神に進化したので世界で最強になりました

アスラル

第34話ギルド報告


ここは、シャールド王国王都にある
冒険者ギルド本部だ。

「速かったね連くん!」
と、姫ノ井が言った。

まぁそれゃあそうだろう。
何故なら、『瞬間移動』を使って王都の近く
につくようにしたんだからな。

そして今俺たちはギルドにいる。

俺たちは、受付嬢に報告をする。

「お疲れ様でした。チームゴット。えーと
クエストは、ゴブリン討伐ですよね。
なので、ゴブリンの角を50体分此処に出してください」
と、カウンターに手を叩きながら言った。

だから、俺は『胃袋』から大量のゴブリンの角が入った大袋を50個カウンターに(全部は乗らなかったから大半は床に)置いた。
そしたら、ギルド内が静かになった。

「………。」

「どうしたんだよ。おーい。なぁ、神矢なんでこんなに静かなんだ?」
と俺は意味が分からないと言うように、後ろにいた神矢を見る。

そんな、連に呆れた神矢は言った。

「……あー連。普通に考えてこれは無いと思うけど?」

「これってどれ?」

と、連は何のことを言われているのか分からないと言わんばかりに頭を横に傾けた。

この連の発言に神矢達はこう思った。

『天然か?』

と。

「お前な取り敢えずこの大袋40個しまえよ」

と優真が冷静に言ってきた。

それに、連は意味が分からないが取り敢えず絞まっておこうと思った。

「なぁちょっと。あの~受付嬢?これでいいのか?」

「………はっ!あっ  えっとその。はい。ありがとうございます。これで、クエストクリアですね。後、ギルドマスターを呼んでくるので少し待っててください!」
と、急いで2階へ走っていく、受付嬢。



取り残された俺達は「はい」としか言えなかった。





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追加

受付嬢→レイナ

と言う名前にしました。

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レイナサイド

私の仕事は、冒険者ギルドの受付嬢です。
私にとって、この仕事は生き甲斐です。

今日はどこかいつもと何かが違うと私の本能が言っています。
何が違うのかは分かりませんが。

そして、今理解しました。

今日の違和感はこれでした。

チームゴットが、ギルドに来たのです。
クエストを終わらせて私の所に報告に来ました。

そこまでは良かったのですが、その後が夢でも見てるような光景だったのですよ。

チームゴットのリーダー?さんが『異空間収納』?から取り出していました。
普通であれば、50個なので、大袋でも5個が妥当だと思います。
それが、ザット見ただけで、50個の大袋が私の目の前にはあったのです。

私の頭は真っ白です。

もう、何がなんだか理解不能でした。
本当にこの人たちはいったい?

などと、現実逃避していると、リーダー?さんが声を掛けていた。

はっ!となり私はこう思ったんです。

『この人達は人外だ!』

ってね。

だから、私はギルドマスターを呼びに行きました。
ギルドマスターの部屋は2階の大きな部屋です。

バン!

「マスター!!来てください!大変です!」

と私は大きな声で言いました。

それに驚いたギルドマスターは
「どうした?!」と言い返した。

私は息が少し上がっていたので整えながら答えました。

「はぁはぁ……。人外がいます!し、新人なのに!い、異常なんですよ!どうにかしてください!」

「お、おぉう分かった。今いく!」


そして、私はマスターと共にチームゴットのいる場所に走りました。





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少し俺たちが待っていると急いで来る2人がいた。それは、さっきの受付嬢とおっさん。

その2人が俺たちの前に来てこう言った。

「お前が人外なのか?」

と。

「は?」

俺は状況が全く読めなくてつい『は?』と言ってしまった。まぁ、それも仕方ないよな。

いきなり、知らないおっさんに『お前が人外なのか?』って言われても意味がわからなくないですか?

「あぁ  すまんすまん。
俺はこのギルドのギルドマスターのリューズだ。よろしくな!」

とおっさん改めギルドマスターリューズが俺達に自己紹介してきた。

だから、俺達も一人ずつ自己紹介をした。

「俺は神楽連だ。チームゴットのリーダーをしている、人外だ」


「俺が連の友達でチームゴットの仲間の、島村神矢だ。よろしくな!」

「俺は勇者でこいつらの仲間の佐藤優真
です。この中ではまだ常識が通じる者です」

「私は姫ノ井鏡那だよ。聖女です!そして、連くんの婚約者だよ!」

「いや誰が婚約者だよ!」
と言う俺のつっこみが入った。

「最後は私だね。えっと、その、久保愛って言います。よろしく……」

ちょっと問題発言が何個かあったがまともな自己紹介をした俺達。

その自己紹介にどこにつっこめばいいのか困っているリューズ。

「は?え?……。取り敢えずよろしくな。イヤイヤ。そんなことよりも!お前達ランクはいくつだよ!」

「え?Fランクだけど?それがなにか?」
と、さも当たり前の様に言う俺。

空気を読めよと思っている仲間達。

「いや嘘はいけないぞ!Fランクな訳があるかよ!」
と、納得したくないリューズ。

いやさ。んなこといっても本当なんだから仕方なくね。
だって俺達冒険者になったばかりだから。

と思い俺はレイナに視線を跳ばした。

「あの~。ギルドマスター?」

「ん?なんだ?」

「その彼等は本当にFランクなんですよ?
ですから、彼等の言っていることは事実です」
とレイナがギルドマスターに説明をしてくれた。

レイナとリューズが話し合ってから約5分

「なるほどな。今やっと理解出来たぞ。
取り敢えず今回のクエストで倒したゴブリンの角を全て出してくれ!」

「えっと、ここに、ですか?」
って、俺が言う前に姫ノ井が言った。
やっぱ思ってること同じなんだな~。

「あぁここにだ!数によっては、ランクを一気に上げられるがどうする?」

倒した数だけで、ランクが上がるのか?
なら、魔物の大量虐殺をすれば、冒険者ランクの最高ランク『SS』になれんじゃね?

って、結構危ない事を俺が考えていると、隣から、声を掛けられた。

「連今良からぬことを考えていなかったか?」
と、優真が言ってきた。

こいつ、鋭いな?

「なんで俺が考えていることが分かるんだよ」

「やっぱりか」

「あれか?勇者の勘、とかか?」

「まぁそうだな。今の俺が勇者かどうかは分からないがな」

「あっそう」
と話をそらす。

「あーそれで、ゴブリンの角を出してくれないか?」
と少し困ったようなリューズが俺達に声をかけてきた。

それに、気付く俺。
すまないと一言言ってから、『胃袋』からゴブリンの角を取り出す。
大量の大袋が床を埋め尽くす。
レイナさんの前に出した時は4割程度しかだしていなかったからな。
この光景を見て絶句しているレイナとリューズ。でも、リューズは絶句してる筈なのに、何か納得している。

「それでどうなんだ?これで俺達のランクはいくつくらいあがるんだ?」

「あ……あぁ。そうだな。せめてCランクだな。悪いがこれ以上は無理だ。後、原因はこれだったか」

おーFランクから一気にCランクに上がるのか、随分な出世だな。

「ランクはそれでいいが、なんだ?原因って?」


「数日前にいきなり魔物の数が急激に減ったんだよ。それも、弱い魔物が多かったんだ。
だから、強い魔物が国に迫って来ているのかもって思っていたんだ。だけどなその森が森なんだよ」

と言い、リューズは頭をかく。

「その森は誘惑の森って言ってな、一度入ったら戻ることが出来るかは分からない所なんだよ」

ほんとに困っているみたいだな。
助けてやりたいがめんどくさいな。

「あっそう。興味ないな。取り敢えずランク上げしてよ」

「了解だ。レイナ、後頼むな。それから、ゴブリンの角はギルドが、買い取るぞ。良い値でな!」
と言いながらギルドマスターの部屋に戻るリューズ。


「それでは、ランクアップをしますので待っていて下さいね」
と言いレイナは、カウンターの中に入っていった。


それから、すぐにレイナは戻ってきた。
しっかりとランクアップをされていた。

俺はレイナに言って仲間の分も作らせた。

俺たちが大人しくレイナを待っていたら、いきなり扉が開いたと思ったら大声で言う。






「リューズさんはどこにいる!!!
 至急話があるんだ!!
 ファイアードラゴンが出たんだ!」



俺は思った、なにそれBBQ(バーベキュー)して、味つけたら上手いかな?

この後、神矢達に今考えていることがばれて、馬鹿に「お前は馬鹿かよ」って言われた。



















すみません!

投稿が遅くなりました!

まぁ、何時もなんですが。

そんなことよりも、今回なんか連ばっかり話をしていましたね。

もっと、他のキャラにも会話をさせなくては!

これからの、課題ですかね。


さてさて、次回はファイアードラゴンと連達が無双しますよ。

まぁ、連達の相手はファイアードラゴンには難しいですね。

ファイアードラゴンよ、可哀想に……。

それでは、また次回お会いしましょう!

さよなら~



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