魔力ゼロの真の勇者

Nero

16話 宿屋にて3


「ここのご飯美味かったね!ずっとここにいたいくらいだよ。」


「ああ、美味かったな。」


翼達は夕食を食べ終わり、部屋に戻ろうとしていた。


食堂で、シャルに食堂で会った時は俺と一緒に寝たいとか言い出すもんだから焦ったぜ。


もちろん全力で断ったけど…


「でも私達には、邪神と魔王の件がありますからね。」


「…うん…邪神大事」


「ああ、討伐…最低でも封印はしないと…それが終わってからな。」


「そうだね。早く邪神討伐しよ!」


終わってから、か…


俺はこの件が終わったらどうなるんだ?…日本に帰れるのか?でも死んでるからな…


あーわっかんね。


…まあ今はこの場所が楽しい。その事は今度エルにでも聞くか。


「翼?どうしたの?」


「ん?ああ、なんでもないよ」


「じゃあ、2人でゆっくりしてね。」


「おやすみなさい。」


「え、ああ、おやすみな。」


「…エリ、サリエル…おやすみ」


俺が色々考えているうちに部屋まで着いてたみたい。


「んで、ほんとに一緒に寝るのか?」


俺はベッドに座りながらそう言った。


「…一緒がいい」


「…俺は床でもいいからレイが1人でベッドに寝てもいいんだぞ。」


「…やだ」


「そ、そうか、……しゃーない、一緒寝るか!」


「…うん」


…とは言ったものの、寝るまで何もすることがない…


「…レイ、またなんか話すか?」


「…もう眠い」


「そ、そうか、じゃあ明日のクエストに備えて今日はもう寝るか。」


「…うん」


2人はベッドに横になり、布団をかけた。もちろん1枚だ。


俺はレイと逆の方を向いた。レイも同じだった。


2人の背中が当たる。


こんなんで寝るわけねぇ…、


胸がドキドキしてる。…まあそうか、こんな事初めてだもな。


「…翼…ありがと…レイと一緒に寝てくれて…嬉しかった…」


…あれ?なんだこの普段のとはまた違う胸がドキドキする感覚。


このシチュエーションのせいか?…



翼は知らなかった。


その感情を…『恋』という感情を。


翼が前世ではそういう体験がなかったから故の話だ。


信じ難い話だが、本当の事だ。


ちなみに、翼がその気持ちに気づくのはまた後の話である。



「お、おう。そうか、なら良かったよ。」


「…翼?どうかしたの?」


「い、いやなんでもないよ。ほ、ほら寝ないと…!」


「…そう、おやすみ…翼」


「うん、おやすみ…」



レイが寝てから少し経った。


はぁ、こんな状況で寝れるわけねぇよな…。


翼はまだ起きていた。


この街にいる間ずっとこれか?明日みんなに言ってみるか。


しかし、
内心レイと寝るのも悪くないと思う翼がいた笑。


その時だった、


翼の視界が変わった。


「これは…」


「やぁ、翼くん」


神界に呼び出された翼の前、そこに絶対神エルがいた。







いや〜、翼くんテンパると可愛いですよね笑。


それに恋した事無いとはね、ピュアなのかな?笑


でも自分はレイ派っすね。やっぱり。これは譲れないですよ。


あとキャラ増えてきたら人気投票でもしたいなぁ。


でも投票してくれる人少なそうだからもっと人気出たらにしますか笑。(←調子乗んな?笑)


最後まで読んでくれた人、ありがとうございます笑




コメント

  • ノベルバユーザー349585

    キャラ投票楽しみですwww

    1
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