金属魔法の使い方

バリウム

交渉

「ケンキュウシャって何だ?。」

その場が静まり返る。

「きみ、ここの村の人?。」

研究者がそう聞くと、リンがすごく警戒しながら言う。

「昔は村だったけど、今は(元)村で1人で暮らしてる.....、それより答えろ!。」

リンが槍をグイグイ突き立ててくる。

研究者は声を震わせながら話す。

「け、研究者っていうのは、何かについて研究、つまりは詳しく細かく調べるということ、デス....。」

するとリンは微妙な顔をしたが、大雑把に分かったようで槍を引く。

「とりあえずお前は攻撃してこないということはわかった。」

研究者は槍を引いてもらえてホッとしたのかため息をつき、辺りを見回す。

すると周りには小屋みたいのが一棟建っているだけで他は瓦礫から雑草が生えていたり、間から木が生えてきていたりする。

「ねえ、ここで何があったんだい?。」

研究者がそう聞くとリンは微かに目を逸らしたがギュッと目を瞑った後に顎でこっちだと小屋の方を指して行った。

研究者も慌てて荷物を持ってついていく。

中に入ると、そこは女の子の部屋とは言い難い、強いて言うならばその部屋は生きるために必要な道具の一つど言うような場所だった。

リンはテーブルに座り手でテーブルをバンバンと叩く。

これは座れという合図なのか?。

そう思いながら研究者は恐る恐る座る。

座るとリンは急に話し始めた。

リンはありのままをそのまんま研究者に話した。

村のこと、お母さんの言葉、2年間1人で生きていたこと、そして復讐のことを話した。

「....ということだ、わかったら....。」

「ううううううう〜エッグエッグ!!。」

リンが話し終えると研究者が泣いていた。

「うわぁ!」

思わずリンは声を出して引いてしまう。

「何で泣いてんだよ....。」

「だって、だって、あんまりにも不幸すぎて........そうだ、取引しよう!!。」

「どうしてまた急に。」

「だってきみは復讐したいんでしょ?、だったら情報をもらうために勉強が必要だ。」

研究者が話してくるとリンが机を叩き割り込んでくる。

「まてまてまてまて、何で取引するんだ?、勉強しなくても私は1人でやっていける!。」

「でも敬語を使わないと手に入らない情報があるかもしれないよ?、それに難しい数を数えられないんじゃ損しちゃうかもよ?。」

「ぐぬぬ........!。」

正直言って全部正論である。

返す言葉もない。

でももう私は人を信用できない。

「じゃあこれならどうだい?、僕はこの土地の研究をするために住む場所が欲しい、だから僕をこの家に住まわせてくれ、そのかわり、僕が君に復讐をする為の準備を手伝ってあげよう、もちろん復讐するのは自分自身だからね?。」

そう研究者が言うとリンは腕を組んで唸り声を上げながら悩む。

たしかに繋がりを何も持たない私にとってこれは絶好の好機だ、でも私はこの男を信用できないでも........。

「うぎゃあああああああああぁ!!。」

「うわ!、どうしたの君?。」

「わかった、この交渉受けた!、だけどお前は信用しない、だからいつでも命を奪えることを忘れるな。」

「いいよ、そのかわり僕の名前は研究者でよろしく、僕の名前は正直あんまり好きじゃないんだ。」

そうしてリンは研究者と交渉した。

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コメント

  • バリウム

    義手には魔力を通すと補助ができる機能をつけてます。
    ですが魔力炉に供給できる魔力量より体内にある魔力量が下回ると自動的に魔力炉から体内に回す機能があるのでこの状況が起きるとだんだんと重くなっていきます。

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