カルナと旅

クワズが牢屋に入れられて一週間

クワズは今はスカーレット王国にいる。
何故かというとデイルが「人間をどうやって裁くかわからん。コイツを裁いてスカーレット王国と仲が悪くなるかもしれない」と言って、スカーレット王国にクワズを送ったのだ。その後スカーレット王国から謝罪に来たスカーレット王が「この度はうちの男爵が失礼した」と言って謝罪の言葉を言ってこの件は解決した。ちなみにクワズは重い罰を食らった。俺は健達の情報が欲しかったが、運悪く健達を召喚した国ではなかった。獣人の国とエルフの国は一つだけだが人間の国は三つある。しかも、亜人獣人、エルフの国にない身分がある。健達はホルト王国に召喚された。ホルト王国はここから一番近い王国だ。俺達は次、ホルト王国に向かおうと思う。
話は変わるが今顔を赤くしているカルナが目の前にいる。

「で、結婚式はいつにする？」
「明日にしましょうか」
「私達まだしてない」
  「そうです」

と、カルナを差し置いて四人が話を進めている。その前に…………

「カルナって獣王の娘でしょ。いいの？王国離れて？」
「別にいいぞ。カルナは第一王女だがカルナには兄がいる。ダイルが帰って来て王を継ぐから」

良かった。カルナは一人っ子だと思っていたから。

「で、カルナを付いて行きたいの？」
「うんうん」

カルナが顔を真っ赤にしながら顔を縦に振った。

「そっか。だったら付いて来てもいい」
「本当！」

カルナが顔を突き出して言った。

「そうならいつ結婚式にする？」
「今はいいです。明日にはここを出たいので」
「えっ、もう出ちゃうの？」
「ああ。だから旅の支度をしておいて」

と言って部屋で俺は寝る前にメアとリーナそしてカルナを入れて少しイチャイチャしてから寝た。

「ありがとう。デイルさん、ノーラさん」
「ありがとう」
「ありがとうございます」

メアとリーナが俺に続いてお礼を言った。

「行ってくるね。お父様、お母様」
「いってらっしゃい。神人さん幸せになるのよ」
「いってらしゃい。また会える日は孫が見れるといいな」

デイルの言葉にカルナは顔を真っ赤にして王城を、オリビア王国を出たのだった。