後に闇の勇者は異世界で自由に生きる

神港 零

俺の意図

今、俺は魔界を出て魔法を発動させている。 
メアや健達も魔界を出ている。
昨日、魔界の地形はほぼ覚えたから空間魔法でこの魔界を異空間に転送している。

「よく魔王が許可したよね」
「人望はあるからな」
「事情を聞いたら俺達には好都合な話だけど……」

そう。俺は人間達が混乱する前に魔界をこの世界から無くそうと考えた。そんな事をタブスに言った。

「確かに最強と評されている光の勇者まで魔王が倒せなかったのであらば世界は混乱と恐怖に包まれるかもな」
「後、魔界は魔王が作った都市と人間の中では思われてるから魔王が死んで魔界がいきなり消えても不思議とそこまでの騒ぎにならないだろう」

という事があったらので賛成してくれたがナタルは複雑な顔だったが賛成してくれた。
他の魔族達も魔王の決定なら賛成みたいな事を言っていた。

どうやって異空間に魔界を移すかと言うと簡単な話である。
1 、空間魔法で魔界を包み込む。
2 、空間魔法で異空間を作る。
3 、異空間に魔界を入れる。
4 、そしたら魔界が消える。
まぁ、こんな感じで魔界を消滅させようと思う。

「魔界がどんどん異空間に吸い込まれて行く」
「本当にお兄ちゃんって規格外ですね」

うちの幼馴染と妹がそんな事を呟いた。

「今頃、それを言うのは野暮だと思うぞ」
「健の言う通り」

俺の親友とその幼馴染も二人に対してそんな事を言った。

「「神人だもんね」」「神人さんですからね」

おい俺の恋人達までそんな事を言うのかよ。
いかん、いかん。魔法に集中しないと。
そうして魔界が消滅したのであった。



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