後に闇の勇者は異世界で自由に生きる

神港 零

番外編 勇者と恋話

俺達は野宿の準備をすばやく終わらせた。

「今日はさっき見つけたウォーターウルフの肉でも食べて寝るか」
「そうだね」
「私が焼きますよ」

初めは少しモンスターの命や肉を食べるのに抵抗があったが今はあまり無い。
未尋が肉を焼いてくれている。

「焼き終わったました。みんな食べてください」
「ありがとう。未尋」
「ありがとう」
「未尋って本当魔法の使い方うまいよね」
「そんなことないですよ。お兄ちゃんだったらもっと使えこなせますよ」

と、答えながらもお礼と褒められたのが嬉しかったのか少し照れている。

「そういえば薫って神人の事好きだよな?」
「エヘッ、エヘッ、エヘッ」
「はい、薫、水、水」

薫が水飲んで呼吸を整えている。

「急に何聞くんのよ!」
「だって、この前俺と優香の恋のサポートをしてくれたじゃんだから薫の恋のサポートをしてやろうと思っただけ」
「うちも薫ちゃんの恋のサポートしたい」

この前俺と優香が両思いと発覚したんだが全然付き合わなくて薫と未尋が人肌脱いで付き合えるようになった。だから薫の恋のサポートをしたい。

「それに神人は薫の気持ち分かっているぞ」
「えっ、えっ、えーーーーーー」 
「それはそうでしょう。あんな分かりやすいのに」

優香が言う。

「例えば手が触れ合ったら顔が真っ赤になるし、バレンタインはマジなチョコ作るしバレない要素どこにあるんですか」

未尋が重ねて言う。

「帰ったら告白すれば」
「ムリ、ムリ」
「私は告白しましたよ」
「えっ、未尋が神人に告白したの?」
「はい。私達は兄妹なので結婚出来ませんが私はずっとお兄ちゃんの側にいますって言いました」
「そういえば未尋って重症な程ブラコンだよね」
「私はお兄ちゃん大好き妹を自負していますから。早くしないとお兄ちゃん私の物になっちゃいますよ」
「それはダメ」
「分かった。告白すればいいんでしょ」
「はい。帰ったら告白してください」
「これで大丈夫かな?」
「それは薫次第じゃないかな」

と、言って少し雑談をして寝た。




俺は一番初めに目が覚めた。
みんなを起こしてボス戦をやったんたが、ボスが弱すぎてレベルがあまり上がらなかった。少しやるせない思いでダンジョンを俺達は出て行った。



咳き込むなど上手く書けませんでした。
コメントなどよろしくお願いします。

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