金属魔法の使い方

バリウム

修行中

俺は今、森を全力で走っている。目隠しして。

一ヶ月前。

ん、?今なんて言った?会話から察するに剣を教えたことはないということだよな?俺、やらかしたんじゃね?。

案の定、俺はやらかした。てか、メッチャハード過ぎん?初日から一日中森を走れとかやば過ぎな?!。

「魔法を使えるようになればまずは、魔素を感じることが出来ないといけないからね〜♪」

ベルが遠くから言っている。

悠斗は、それを聞きつつ目の前にある障害物を軽々と越えながらすらすらと進んで行く、いわゆるパルクールみたいなものをやっていた。

何故目も見えないのに障害物を越えられたかと言うと、すでに悠斗は魔素を見えるようになっていたからだ。魔素を感じることが出来れば、物の形や地形までもが、目を開かずともわかると言うわけだ。

「はーい今日の走りはここまで〜!!」

ベルが少し大きめの声で言うと悠斗はすごい身軽に帰ってきた。

「お姉ちゃんどうしたの?」

「今日は〜、剣の練習をしようと思って〜じゃじゃ〜ん!訓練用の剣を持ってきました〜、相手はこのお姉ちゃんです!、全力で行きます!。」

はい、死にました。走り終わった後に一応剣の練習をしていたが、最初の相手がイノシシを真っ二つにしたお姉ちゃんとやるのか〜

悠斗は、やるしかないのでやることにした。

やるからには、こっちも本気でやらないと、ボコボコな顔になると予想しているので意識をして魔素を感じる。

すると突然後ろからボゥンと鈍い音が聞こえた、地面を蹴った音だろうか?後ろを振り向きながらガードの姿勢をとりつつ意識を集中する。

「ユウトはまだまだだったね〜」

俺が正面を向いている真逆から耳元で囁かれた。

気づいた瞬間には、すでに遅かった。

「ガハ!」

背中に思いっきり膝蹴りをまともに受けた。

息が出来ない。

するとお姉ちゃんが姿が見えないのに耳元で声が聞こえた。

「ここでお勉強をしましょう〜♪。」

これはいわゆる念話と言う魔法か。

すぐに態勢を整えて意識を索敵に集中する。

「魔法はね、生き物の意思から生まれるの。だから何か強い願いや想いを意識すると、魔法が発現する時があるの。良かったら試して見てね♪」

多少体の方も鍛えてたのですぐに膝蹴りの痛みは和らいだが、少し考える。

お姉ちゃん、俺を試してるのか?

俺は、剣を構えながら目をつぶり意識の全てをお姉ちゃんを探すことだけに集中した。

すると剣の刀身が波打ち始め、四方八方に、ガタガタの柱の様なものが飛び出してきた。




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