後に闇の勇者は異世界で自由に生きる

神港 零

ケール達の実力

俺達の前にレッドドラゴンが現れるのだった。

「僕達がレッドドラゴンを倒すから。見てて」
「分かった」

と言ってケール達は前に出た。


「このままほとんど神人達に手柄を横取りされてたまるか」
「「おーー」」

その言葉を聞いて俺達は苦笑いした。
確かにほとんど魔物は俺達が倒してるもんな。さっきあの戦闘が初めてだったし。
と思っているとレッドドラゴンとの戦闘が始まっていた。

「ナリは魔法で僕とアルピナを援護。アルピナは僕と前に出て」
「分かりました」
「分かってる」

ケールが魔剣、アルピナさんが魔槍、ナリさんが魔弓を無限収納袋から取り出した。
確かあれは魔剣ラファエルと魔槍ウリエル、そして魔弓カマエルだったっけ。俺はちょっと前に勇者の事を調べていた。

魔剣ラファエル

風の勇者しか使いこなせない。風の精霊の力を効率よく使える。瞬発力が上がる。

魔槍ウリエル

雷の勇者しか使いこなせない。雷の精霊の力を効率よく使える。力が上がる。

魔弓カマエル

水の勇者にしか使いこなせない。水の精霊の力を効率よく使える。魔力が上がる。

が効果だったはず。

あっ、ケールが魔剣に風を纏わせてレッドドラゴンの羽に切り込んでその逆の羽もアルピナさんが魔槍に雷を纏わせて攻撃している。

「よし。羽を斬った」
「うん」 

ケールとアルピナさんがサイドに避けてナリさんが魔弓でレッドドラゴンの目を目掛けて水を纏わせた矢を撃った。
レッドドラゴンが怯んだ所でケール達がみんなで魔法を撃った。

「今だ!」

[]雷風エレメンタルストーム

[雷弾スパークパニッシャー]

[水台風ウォーターハリケーン]

をケール達が放った。

終わった後ケール達が戻ってきた。

「どう僕達の実力は?」

と誇らしそうに言った。
その問いに答える前にレッドドラゴンよりは強い気配を感じた。

「なんか強そうな奴が数匹近づいて来てるな」
「そうだね」

メア達は頷いてケール達が呆然としている。

「え、神人。強い奴って?」
「説明してる暇はない」 
「メア、リーナ、カルナ。戦闘体制」
「「「うん」」」

久々に腕がなるぜと思いながら強い奴が来るのを待つのだった。

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