電気使いは今日もノリで生きる
どんどん出てくる新キャラ
葉月一週目月曜日
「さてと、悪いけど捕縛させてもらうよ『催眠』」
「!」
何かされたと思った瞬間頭がぐわんぐわんする。これは・・・前に楠と戦ったときにかけられた魔法に似ているな。なら対処方法は・・・
「『『電気鎧・第三形態』』」
頭に電流を流して脳を覚醒させておけば眠りにかかることは大分低くなるはず。催眠にも様々な手段があるからその都度あった対処をしていかなければいけないけれどまずは無難な選択をして相手の出方を探ろう
「ちぃ、やっぱり効かないかだから『電気』系統のスキルは苦手なんだ」
「・・・」
どうやら僕の情報はすでに知られてしまっているみたいだ。となれば僕の奇襲攻撃はあんまり意味ないかもしれないな
『そうかしら?あなたの魔法って基本的に特殊なんだし案外なんとかなりそうなんだけど』
「だといいけどね『放電』」
「その攻撃は私には効かないよ」
僕が放った電撃はルドーさんをそれて横に向かっていった。確かに僕はルドーさんめがけて電撃を放ったはずなのに、どうして攻撃が躱されてしまうんだ。
「このままだと千日手になりそうだね」
「そうかな?『電撃』」
やっぱりおかしい。まるでなにかに誘導されているかのようにルドーさんを避けていく。何か仕掛けでもあるのだろうか。
「『催眠』」
「ぐっ」
「効いてはいるようだけどすぐに抵抗しちゃうか。ほんと面倒だな」
こいつの攻撃・・・頭に直接殴られたみたいな感じがする。それにさっきと比べて効いている気がするんだけどやり方を変えたりしたのかな?
『違うわ!このあたりにガスが充満してきてる。どうやら相手は複数いるみたいね』
他にも人がきているっていうのかよ。そういえば迎えをよこしたとか言っているからそれもそうか。見えている敵だけに集中しすぎた。イフリート、これどんなガスなのか分析できる?
『うーん、普通に催眠ガスとかじゃないかしら?それであなたのキャパを越えようとしているとか?』
それは確かにあり得る。『『電気鎧・第三形態』』は確かに痛みなどといった感覚を一時的に忘れさせることができるが別に痛み自体を無くすことができるわけではない。現に解除した瞬間すぐに僕は眠ってしまうだろう。・・・でもこれ普通にきついんだけど
『そりゃ脳はすでに眠りに入ろうとしているのにそれを無理やり起こしているからね。例えて言うのなら今のミライは徹夜をしているようなものよ?』
それは辛い。なら、さっさと終わらせて眠ろう。
「『感知』・・・あそこに毒ガスを流している仲間がいるんだな」
「へえ、感知魔法まで使えるとこれは研究しがいがありそうだな。というかよく気がついたね。他にも仲間と来ているって・・・それに毒ガスにも」
あ、当たった。正直ちょっとデマカセだったけどなんとかなった。実は僕どこに仲間がいるのかまったく把握していないんだよね。いや、だって近くに人間を感知しているんだけどその数15、近くに住んでいる人やたまたま通りかかった人がいるとしか思えない人数なんだよね。一人を連れて帰るのにさすがに多すぎると思う。
「・・・まあ、ね。仲間がいるのがそっちだけとは思わないでほしいよ」
「ああ、さっきから異常な魔力元を感知しているんだ。それが君の仲間だと?もしかして君、精霊使いだとでもいうのかな?」
「残念ながら僕は違うよ」
「・・・」
僕じゃなくてクレアだもんな。てかイフリートお前普通に気付かれているけどなんで?普通は感知されないんじゃないの?
『かなり優れた人がいるのなら話は別よ。契約前ならともかく今の私はある程度縛られているんだから。といってもよっぽどのことがない限りは大丈夫なはずなんだけど。ああ、魔力元って言っていたしおそらく私の漏れてる魔力を感知したのね』
そんなことできるのか?僕の魔法では無理だったんだけど『だってこれ電気流れてないもの』ああ、そういうことか。僕が電気で感知しているのと同じように向こうは魔力で感知することができるのか・・・あれ?向こうの方が上位互換じゃね?
「ねえ、1。彼の言っていることは本当かい?」
「!」
気がつかなかった。いつの間にやらメイさんと同じ顔をした人が近くまで来ていた・・・見た目とイチカという名前からしておそらくこいつもクローンなのだろうか
「はい、彼は嘘をついていません。そのような乱れは感じませんでした」
「なるほどね。仲間がいるという点もどうだい?」
「その点につきましても彼は何もついていません」
「・・・」
『あーこれはまた。まあイチカということはおそらく一番なんだろうししょうがないかもね』
それはそうなんだけど・・・やっぱりショックだ。イチカと呼ばれている少女には表情がない。ただ、淡々と聞かれたことに返事をしていっている感じがする。
『それよりも問題はそっちじゃないわよ。あいつはあなたの言葉の真偽を見分けることができるってことは・・・嘘は通じないのよ。気をつけなさい。まああんたに頭での勝負を期待していないけど』
悔しいけれどそれは同感。僕は策略で勝負するよりも殴り合って勝負する方が性に合ってると最近痛感した。だって冷静に考えてみればなんでイフリートの契約を賭けて命がけの戦いをしなきゃならなかったんだよ。雰囲気に流されてたってのもあるだろうけどさすがにおかしすぎる。
「それで、彼の魔法について思い当たることはあるかい?僕の催眠魔法を今現在も防いでいるんだけど。念のために毒ガスを撒いているにもかかわらず、だ」
「詳しいことはわかりませんが、ミイの魔法に近いような気がします」
「ああ、なるほどね、電気で活性化しているのか。でもそれだと苦しいだろ?精神的な攻撃だと特にね」
「うるせえよ」
でも悔しいけれどこいつの言っていることは何も間違ってはいないんだよな。気を抜けばすぐに体がフラフラしだすし。他の魔法を使うだけのリソースがなかなか割けない。『放電』を放つだけで精一杯だ。
『そりゃ今あなた「『電気鎧・第三形態』」と「感知」使ってるからね』
この状態からさらに『領域』もかさねて・・・とかダンジョンにいた時とか普通にできていたのに『あそこが特殊なだけよ・・・てか普通に三つ同時とかありえないからね?』ああ、空気中の魔力濃度の関係か納得した。
「なあ、そろそろ楽になりなって。君はとても面白いから悪いようにしないからさ」
「お断りだね『電気の領域』」
ものは試しにと毒ガスを吹き飛ばそうとしてみたんだけど・・・どう?見えないからわからないんだけど
『一時的には吹き飛んだわ。でもすぐに辺り一面に充満してしまう。これじゃあ意味ないわね』
なら結局は目の前のあいつを倒さないといけないってことか。まあもともとそのつもりでいたし。問題ないよね。それで体を動かしてっと
「へえ、向かってくる。じゃあ31お願い」
「了解した」
ルドーさんめがけて拳を振り下ろそうとしたけれど届く前に止められてしまう。止めたのはメイさん・・・じゃなかったメイさんのクローンの一人。ああもう何人いるんだよ。
『まさか一人見つけたら30人いるっていうのかしら』
まさかのあれと同レベルですか!?いや、それはさすがにないでしょ・・・
「さてと、悪いけど捕縛させてもらうよ『催眠』」
「!」
何かされたと思った瞬間頭がぐわんぐわんする。これは・・・前に楠と戦ったときにかけられた魔法に似ているな。なら対処方法は・・・
「『『電気鎧・第三形態』』」
頭に電流を流して脳を覚醒させておけば眠りにかかることは大分低くなるはず。催眠にも様々な手段があるからその都度あった対処をしていかなければいけないけれどまずは無難な選択をして相手の出方を探ろう
「ちぃ、やっぱり効かないかだから『電気』系統のスキルは苦手なんだ」
「・・・」
どうやら僕の情報はすでに知られてしまっているみたいだ。となれば僕の奇襲攻撃はあんまり意味ないかもしれないな
『そうかしら?あなたの魔法って基本的に特殊なんだし案外なんとかなりそうなんだけど』
「だといいけどね『放電』」
「その攻撃は私には効かないよ」
僕が放った電撃はルドーさんをそれて横に向かっていった。確かに僕はルドーさんめがけて電撃を放ったはずなのに、どうして攻撃が躱されてしまうんだ。
「このままだと千日手になりそうだね」
「そうかな?『電撃』」
やっぱりおかしい。まるでなにかに誘導されているかのようにルドーさんを避けていく。何か仕掛けでもあるのだろうか。
「『催眠』」
「ぐっ」
「効いてはいるようだけどすぐに抵抗しちゃうか。ほんと面倒だな」
こいつの攻撃・・・頭に直接殴られたみたいな感じがする。それにさっきと比べて効いている気がするんだけどやり方を変えたりしたのかな?
『違うわ!このあたりにガスが充満してきてる。どうやら相手は複数いるみたいね』
他にも人がきているっていうのかよ。そういえば迎えをよこしたとか言っているからそれもそうか。見えている敵だけに集中しすぎた。イフリート、これどんなガスなのか分析できる?
『うーん、普通に催眠ガスとかじゃないかしら?それであなたのキャパを越えようとしているとか?』
それは確かにあり得る。『『電気鎧・第三形態』』は確かに痛みなどといった感覚を一時的に忘れさせることができるが別に痛み自体を無くすことができるわけではない。現に解除した瞬間すぐに僕は眠ってしまうだろう。・・・でもこれ普通にきついんだけど
『そりゃ脳はすでに眠りに入ろうとしているのにそれを無理やり起こしているからね。例えて言うのなら今のミライは徹夜をしているようなものよ?』
それは辛い。なら、さっさと終わらせて眠ろう。
「『感知』・・・あそこに毒ガスを流している仲間がいるんだな」
「へえ、感知魔法まで使えるとこれは研究しがいがありそうだな。というかよく気がついたね。他にも仲間と来ているって・・・それに毒ガスにも」
あ、当たった。正直ちょっとデマカセだったけどなんとかなった。実は僕どこに仲間がいるのかまったく把握していないんだよね。いや、だって近くに人間を感知しているんだけどその数15、近くに住んでいる人やたまたま通りかかった人がいるとしか思えない人数なんだよね。一人を連れて帰るのにさすがに多すぎると思う。
「・・・まあ、ね。仲間がいるのがそっちだけとは思わないでほしいよ」
「ああ、さっきから異常な魔力元を感知しているんだ。それが君の仲間だと?もしかして君、精霊使いだとでもいうのかな?」
「残念ながら僕は違うよ」
「・・・」
僕じゃなくてクレアだもんな。てかイフリートお前普通に気付かれているけどなんで?普通は感知されないんじゃないの?
『かなり優れた人がいるのなら話は別よ。契約前ならともかく今の私はある程度縛られているんだから。といってもよっぽどのことがない限りは大丈夫なはずなんだけど。ああ、魔力元って言っていたしおそらく私の漏れてる魔力を感知したのね』
そんなことできるのか?僕の魔法では無理だったんだけど『だってこれ電気流れてないもの』ああ、そういうことか。僕が電気で感知しているのと同じように向こうは魔力で感知することができるのか・・・あれ?向こうの方が上位互換じゃね?
「ねえ、1。彼の言っていることは本当かい?」
「!」
気がつかなかった。いつの間にやらメイさんと同じ顔をした人が近くまで来ていた・・・見た目とイチカという名前からしておそらくこいつもクローンなのだろうか
「はい、彼は嘘をついていません。そのような乱れは感じませんでした」
「なるほどね。仲間がいるという点もどうだい?」
「その点につきましても彼は何もついていません」
「・・・」
『あーこれはまた。まあイチカということはおそらく一番なんだろうししょうがないかもね』
それはそうなんだけど・・・やっぱりショックだ。イチカと呼ばれている少女には表情がない。ただ、淡々と聞かれたことに返事をしていっている感じがする。
『それよりも問題はそっちじゃないわよ。あいつはあなたの言葉の真偽を見分けることができるってことは・・・嘘は通じないのよ。気をつけなさい。まああんたに頭での勝負を期待していないけど』
悔しいけれどそれは同感。僕は策略で勝負するよりも殴り合って勝負する方が性に合ってると最近痛感した。だって冷静に考えてみればなんでイフリートの契約を賭けて命がけの戦いをしなきゃならなかったんだよ。雰囲気に流されてたってのもあるだろうけどさすがにおかしすぎる。
「それで、彼の魔法について思い当たることはあるかい?僕の催眠魔法を今現在も防いでいるんだけど。念のために毒ガスを撒いているにもかかわらず、だ」
「詳しいことはわかりませんが、ミイの魔法に近いような気がします」
「ああ、なるほどね、電気で活性化しているのか。でもそれだと苦しいだろ?精神的な攻撃だと特にね」
「うるせえよ」
でも悔しいけれどこいつの言っていることは何も間違ってはいないんだよな。気を抜けばすぐに体がフラフラしだすし。他の魔法を使うだけのリソースがなかなか割けない。『放電』を放つだけで精一杯だ。
『そりゃ今あなた「『電気鎧・第三形態』」と「感知」使ってるからね』
この状態からさらに『領域』もかさねて・・・とかダンジョンにいた時とか普通にできていたのに『あそこが特殊なだけよ・・・てか普通に三つ同時とかありえないからね?』ああ、空気中の魔力濃度の関係か納得した。
「なあ、そろそろ楽になりなって。君はとても面白いから悪いようにしないからさ」
「お断りだね『電気の領域』」
ものは試しにと毒ガスを吹き飛ばそうとしてみたんだけど・・・どう?見えないからわからないんだけど
『一時的には吹き飛んだわ。でもすぐに辺り一面に充満してしまう。これじゃあ意味ないわね』
なら結局は目の前のあいつを倒さないといけないってことか。まあもともとそのつもりでいたし。問題ないよね。それで体を動かしてっと
「へえ、向かってくる。じゃあ31お願い」
「了解した」
ルドーさんめがけて拳を振り下ろそうとしたけれど届く前に止められてしまう。止めたのはメイさん・・・じゃなかったメイさんのクローンの一人。ああもう何人いるんだよ。
『まさか一人見つけたら30人いるっていうのかしら』
まさかのあれと同レベルですか!?いや、それはさすがにないでしょ・・・
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