玲奈の異世界干渉記

はるもね

プロローグ

あれから2年が過ぎた 玲奈は地球では高校3年生に こちらでは12歳になっていた

場所はカーティアの町の館で王様が止まるときに使う部屋である

部屋の中にいるのは 玲奈とアーリー 王様 と執事とメイドたちであった

メイドは一人は後ろで待機しており 何人かは お茶の用意をしている

王様が口を開く

「レーナももうすぐ入学だな レーナの頼みで王族として入学はしないということだったので

ヴァネラルという新興貴族の家名を用意した 実際にはヴァネラルという貴族はいない

なのでそれを大いに利用するといい アーリーの件はレーナが好きなようにするといい

一応学園長には レーナ付き貴族の娘の従者として登録してある 家名はリープスであり

カーティアの町の門番長もリープスという家名を与え準男爵としての地位を与えた

レーナの件は 学園の校長には知らせてはいない 理事長は知っておるがな

理事長には知らせておいたほうが言いという判断だ」

「わかりました 私はレーナ・フォン・ヴァネラルと名乗るということ

アーリーはアーリー。フォン・リープスと名乗ればばよろしいのですね」

「うむ そういうことだ」

「学園は 寮と通い どちらでも可能であるが レーナ達はここからの通いで申請してある

学園まではここから馬車を使うといい」

「ありがとうございます お祖父様」

「学園で一緒になるクリフであるが 王家からの通いになっておる

レーナを見かけたらたぶん声をかけに行くと思うが 無碍にはしないでやってくれ

一応家族としては接触してはならんと言ってあるが 納得はできてないようだった

まあ一度クリフをここにつれてくるから話をしてみてくれると助かる」

「はい わかりました お祖父様」

「それでは明日 クリフを伴ってくるのでよろしくな」

「はい お祖父様」

王様との会話を終え玲奈とアーリーは部屋を出る 玲奈達は廊下を歩きながら二人で会話をする

「レーナ よかったの?私の家 貴族になっちゃったけど」

「うん お祖父様が判断なされたのだから いいと思う

でもやっかみとかあるかもしれないから 気をつけるように家族には言っておいたほうが良いかも」

「うん 今から一緒に行く?」

「そうだね しばらくアーリーの家にいけてなかったし 行って見ようか」

「うん」

玲奈はすれ違ったメイドに声をかける

「えっと エイミーだっけ?」

「はい レーナ様 エイミーです」

「えっと 私たちいまから アーリーの家に行くので メイド長と執事に伝えておいてもらえます?」

「馬車の手配をしますので 少しお待ちいただけますか?」

「えっと歩いていく予定なんだけど」

「だめです レーナ様 すぐ手配しますのでお部屋か玄関ホールでお待ちください」

「はーい」

「では 失礼しますね」

メイドのエイミーは 頭を下げた後 急いで歩いていった

「アーリーしょうがないか」

「そうだね でもレーナ いい加減 メイドに伝えたら 歩いて行くって無理って思わないと」

「まあ 伝えるたびに 馬車使えっていわれてるしねぇ」

「護衛の問題もあるし 歩くのは隠密のときだけかなぁ」

「そうだね 隠密で行くなら歩けるかなぁ」

玲奈達は会話しながら玄関ホールまでやってくる

御者がそこには一人いる

「レーナ様 お出かけとの事で今馬車を用意しますのでお待ちください」

そういうと御者は いそいで出て行く

そしてしばらくすると御者が戻ってくる

「準備できましたので 馬車にお乗りください」

「はーい」

レーナ達は玄関からでて 馬車に乗る

そしてアーリーの家に向かって馬車はゆっくりと走り出した



日曜日 更新予定です

よろしくお願いします

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