チートな俺が異世界で食堂を始めたらもうかったんだが。

Lv1物書き

新しい世界、新しい生活、新しい俺。

俺エリック(なんだかんだ気に入った。)はその後住民登録をしに役所へいった。特に変わったこともなかったが、あるとすればいきなりナイフで当たり前のように指を少し切られたことだ。切られて呆然としていると横にいたクレアが小声で拇印だよ!契約書の端に指を押し付ければいいの!と教えてくれた。この世界ではどうやら判子が広まってないようで、拇印でやっているらしい。まぁそんなことがあってちょっとビックリもしたがなにごともなく今俺はクレアと家に帰宅中である。
クレア「お疲れ様!住民登録できたわね。えっと……あ、次はあなた店の下見よね!すごいわ、もう来る前から全部準備していたんでしょう?楽しみね!いつ行くのかしら?近くの街だから、私も一緒にいくわよ?」ワクワクした様子でクレアがいう。
俺(エリック)「あー。うん、近いうちには行こうと思ってるよ。お言葉に甘えて、クレア案内してくれるかな?いつもお世話になっているね。店が開いたらごちそうするよ。」店も開くことになってるんだよな……すっかり忘れていたが、エリック人生、結構面倒くさそうだ。クレアは楽しみにしてるわ!といって別れた。俺は家に直行しようとしたが、家の前に12歳くらいの少年がいた。
「あ!ここの家の方ですね。貴方様にお手紙です。ポストに入れようとしたのですが、帰宅されたようなので直接渡させていただきますね!では失礼します!」
少年は俺に1枚の手紙を渡すと次の家へといってしまった。
息子、エリックへ?
どうやら、エリックのお父さんからのようだ。手紙を開いてみると、こう書いてあった。

どうだ?新しい生活には慣れたかな?エリック。いや、世界か。秀也。私は君が転生者だということをしっている。私の正体が知りたければ、まず店を開いて繁盛させたなさい。元の世界のレシピを作れば売れるはずだ。あと、金は全てこの封筒の奥のカードに入っている。まぁ、この世界では財布のようなものだ。私が毎回少なくなったらたくさん振り込んでおくから安心して好きなだけつかえばいい。ではまた。

なんなんだ、この手紙は。俺は正直動揺していた。俺が転生者で秀也が本名だと知っている?ということは元の世界の知り合いか?同じ転生者か?ここでどれほどかんがえていでもこの手紙だけでは情報が少なすぎる。どうやら俺は食堂を開く運命のようだ。

その時俺は既に自分が転生したということを信じきっていた。

その日、暗くなり始めたころ俺はドアを叩かれた。とりあえず外にでるとクレアだった。
「いい忘れていたわ!この村は夕食は村のみんな全員で食べることになっているのよ!今日もナットがたくさん狩りをしてきてくれたわ〜!いい匂い。行きましょ!」
俺は言われるがままクレアについていくと村は祭りのような感じになっていた。そこらじゅうでグロクロロブはいかが!とか、ハリヤママコオオカミだよーとかいっている。さっきクレアも狩りといっていたので、この世界は狩りをして食料を得ているのかもしれない。クレアといろいろ歩き回って食べているとどうやらさっきのナットという男がきた。彼は威勢がいい男前の旦那という感じの容姿で活発そうだった。「ようクレア!こっちが新人かい?よう、俺はナットだ。お前狩りをしたことあるのか?おぼっちゃま育ちだったよな。ないか。今度やり方教えてやる、男は1週間に1回は当番で狩りにいくんだぞ、俺は好きだから結構でてるんだけどな。次俺がでるのはー…明後日だな。お前これるか?」
男は面倒見が良さそうな感じだった。親方、的な立場だろうか?俺は別に店に行くのも日にちは決まっていなかったし、1週間に1回の当番なら早めに教えて貰った方がいいだろうと思い明後日にきめた。ナットは笑顔で仲間の方へ戻って行った。クレアはよかったわね。狩り頑張ってといってくれた。この村の料理はあまりおいしくなくて、俺ならもっとうまく調理出来るのに……と思うものがたくさんあった。

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