完全無敵!やる気が無さすぎる勇者の物語
第四章 全てを支配した男はやりたい放題する
あれから3年、国王となった俺は、絶望しか残らない王国の一番良かった記憶と全ての国民、全ての従者が絶望に落ちる前の記憶を全てを現在に引っ張り出し、絶望に満ちた王国の記憶は全て消した。
ただ……俺の前にいた前国王だけ一般市民という階級に落とした上で、全てを作り直した。
理由は、やる事が無くなったからだ。絶望に満ちた王国?んなところに約2年も過ごしてたんだぜ?
普通の奴なら頭がおかしくなると思う。ま、俺はそうした張本人だから、全く平気だったけどな。
さて、一般市民に落とした前国王だが、元国王だったという過去があるせいか、『俺以外』とは従者と、とても仲が良い。
勿論、その息子と息子の兄弟とはとても強い絆がある。
そして現国王になった俺に対する従者の気持ちは、まるで前の国王なんて居なかった、最上というこの俺が元からずっと国王だったかの様に、普通に慕う。
しかし、レグルス、アリア、オネストの三兄姉のみ、その記憶はそのまんまに。ただこれ以上の支配をするつもりは無いと約束している。だって飽きたもん。
んで、俺はこれから何をするって?それはもう決めてある。
魔王になる!
そして、俺と同じような転生者を呼ぶ。チートでも何でも来いや。俺にそのチートは効かねえ……。どんな奴が来るかは来てのお楽しみだが、俺の気がすむまで弄んでやる。
ま、国王兼魔王って言っても既になってるんだけどな。チートを無効に出来るチート以外に、世界をも一撃で吹っ飛ばせる者を魔王と呼ぶ以外に何がある?
色々と準備して2時間後・・・・・
「最上……もう支配しないと約束はしたもの、こんな巨大な魔法陣を描いて何をするつもりなんだい?」
「聞いても分からないけど、聞いて驚け。これから、俺と同じ様な人間が召喚される。と思う……。だから召喚されたら、一人か複数か分からないけど、複数なら最も強そうなやつを勇者と讃えろ」
「……勇者……?いつから魔王なんて話は聞いた事が無いが……」
「シーッ、魔王は俺のつもりだからそこんとこ宜しく別に敵国が潰れようが、お前らには関係ねぇだろ?安心しろ、戦争なんざ仕掛けられようが、俺がいるからな……」
「……はぁ……分かったよ」
すると、漸く魔法陣が強く妖しく光り始め、そこから、まさかの……。
多数転生!あれだ!最近流行ってるクラス転生って奴!あー面白そう……。
「なんだ……!?何が起きたんだ!?」
ザワザワザワ・・・
さぁ、お約束のセリフでも吐こうか……。
「皆の者静まれ!…………うし。早速だか魔王を倒せぇい……」
「……あの、いや、マジで話速すぎて飲み込めないんだけど……」
そりゃそうだよな。前置きすら何にもやってねぇもん。こんなんで納得出来る奴いたら、そりゃもう転生に慣れた奴だけだろうな。
「……っち……良いから魔王倒せって言ってんだよ!あぁ?小説みてぇに前置き欲しいってか?なんなら用意してやるよ……」
「出来ればお願いしたい」
「んー、とりあえず魔王の軍勢(俺の分身)が国を蝕んで来てるから……それを統治してる魔王を倒せ……かなぁ?」
「かなぁ?って相当曖昧だな……」
俺はさっきからタメ口の勇者であろう奴が気に入らないので、レグルスと一瞬アイコンタクトを、し『言え』と命令する。
「……おい!さっきからその口はなんだ!この方は王となる者だぞ!口の利き方を考えろ!……これで良いのかい?」
上出来だ。それでも煩かったら、軽く王の威光でも使ってやるか。
「ふ、ふざけるな!いきなり変な所連れて来られて、魔王を倒せだと!?冗談をッ……言うのも……いいか……」
『王の威光』!
黙るのはてめぇの方だ。訓練くらいさせてやるから、黙って魔王を倒せええ!!
数時間後・・・・・・・・・・・・
転生に来た人数は全員で25人。そのうち、多数転生あるあるの主人公たる人物の周りにまとわりつく人間が勇者含めて5人。
因みに勇者はさっき叫んでた奴ではなく、これまたあるあるの、リーダーシップが強く、頭の利いた、優等生くんが勇者になったっぽい。
その勇者はとあるタイミングで決まったセリフを吐く。
『さて、この中に勇者はいるかね?』
『俺です』
いや俺です。じゃねえよ!優等生くんはどこまで馬鹿なんだ?ちょっとは自分が勇者である事を隠し、その力を後から覚醒させるとか思いつかねぇの?
ま、俺の時は、勇者を断ったら処刑されそうになったからな。俺が言える事では無いが……。
んで、今回もステータスって概念があって、それはそれで、俺に叫んでたあの男がクラスの中で一番強かった……いやぁどう言う経緯で転生したか知らんけど、俺よりは弱い。だが、クラスの中でずば抜けて化け物級だった……そのステータスを見せてやろう。
名前:神威 源六
年齢:19
身長:185cm
体重:65kg
性格:元気いっぱいのムードメーカー。侍、刀が大好き。
武器:愚煉ノ大太刀
Lv:???
体力:???
耐久:???
魔力:???
俊敏:???
幸運:???
スキル:
煉獄の地
愚王の眼光
霊界より来たりし憎悪の魂
戦慄なる戦場
必殺:
我が刃は風なり
過ぎ去りし嵐
無の咆哮
雅神の解放
…………んー強いのかよくわからねねぇけど、こいつぜってえ呪われてる。
いやこのステータスをみた本人も隠してたしねぇ……。
『霊界より来たりし憎悪の魂』
って何だよ……不穏な気しかしないんだけど……。ま、俺にチートは効かねえし?弱い弱い……と思う。
それでは、これから一週間訓練してもらおう。待遇?勇者?まぁ、俺を超えられるんなら少しは自由にしてやっても良いがな。
一週間後・・・・・・・・・・・・
「はいはい良く頑張ったねーみんなこれから冒険に行くには、十分なレベルになった様だ。つべこべ言わずにさっさと行けえ!」
「は、はい……」
「あと、アレだ。これから近くの村に魔物大軍が来るって話し聞いてるから、必死でも村を守る様に!」
ま、それをやるの俺なんだけど……。
ただ……俺の前にいた前国王だけ一般市民という階級に落とした上で、全てを作り直した。
理由は、やる事が無くなったからだ。絶望に満ちた王国?んなところに約2年も過ごしてたんだぜ?
普通の奴なら頭がおかしくなると思う。ま、俺はそうした張本人だから、全く平気だったけどな。
さて、一般市民に落とした前国王だが、元国王だったという過去があるせいか、『俺以外』とは従者と、とても仲が良い。
勿論、その息子と息子の兄弟とはとても強い絆がある。
そして現国王になった俺に対する従者の気持ちは、まるで前の国王なんて居なかった、最上というこの俺が元からずっと国王だったかの様に、普通に慕う。
しかし、レグルス、アリア、オネストの三兄姉のみ、その記憶はそのまんまに。ただこれ以上の支配をするつもりは無いと約束している。だって飽きたもん。
んで、俺はこれから何をするって?それはもう決めてある。
魔王になる!
そして、俺と同じような転生者を呼ぶ。チートでも何でも来いや。俺にそのチートは効かねえ……。どんな奴が来るかは来てのお楽しみだが、俺の気がすむまで弄んでやる。
ま、国王兼魔王って言っても既になってるんだけどな。チートを無効に出来るチート以外に、世界をも一撃で吹っ飛ばせる者を魔王と呼ぶ以外に何がある?
色々と準備して2時間後・・・・・
「最上……もう支配しないと約束はしたもの、こんな巨大な魔法陣を描いて何をするつもりなんだい?」
「聞いても分からないけど、聞いて驚け。これから、俺と同じ様な人間が召喚される。と思う……。だから召喚されたら、一人か複数か分からないけど、複数なら最も強そうなやつを勇者と讃えろ」
「……勇者……?いつから魔王なんて話は聞いた事が無いが……」
「シーッ、魔王は俺のつもりだからそこんとこ宜しく別に敵国が潰れようが、お前らには関係ねぇだろ?安心しろ、戦争なんざ仕掛けられようが、俺がいるからな……」
「……はぁ……分かったよ」
すると、漸く魔法陣が強く妖しく光り始め、そこから、まさかの……。
多数転生!あれだ!最近流行ってるクラス転生って奴!あー面白そう……。
「なんだ……!?何が起きたんだ!?」
ザワザワザワ・・・
さぁ、お約束のセリフでも吐こうか……。
「皆の者静まれ!…………うし。早速だか魔王を倒せぇい……」
「……あの、いや、マジで話速すぎて飲み込めないんだけど……」
そりゃそうだよな。前置きすら何にもやってねぇもん。こんなんで納得出来る奴いたら、そりゃもう転生に慣れた奴だけだろうな。
「……っち……良いから魔王倒せって言ってんだよ!あぁ?小説みてぇに前置き欲しいってか?なんなら用意してやるよ……」
「出来ればお願いしたい」
「んー、とりあえず魔王の軍勢(俺の分身)が国を蝕んで来てるから……それを統治してる魔王を倒せ……かなぁ?」
「かなぁ?って相当曖昧だな……」
俺はさっきからタメ口の勇者であろう奴が気に入らないので、レグルスと一瞬アイコンタクトを、し『言え』と命令する。
「……おい!さっきからその口はなんだ!この方は王となる者だぞ!口の利き方を考えろ!……これで良いのかい?」
上出来だ。それでも煩かったら、軽く王の威光でも使ってやるか。
「ふ、ふざけるな!いきなり変な所連れて来られて、魔王を倒せだと!?冗談をッ……言うのも……いいか……」
『王の威光』!
黙るのはてめぇの方だ。訓練くらいさせてやるから、黙って魔王を倒せええ!!
数時間後・・・・・・・・・・・・
転生に来た人数は全員で25人。そのうち、多数転生あるあるの主人公たる人物の周りにまとわりつく人間が勇者含めて5人。
因みに勇者はさっき叫んでた奴ではなく、これまたあるあるの、リーダーシップが強く、頭の利いた、優等生くんが勇者になったっぽい。
その勇者はとあるタイミングで決まったセリフを吐く。
『さて、この中に勇者はいるかね?』
『俺です』
いや俺です。じゃねえよ!優等生くんはどこまで馬鹿なんだ?ちょっとは自分が勇者である事を隠し、その力を後から覚醒させるとか思いつかねぇの?
ま、俺の時は、勇者を断ったら処刑されそうになったからな。俺が言える事では無いが……。
んで、今回もステータスって概念があって、それはそれで、俺に叫んでたあの男がクラスの中で一番強かった……いやぁどう言う経緯で転生したか知らんけど、俺よりは弱い。だが、クラスの中でずば抜けて化け物級だった……そのステータスを見せてやろう。
名前:神威 源六
年齢:19
身長:185cm
体重:65kg
性格:元気いっぱいのムードメーカー。侍、刀が大好き。
武器:愚煉ノ大太刀
Lv:???
体力:???
耐久:???
魔力:???
俊敏:???
幸運:???
スキル:
煉獄の地
愚王の眼光
霊界より来たりし憎悪の魂
戦慄なる戦場
必殺:
我が刃は風なり
過ぎ去りし嵐
無の咆哮
雅神の解放
…………んー強いのかよくわからねねぇけど、こいつぜってえ呪われてる。
いやこのステータスをみた本人も隠してたしねぇ……。
『霊界より来たりし憎悪の魂』
って何だよ……不穏な気しかしないんだけど……。ま、俺にチートは効かねえし?弱い弱い……と思う。
それでは、これから一週間訓練してもらおう。待遇?勇者?まぁ、俺を超えられるんなら少しは自由にしてやっても良いがな。
一週間後・・・・・・・・・・・・
「はいはい良く頑張ったねーみんなこれから冒険に行くには、十分なレベルになった様だ。つべこべ言わずにさっさと行けえ!」
「は、はい……」
「あと、アレだ。これから近くの村に魔物大軍が来るって話し聞いてるから、必死でも村を守る様に!」
ま、それをやるの俺なんだけど……。
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