お互いに好きだけど好きと言えない幼馴染の同居生活

りゅう

撮影





 「みんなでプリ撮ろ」

 りっちゃんさんが提案するとみんな賛成!と言うが、春香とゆいちゃんは不満げな表情が若干含まれていたので、先に春香とゆいちゃんと1人ずつプリクラを撮ることになった。

 「えへへ、りょうくんとプリクラだ〜」

 プリクラの機械に入るとゆいちゃんがめちゃくちゃ距離を詰めて僕の腕をギュッと抱きしめてくる。めっちゃかわいいよぅ。

 そんな感じで撮り終わったプリクラをみんなで確認すると、りょうちゃんデレデレしすぎ!とみんなから言われた。いや、ニヤニヤするな。って言う方が無理だからね。ニヤニヤしちゃうよ。

 「じゃあ、次は春香だね」
 「う、うん…」

 ちょっと緊張しているのか、春香は顔を赤くしながら僕に近づいてきて僕と一緒にプリクラの機械に入る。そっと僕の服の袖を掴んで顔を赤らめながらついてくる春香がめちゃくちゃかわいかった。

 「春香、もうちょっと近づかないと一緒に映らないよ…」
 「え、あ、うん。そ、そう…だよね…ごめんね。な、なんかすごくドキドキしちゃって……りょうちゃんと、プリクラ久しぶりで…な、なんか緊張しちゃって…」

 もうダメだ…かわいすぎるよ。たしかに、春香と2人だけでプリクラ撮るのはめっちゃ久しぶりだけどそんなに緊張しなくていいのに…

 「わ、私も…ゆいちゃんみたいに…ギュッてしていい?」

 かわいすぎる。断れるわけない。あーもう。何?無意識だろうけど、頬を赤くしながら上目遣いでお願いしないでよ。尊すぎるから!

 「うん。いいよ」
 「じゃ、じゃあ…失礼、します……」

 そう言って春香はギュッと僕の腕を抱きしめる。やばい、かわいすぎる。普段なら躊躇いなくギュッと抱きついてきたりするのにこうやって改まって言われるとめっちゃドキドキする。

 そんな感じで僕も春香につられて照れてしまい、完成したプリクラをみんなで確認した時、りょうちゃんも春香ちゃんも顔真っ赤でかわいい。ってみんなにめっちゃ笑われて僕と春香はさらに顔を赤くする。ちなみに、その間もこそっと僕の服の袖を引っ張っていた春香が最高にかわいかった。

 「じゃあ、次はみんなで撮ろう」

 りっちゃんさんにそう言われてみんなでプリクラの機械に入る。6人で入るとかなりきつかったけどなんとかみんなでプリクラを撮ることができた。

 完成したプリクラをみんなで確認すると、男が僕しかいなくてみんなからめっちゃハーレムじゃん。とかこんなかわいい女の子いっぱい引き連れていいご身分だね。とか散々揶揄われた。







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