後に闇の勇者は異世界で自由に生きる

神港 零

やっぱり規格外

「く、久遠?」
「主様!」

そこには久遠の姿があった。

「どうしたの?久遠」
「主様のお傍に居たくて龍の里を出て来たのじゃ」
「えっ、それって龍の里のみんなって困ったりしないの?」

ちなみに龍の里は龍達が住む伝説の地。そこの王みたいな神みたいな地位を持つ久遠は出ていいのか分からない。俺は時々呼び出すけど。

「みんなに出てって良いってと言われたのじゃ。だから急いで主様の気配がする方に来てみれば無礼な奴が居て思わず殺してしまったのじゃ」
「ああ、そうなんだ………」

聞いてない事まで詳しく言って来た。まぁ、聞こうと思ってたからいいけど。 それよりも一瞬で死んだなこいつ…………。

「さすが神人の従魔」
「まぁ、久遠さんも一緒にお食事はどうですか?」
「まぁ、その前にこの部屋片さないと」

俺達が楽しそうに話していると健がこう言ってきた。健達はというと………唖然としている。その理由は神が一瞬で死んだからだろう。

「お前は一瞬で神が殺されてるけどよく驚かないな」
「それは俺とメアは神殺した事あるし、お前らだってみんなで戦えば神くらいとは渡り合える」
「俺達そんなに強いの?」
「分からなかったのか?」

俺が言うと健達はびっくりした表情をした。
だいだいあんな威力の魔法そうそう撃てるものじゃない。

「俺はまだ死んでいない」

するとサタンの声がし、サタンの顔が再生し同体とくっついた。

「ちっ、仕留め損なったか」
「お前………」

久遠が一瞬でまた顔を潰した。だかまた再生している。

「久遠甘い」

火炎かえん

仕留め損なっている久遠見かねメアが火炎を打った。 
それでもサタンは死なない。

「メアちゃんこういうのは凍らせれば言いですよ」

絶対零度ぜったいれいど

凍ったがそれでも死なない。

「渋といですね」
「じゃあ俺が殺るよ」

暗黒穴ブラックホール

サタンが暗黒穴に吸い込まれている。
しばらくするとサタンは跡形の消えた。

「やっぱお前凄いな」
「これでいちいち驚いてたら」
「きりがないですね」
「私達もチートなんだけどね」

そうだ。これが俺達の普通慣れて欲しい。

「さあ、片付けして。ご飯の続きしよう」
「「「「「おおーーーー」」」」」

俺達は壊れた部屋を一瞬で治して健達が「もう驚かない」とブツブツと言っていた。その後俺たちはご飯をみんなで楽しみながら食べた。



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