金属魔法の使い方

バリウム

特待生

え?

最後俺の名前出てなかったか?

ユウトはベルの方へゆっくり顔を向けた。

するとベルがギュウゥと抱きしめてきた。

「すごいよユウト!誇りだよ!!」

そうお姉ちゃんが言っているとスーツの女の人が口を開いた。

「以上の三人は閉会ご会場の待合室まで来るように。」

三人てことは俺たちのことか。

この後少し話したのち閉会した。

ユウトはベルとナールさんと一旦別れ待合室の前までやってきた。

すると既に三人がやってきていた。

「....中に入れ。」

スーツの女の人が鍵を開けて中に入っていった。俺たちも続いて中に入っていった。

入ると早速スーツの女の人が説明し始めた。

「さて、お前たちまずはおめでとう。早速だが、特待生の制度について説明しよう。」

これからは少し長くなるので簡単に説明させてもらおう。

一、学園に通うための全般の学費を免除

二、色々なことについて優先、待遇

と、いろいろいいことが付いてくるらしい。

それと合否の判定は必ずしも実力で決まるわけではないらしい。例えば、他の魔法ができない代わりに回復魔法の才能がずば抜けているとか稀にいるらしい。

なので負けても合格するというとことがある。

「明日から学園に行くことはできるが入学式や授業、行事等は1ヶ月後になる日程は合格者のに手紙という形で渡す。」

「そういえば、自己紹介がまだだったな、私はエクシア・マクルダムだ生徒の奴らにはシアと呼ばれている。私の名前が呼びにくかったらそう呼ぶといい。のちに関わりたくなくても関わることになるからな。」

....正直、最初のイメージだけでいうとあんまり関わりたくない。

そう思いながらボーとしていると、シアさんは言った。

「これで説明は以上だお前たちから見ると私は先生という立場だ上下関係はしっかりするように、以上!解散!」

そう言ってシアさん、いや、シア先生は部屋を出ていった。

すると、でかい盾を持った男、クルル・シーアが声をかけてきた。

「よ!、お前、ユウトって言うんだろ?俺は、クルルていんだ。ところで、今までどこで住んでたんだ?何回かベルートさんとは話したことあっけど、お前さんは一度も見たことないんだよな〜。」

やべ、最初からクルル、マシンガントークで地雷踏んできた。

ユウトはうまく嘘をつこうとした。

「あ〜、えーと、も、森でお爺ちゃんと住んでたんだ、だからあんまり街にはいったことがないんだよ、あ、はははははははは。」

ユウトは嘘が下手だった。

「あ、そう言うことか、なーんだもっと早くいってくれよ〜、....て、今あったばっかりだけどな?、あはははははははは。」

....クルルを簡単に騙せた。

しばらくそうしているとクルルは辺りを見渡して俺に言ってきた。

「あれ、そういえばリンてやついつのまにか居なくなってんな。」

あ、確かに気づいたら居ない。

やべ、そういえばお姉ちゃんとナールさん、かなり待たせちゃってるそろそろ行かないと。

「すまないクルル、人を待たせてるんだまた入学式にな。」

すると元気にクルルは返答した。

「おう、そんじゃまた今度な〜。」

ユウトはその場を急いで後にした。

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