天使と悪魔が婚約者になったら。

桐ケ谷アリス

プロローグ

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春香との出会い。

俺は私立ARMS学園の1年生。4人家族なのだが、両親は共働きなので家に帰ってくるのが深夜を回っておりなかなか会話の機会が無い。姉はアメリカに留学中。
なので基本家では一人なことが多い。
別にこれといって特技があるわけでは無い。
だが好きなものはある。まあ誰でも好きなことはあると思う。俺が好きなのはライトノベル(ラノベ)
まあ世間一般ではオタクと言われるやつ。
 だがそんなどこにでもいる一般の少年に、全世界の男子が恨めしく思うことになったのだ。
 俺はいつものように何のかわりの無い日を過ごそうとしていた、ここで俺の人生は普通という名の原点からリア充という名の頂点まで這い上がってしまった。
「ピンポーン」いつもならコーヒーを飲んでいる時間だ。だが「はーい」俺は玄関に向かった、「宅配便かな?」俺はドア越しに「どうぞ」と気前良くそう言ってみた、だか結局
返事は帰ってこない。思いきって玄関を開けてみると、すぐ目に飛び込んできた。
それは、見たことの無いような大きさの箱が家の前におかれてあった。その場には、もう箱しかおかれてなく、人も誰もいない。
宛先を見てみると確かに家の宛先になっている。だが俺はこんな大きな物を注文したした覚えが無い。 とりあえず家に入れたほうがいいだろう。俺はそう思い箱を持ち上げようとしたその時。「重っも、こんなの持ち上げられねいよ」。『誰が重いのよ』箱の中から女性らしき声が聞こえた。いやそんなわけがない。箱を開けてみるか、俺はそう思って箱を開けようとしたその時。
『初めまして黒崎 篠さん』
この箱の中から一人の女性が出てきた。俺はこの瞬間、何がおきているのか解らなかった。俺は今どうしようもない状況に落ちいってしまった。



なんという事だろう俺の目の前には背は少し低いがとても出来たスタイルの美少女が立っているではないか。すると彼女は俺にこう言った、『今日からお世話になります』と確かに彼女は俺にそう言った。いやあまりの同様に、幻聴が聞こえて・・・。そう聞こえていただけか。俺は一人で解釈していた。
いや、待てよ。えっ君はぁぁぁぁあいったい誰なんだ。俺は緊張と混乱で思考が停止する寸前まできていた。すると彼女が『だからさっきも言ったとうり、今日からこのお家でお世話になる者です。』
「俺はいったい疲れてるのか」最近夜も遅かったし、そうだ疲れているんだ」。
さっきから何を一人でブツブツと一人でしゃべってるのですか。・・・
てことは俺はこの美少女と暮らす・・・・・
「ビクトリーーーーー」どどどうしたの。
てことは、俺がこの美少女と生活ができる。
お父さん、お母さん産んでくれて本当に本当にありがとう。
よく言ってる事は解らないけど、お互いに頬が揺るんだことだし。
取り敢えずどうぞ、入ってください。
俺は仮にも紳士のように彼女を招き入れた。
お互いの空気はぎこちなく、少しの間のはずが俺には凄く長く感じられた。『あの・・』
不意に彼女から話しかけてきた。「え・・」
やはり会話もぎこちない。俺は自分が何をしているのか解らなくなってきた。すると、ここは男黒崎 篠としてエスコートすることにした。 「どうぞそこに座って下さい。」
俺は緊張しつつ勇気を振り絞ってそう言った次の瞬間、『ありがとうございます。』と、
静かだったが俺には確かにそう聞こえた。
すると彼女は少し躊躇しつつ、ソファーに腰を下ろした。彼女が座るところを見て、俺はお客様が来たときにだす紅茶を思いだした。
俺はお茶でも飲みながら話せば、このぎこちない感じが消える。そう考えた。「少し待ってください。」俺はそう彼女に伝え、部屋
から出ていった。




『うぅぅぅっ、緊張した。』って何で私が緊張してるのよ。やっぱり戻ろうかな。
でも、でも、今引き返したら・・・・。
自分が後悔する。篠さんも思っていたより優しそうな人だったし。『あぁぁぁぁ、もうどうしよう・・』。私は自分の感情がバグってしまっていると、分かっていた。でも私がこの世界に転生された理由だから。
『あぁぁぁぁもうどうしたら?』。
「あのぉ、どうしたの?」俺はさっきまでしなやかだった彼女がここまでの解放している姿が珍しくつい、目を奪われた。
『どどどどどどうしよう』あってすぐに
こんな姿を見られてしまった。(終わった)。
どうしたら?涙。すると、「あの、横に座ってもいいですか?」俺はこの状況を何となく理解してそう答えた。俺は自分から積極的に動いてみた。「どうぞ」俺はそう言ってさきほどのお茶をだした。すると彼女は恐る恐るとお茶を飲んでいた。だが俺にはお茶を飲んでいるだけ、その姿が世界一美しく見てた。





見とれていると、『あの・・』彼女はそう言って俺をみた。その瞬間初めて目があった。だが俺には彼女と目をあわせるだけでも心拍数が上がり、もうどうにかなりそうだった。




『あともう一人・・・』。「えっ」不意に謎の発言をし始めた彼女に呆気に取られた。
少し話せるようになった。そう思っていたのは俺だけだったようだ。「あともう一人って?」。俺は舞い上がるこの気持ちをおさえそう彼女に質問した。すると彼女は、『あともう一人私の妹が・・・』。彼女はそう言って目をそらした。つまりはもう一人俺の家に・・・。俺は顔には出さないが、心の中では、これほどない幸せを感じている。




「カチャン」玄関の方からドアのあく音が聞こえた。俺はとっさに玄関へと向かった。

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