだ?」
「確か、セシルとエメルそれにレイクとか言っていたな」
「そいつらは魔族幹部の中でも一番弱い三人だな」
セシルやエメルはともかくレイクまでもが一番弱いメンバーだとは思わなかった。最後の決戦俺は全力の一部を使わせられた。
「まさか、あいつら如きを倒して調子に乗っていたのか? あいつらは俺達魔族幹部の中でも邪魔者扱いされていた三人だ。だからこそセレモニア王国を落とす任務が与えられた。物差し代わりとしてな」
「じゃ、あいつらはただの捨て駒だったわけか」
「そういうことになるな」
なんだろ。俺の心の中で何かが切れた気がした。クラスメイトで元友達、そう思っていたのは俺だけかもしれないが、でもそのことでどこか本気になれないでいた。だが、今の話を聞いてそんな気持ちもどこかへといってしまった。
いくら敵の魔族だとはいえ、仲間を捨て駒にするということは許せなかった。
「ならこっちだって本気を出すまでだ」
「本気か、そういえばケンイチの本気は学院にいるときも見ることはできなかったな」
俺はゾーンを開放して集中力を高めていく。気を目に集め動体視力を高める。
「どこからでも来いよ。今度さっきみたいにいかないぜ」
「なら、やってみるか」
さっきほどと同じように迫ってくる。だが今度しっかりその動きをとらえられている。
剣を構えた後、アレクシスの攻撃を剣で受け止める。
「口だけではないようだな」
アレクシスの言葉に対して、俺は何も返さない。剣には魔法反射を付与する。
「ダークボール」
聞いたことない魔法が飛んでくる。それを剣で消滅させる。
「やはりその魔法、魔法反射だったか」
予測通りと思う。魔族幹部にいるやつがこの魔法のことを知らないはずがない。だがそれ以外の魔法に関しては知らないはず。
俺の半径二百メートルに結界をはり霧化を封じてしまう。
「絶対に逃がさないぜ」
俺の言葉を聞いた後、一瞬周囲を見渡す。そして、その後に出た言葉に対して俺は言葉を失ってしまった。
「結界魔法か。なるほどな、これで合点がいった。お前特殊魔法の使い手か。それにそのリング神器のようだな。しかもすべてそろっているように見える」
完全に見透かされていた。
こちらの戦力四に対して魔族側おおよそ百、約二十五倍の戦力さもある。ただしただの雑魚ばかりなら俺達の敵ではなかった。
「ケンイチこっちは大半片付いたわよ。そっちはどう?」
「私の方もだいぶん片付いたわ。お兄ちゃんの方は全員倒したみたい」
シェリーとヒョウカは魔族の半分を相手していたがそれがもうほとんど片付いている。ミカとケンイチはその残り半を引き受けていた。だがそちらも殆ど戦闘は終わっている。
「アレクシス、これだけか」
俺は、目の前にいる魔族をすべて倒しアレクシスに話しかける。
「まさか、これほどの実力とは恐れ入ったよ。だがその程度だな」
「何が言いたい」
「たかが人間ごときが俺達魔族に勝てるわけがないだろうが」
アレクシスが一瞬で目の前に迫ってきた。剣を抜き構えるがその暇もなく俺は壁まで吹き飛ばされていた。
「お兄ちゃん‼」
「ケンイチ‼」
全員からの心配する声が聞こえる。
もの凄い速度と攻撃力での攻撃。だが、それだけ魔法を使われたわけではない。
「いててて、お前一体何者だ! ただの魔族ではないだろう」
「そうだな。俺は、魔族幹部の長アレクシスとでも言えばわかるか」
魔族幹部と言えばセレモニア王国王都で戦った魔族三人と同じ。しかもそいつらの一番上と言うことになる。それはつまり魔王と近い実力を持っていることになる。
「俺が前に戦った三人よりも強いのかね」
「三人とは誰のことを言ってるんだ?」
「確か、セシルとエメルそれにレイクとか言っていたな」
「そいつらは魔族幹部の中でも一番弱い三人だな」
セシルやエメルはともかくレイクまでもが一番弱いメンバーだとは思わなかった。最後の決戦俺は全力の一部を使わせられた。
「まさか、あいつら如きを倒して調子に乗っていたのか? あいつらは俺達魔族幹部の中でも邪魔者扱いされていた三人だ。だからこそセレモニア王国を落とす任務が与えられた。物差し代わりとしてな」
「じゃ、あいつらはただの捨て駒だったわけか」
「そういうことになるな」
なんだろ。俺の心の中で何かが切れた気がした。クラスメイトで元友達、そう思っていたのは俺だけかもしれないが、でもそのことでどこか本気になれないでいた。だが、今の話を聞いてそんな気持ちもどこかへといってしまった。
いくら敵の魔族だとはいえ、仲間を捨て駒にするということは許せなかった。
「ならこっちだって本気を出すまでだ」
「本気か、そういえばケンイチの本気は学院にいるときも見ることはできなかったな」
俺はゾーンを開放して集中力を高めていく。気を目に集め動体視力を高める。
「どこからでも来いよ。今度さっきみたいにいかないぜ」
「なら、やってみるか」
さっきほどと同じように迫ってくる。だが今度しっかりその動きをとらえられている。
剣を構えた後、アレクシスの攻撃を剣で受け止める。
「口だけではないようだな」
アレクシスの言葉に対して、俺は何も返さない。剣には魔法反射を付与する。
「ダークボール」
聞いたことない魔法が飛んでくる。それを剣で消滅させる。
「やはりその魔法、魔法反射だったか」
予測通りと思う。魔族幹部にいるやつがこの魔法のことを知らないはずがない。だがそれ以外の魔法に関しては知らないはず。
俺の半径二百メートルに結界をはり霧化を封じてしまう。
「絶対に逃がさないぜ」
俺の言葉を聞いた後、一瞬周囲を見渡す。そして、その後に出た言葉に対して俺は言葉を失ってしまった。
「結界魔法か。なるほどな、これで合点がいった。お前特殊魔法の使い手か。それにそのリング神器のようだな。しかもすべてそろっているように見える」
完全に見透かされていた。
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