玲奈の異世界干渉記

はるもね

2話 学園

館に戻った玲奈達は 学園に行く準備をする

「入学試験はないんだっけ?」

「うん 入学試験はないけど クラス分け試験はあるみたい」

「レーナと一緒のクラスになれるかなぁ」

「そこは大丈夫だと思うよ たぶん私に合わせたクラスにアーリーも分けられると思う」

「それなら安心だね」

「それに アーリーがんばってるし 大丈夫だと思う」

「ありがとう レーナに言われたらそんな気がしてきた」

そしてそれから しばらくたち 玲奈達のクラス分け試験が行われる日になった

場所はクラス分けが行われる学園の一室

玲奈は 一番前の廊下側に すわっており よこの席に アーリーが座っている

他の席にすでに学生は座っており 教師らしきひとがすでに 前に立っている

「いまから クラス分け試験を行います 

クラスは試験で割り振りますが 学力のみでなく体力 魔力でも割り振られます

また従者として 入学したものは 主の成績によってクラスも分けられますが

従者としての成績として残りますので 試験を受ける意味がないということはありません

それでは 試験を配りますがもらってもまだ裏向けたまま置いておいてください

開始の合図と共に裏返してください」

全員に試験が配られる

「それでは 開始」

試験が始まった

ここで補足しておこう

試験は午前午後と分かれており 午前は筆記 午後は実技になっている

また 従者は 同い年でなければ 同じクラス 同じ学年にはなれない

年齢が違う場合従者は登録できるが 学園が始まってからはクラスが別となる

授業中において 従者と主はその場合は 離されることになる

玲奈が受けている試験の内容は 小学生が中学受験をするような内容であるが

教育がまだ完全にいき届いていない世界なので 玲奈にとっては簡単に感じるものばかりであった

実技試験においても玲奈にとっては簡単なものが多かった

「それでは 7日後にまた 学園に皆様お越しください その際に クラス分け表がありますので

そちらを確認し 各クラスへと入室してください 本日はお疲れ様でした」

そしてその日の試験は無事終了した

玲奈とアーリーは Aクラスに振り分けられていた A~Fクラスが標準で1学年にクラスは6つある

が年によって例外が発生し そのときは7つになる その場合クラスはGクラスが追加されるのではなく

Sクラスという特別クラスが発行される

そのSクラスは年齢がばらばらで基本的に平民でも貴族でもない立場のものが所属するとの事であった

周期などもきまっていないらしく 前回Sクラスが発行されてからすでに10年たつが 

あらたなSクラスの発行は行われていないとの事だった


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