後に闇の勇者は異世界で自由に生きる

神港 零

プロポーズ?

リーナはドラゴンゴーレムにまた攻撃を仕掛けた。

[超雷嵐スーパーエレメンタルストーム]

リーナが力を抑えて打った。
だが、ドラゴンゴーレムに凄い勢いでぶつかって凄い風が巻き起こった。

「なんか魔法の加減が分かりません」
「そっか。後でいい物をあげるよ。というか
俺が教えた弓術で戦えば」

俺は弓術も一応出来る。リーナには弓術が一番似合ってる。

「そうですね。でもドラゴンゴーレムは生きているでしょうか?」

ギャオーーン

「今ので倒れないのってタフですね」
「そういう風に作ったから」
「じゃあ弓貸してください」
「はいよ」

俺はリーナの為に作った弓をリーナに渡した。

魔弓  エリザベート
仲間が倒した経験値が同様に貰える。矢をどんな方向にも飛ばせる。魔法を付与する事も出来る。

「第ニ回戦開始です」

リーナが矢に風を纏わせて矢を放った。

[風の矢]

凄い勢いでドラゴンゴーレムが細胞一つ残らず消えた。

「なんか一瞬で終わっちゃいました」
「おみごと。合格だ」
「おめでとう、リーナ」
「ありがとうございます」
「お祝い記念にこんな物を作ったんだが」

俺は無限収納から指輪を取り出した。

「はい。リーナ」
「何ですか、これは?まだプロポーズは早いです」
「何言っての?この指輪は魔力制御と念話出来るようになっている付けるね」

と、俺はさり気なく左手の薬指にはめた。

「やっぱりプロポーズ目的だったんですか?」
「どうかな?」

俺はリーナが顔を真っ赤にして言ってきた言葉に適当に答えた。

「メアのはある?」
「もちろん!」

メアが満面の笑顔になる。
俺はリーナ同様の指輪をメアにはめた。

「ありがとう」
「どういたしまして」
「じゃあ俺も指輪付けるか」
「「ちょっと待った」」

二人の声がハモった。

「私に付けさせて貰えませんか?」
「メアも」
「と、言っても付けられるの一人だけだよ」
「「だったらじゃんけんする(します)」」
「「最初はグーじゃんけんぽい」」

あっ、アイコだ。それが続いて、続いて。
死闘の結果メアがはめる事になった。

「神人。手出して」
「悔しいです」

リーナが涙している。

「リーナ。また機会があったら頼むよ」
「その時はリーナに譲る」

メアが俺に指輪をはめた。

「リーナ。久しぶりにステータスを見たら」
「そうですね」

俺達はリーナのステータスを見た。

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