後に闇の勇者は異世界で自由に生きる

神港 零

過去編 中学校 パート2

放課後

「お前ら来週バスケやるのでそのつもりで」

先生が帰りのホームルームが終わった時に次の体育の予定を言った。
俺は部活に入っているわけでもないので帰った。
ずっと俺にベッタリな薫は剣道部に所属しているので最近は一緒に帰ってない。未尋は文芸部に入っている。

「じゃあ練習しますか」

俺は1度帰って近くのバスケットコートみたいな所に来た。

「まずはドリブルから」

トントン

あー

「意外と難しいな」

俺はトリブルのコツをグーグルで調べた。
へぇ、こうやるんだ。

「ドリブルっていろいろなやり方があるんだ」
「これって技術が問われるよな」
「やれるだけやってみよう」

トントントン

あっ、出来た。
次は低い姿勢で、次はボールを見ず、その次はリズムを変えて、俺は色々なドリブルをやった。

「ふぅ。ドリブルはマスターしたかな」

パチパチパチ

「上手くなったな」
「やっぱりお前か」

俺に向かって拍手をした人物は健だった。
健はいつも影で俺の練習風景を見ている。
健に練習してる所を見られてから。

「努力してる所を見せたら優香も認めると思うだけど」
「認めて欲しいから努力してる訳じゃないし」

あの子の言ってる事は間違っていない。
俺は帰りの準備をした。

「もう帰るのか?」
「家で未尋が待っているから。あの人がいる所には帰りたくないけど」
「そっか。またな」

健は俺の家事情を聞いて来ない。
気を使っているんだと思う。
俺は家に向かった。



コメント等よろしくお願いします。
バスケの事をよく分からず書いたので至らない点があるかもしれませんがそこは暖かい目で見てください

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