金属魔法の使い方

バリウム

団長さん。

「ユウト・アルサーマルです。」

俺がそう答えると男は俺の両肩を掴んできた。

「そうかそうか、君があの時の!」

「ほわ?!」

流石に俺でも驚いてしまった。

それを聞いた男は慌てて俺の肩を離す。

「ごほん、すまない。これは俺の癖でね。名乗るのが遅くなってしまった。私は騎士団・ナイトの団長だ、名はウイング・ハーフだ、よろしく頼む。」

そう言って俺に握手を求めてきた。

取り敢えず握手はした。

「いや〜あの時の試験、俺も実は見ていたんだ。すごい戦いだったよ。良かったら学園を卒業したら俺の騎士団に入らないかい?。」

えー、やだなー

「........後ろ向きに考えておきます。」

そう言うとウイングさん、メチャクチャ笑っていた。

あ、そうだ騎士団の団長くらいだったら学園までの道を知っているはずだろう。

「すみません、道に迷っているのですがお尋ねしてもよろしいでしょうか。」

そう俺が言うとウイングさんは快く引き受けてくれた。

俺はあんなにかかったのに、ウイングさんは10分もかからずに着いてしまった。

さすがは団長だ。

「すまない、俺はまだ仕事が残っていてねここまでくればもうわかるだろう。それではまた会おう。」

と言ってウイングさんはすごい速さで王城の方へ走っていった。

ウイングさんには悪いことをしたなぁ。

そう思いながら学園の中に入ろうとする。

すると門番に止められた。

なんだよ、明日から行けるっつってたじゃん。

「あのー、俺、昨日の合格者なんすけど。」

俺がそう言うと門番はハッといった感じで鼻で笑う。

「何を言う、お前みたいなクソガキが受かるわけないだろw。」

....すごい偏見だ。

「いやほんとのことなんだが。」

俺が何をいっても真面目に聞く耳は無し。

かれこれ10分以上校門の前で立ち止まっている。ふざけるな。

「じゃあ、俺があんたを倒せば認めてくれるか?。」

そう言うと門番は

「フン、貴様に倒されるわけなかろう。」

「いざ勝負!。」

と言って急に始めやがった。

だか、ユウトはその状況を冷静に判断し、まず槍を横に振ってきたのでスレスレで避ける。

そのあと、門番は思いっきり突いてきやがった。

ギンノテを発動し、右手で槍の刃を避け棒の部分を掴み思いっきり自分の方向へ引っ張ってやった。

その力を利用し、力一杯左拳で顔面を殴ってやった。

すると門番を倒したと同時にシア先生が校門に来た。

「おい、ユウト・アルサーマル!お前は何をしている!」

やばいすごい怒ってる。

「いや、先生。この門番が全然中に入れてくれないんだ。」

「?、どういうことだ?。」

シアはユウトが何を言っているのかよくわからなかった。

10分の説明でようやく理解してもらえた。

「はぁ〜、なるほど、話は理解した。こいつの処遇は私が対処する。」

ヤッタネ。

「じゃあ、僕はこれで....」

ユウトがスーと立ち去ろうとすると、俺の首根っこをシア先生が掴んだ。

「おい、まだ話しが終わっていない。」

「ヘァ?」

まだなんかしたっけ?

そう思いながら考えているとシア先生が口を開いた。

「うちの理事長がおよびだ。」

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