神に進化したので世界で最強になりました

アスラル

第23話ステータスを見るまで


俺と神矢が泣いていると、姫ノ井達が起き始めた。俺達が泣いてから大体、1時間位はたっている。泣きすぎて途中から、涙が出なくなった。そんだけ、俺達は泣いていた。俺にとって神矢はそれだけ大切な存在にいつの間にかなっていたのだろう。多分、神矢も同じだろう。そう、思想に浸っていると俺はあることを起きたばかりの皆に話した。
そう、それは

「なぁ皆、起きたばかりで悪いんだけどさ。
 ちょっとステータスを見せてほしいんだよ」

と俺は皆に聞こえる声で、言った。
そしたら、姫ノ井が困惑しているのか
「えっと私、生きて……る?…どうし…て?
 ……連君?え?」

姫ノ井は周りを見渡しながら言った。
やっぱり皆自分は死んだんだと、思っていたんだろうな。
だから、俺が1から全て包み隠さずに話した。
そしたら
久保が
「そういうことかだから、私達生きてるんだね」

それから姫ノ井も
「連君が、生き返してくれたんだね。ありがとう」ニコッ
凄く可愛い顔で言ってきた。
やばい。俺の心の中の何かが動いてる。
これはなんだ?
俺がアイツの事を〇〇なのか?
イヤイヤ
そんなこと……。
そうじゃなくて!
話がずれた。

そして最後に優真が痛いところをついたきた。
「どういうことだ?なんで俺達がお前の眷属になってるんだよ!まぁ、俺達を生き返すのにそれしか、方法が無かったのなら仕方ないのかも知れないが、その前に!お前は、人なのか?」

クッ
なんて鋭いんだよ!
今そこどうでも良いだろ!
なんて、思ったが我慢した。
アイツらは今混乱してるんだ。
此処は話すしかないよな。素直に。

一度目を閉じてから、大きく深呼吸をして皆を見た。
多分、今の俺の顔は覚悟を決めた男の顔だろうな。うん、そう思いたい。
「そうだよ。俺は既に人ではない」
と話したら、姫ノ井が
「嘘だ!そんなこと無いよ!」
と否定をしたが、俺は首を横に振った。
「本当だ。俺の種族は『神族』だ。だから皆を眷属にして助けることが出来たんだ。助けた理由は2つ有る。
1つ目は、皆が大切だったからだ。
2つ目は、責任を感じたからだ。
この2つ目は、相手を軽く見ていたからだ。
俺がゲーム感覚でやっていたからだ。
理由はそれだけだ。
そして、眷属にすればお前達は不老不死になる。だが、俺はそれでも良かった。俺は唯、
皆と一緒に生きたかっただけなんだよ。
それだけの理由で、皆の自由を奪ってゴメン」

と腰を折って深く謝った。
クソッと優真の口から出た。
神矢が俺に近づいて居るのが分かる。
「もう止めろよ。お前は正しいことをしたんだよ。だからもう謝るのは止めろよ。唯でさえお前は神なんだ、それに俺達の主なんだろ?もっと確りしろよ」
と言われ、本当にこいつと友達で良かったと、今思った。

それから姫ノ井と久保も来た。
俺は顔を上げた。
今俺はどんな顔をしているのだろうな。
「私はねまた、生きることが出来てとても嬉しいんだよ。それに不老不死?になったことは全然平気だよ。だって私1人じゃないんだもん!此処に居る皆が私と同じ存在なら、私はきっとなんでも頑張れると思うよ?」
と姫ノ井が言った。

「う  うん!そうだよね!1人じゃないんだもんね!」
と久保が自信無さげに、というかいつも通りに話した。
俺はこの3人の言葉で救われた。
正直言って、怒られると思っていた。
俺は優真に目を向けた。
「まぁもう終わった事だし。良いよ。でもこれからそういうことには相談しろよ。心配するんじゃねーか。仲間に内緒で何かされたら困るんだよ」
と言ってきた。
しかも優真は顔を赤くしながら言っていた。
アイツってあんな顔もするんだな。

此処にまったく空気を読まないバカが居た。
「よーし!それじゃあステータス見ようぜ!」
そう
皆お分かりだろうか。
まったく空気を読まないバカは
神矢だ。
はぁー
と、ついため息が溢れた。
「なんで何時もお前は溜め息が出るんだよ。そんなんだから、幸せが何処かに行っちゃうんだよ」
と言ってきたので、一発3割位の力でお腹を殴った。
そしたら
「うわぁーーーーーー!」

飛んでいった。
「何するんだよ!」
「あ?空気読まない方が悪いだろうが!」
「だってよー。ステータス気になるじゃんかよ!」
確かにそうだな
「うーむえっとどう命令をすればいいんだ?」
と悩んでると、
神矢が
「こうやれば良いんじゃない?
 『命令だ!ステータスを見せろ!』
 的な?」

そんなんで良いのか?

「あーえっとめっちゃ恥ずかしいが我慢だ。
それじゃあ行くぞ。
『命令だ!ステータスを見せろ!』」

と言ったら、急に皆が
『はい。連様』
と言い、しかも何故か俺の前に整列してる。
どういうことなんだ?
なぉシエル。

《これはマスターが命令をすると眷属達は勝手にこのようになります。
ですが、戦闘時等は頭の中で命令をするだけで良いです。
それからマスターは眷属達の主なのでめりはりの有る行動をしてください。要するに、公の場では、ドレスコートを確りとしてくださいね。プライベートでは、ご自由になさって構いませんので》

と説明をされていたのに、いつの間にか注意までされた。
まぁ大体は理解した。
だからか。なるほどな。

シエルと話すときは必ず思考加速を使っている。
なんでかって?シエルと話すとどれだけ時間が掛かるのか分かったもんじゃない。
と言うことで、思考加速を切った。
そしたら、俺の目の前に4人のステータスが有った。
だから、俺は全てを見た。
4人のステータスを見て俺は言葉を無くした。


コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品