１０話　ホムンクルス　その１

玲奈の作った店舗も軌道に乗りある程度の時間が経過していた


玲奈の妖精視のスキルレベルもあがっていた


クリエイティブアルター　デクリエイティブアルターのスキルもあがりＬＶ３になっていた


人形操作のレベルも３になっていた


さっそくさんごと相談をして　人形つくりに挑戦する玲奈であった


クリエイティブアルターのスキルは　材料を使用してスキルの使用者が思うものを作成するスキルである


ＬＶ１では　形状の変化と構成の変化　魔力による構築


ＬＶ２では　ＬＶ１に加え　スキル使用者のイメージを読み取り　それに近いものを作成する
　　　　　　ＢＰを材料にスキルやマジックに変換する


ＬＶ３では　生物の変形　操作　が可能になる


ＬＶ４では　ＬＶ３までの内容を瞬時に行えるようになる


ＬＶ５では　生物の作成　が可能になる


玲奈は現在ＬＶ３であり　自身の身代わり人形を作成を目的にしている


玲奈がさんごにたずねる


「まずやらなきゃいけないことは？」


「そうですね　クリエイティブアルターのレベルが３ですので　まだ生物の作成はできません


そこで　考えられる手段としては２つあります


１つは　人形を作成し　そこに生物の魂をいれ　定着させ　身代わりとする方法


もう１つは　生物を捕らえ　変形　変性し　身代わりの作成をおこなうということです


前者のほうでは　魂を一度手に入れるため　相手を殺す必要があります


そして人形にその魂を材料として導入するという形になるので　玲奈様と同じ人格にはなりません


こちらが俗に言われる　ホムンクルス作成という手段です


見た目にこだわる場合は　人形でなく　髪の毛などから　クローンを培養し


人型まで育てた後　魂の中身を定着させることで　完璧な見た目はトレースできます


後者のほうでは　スキル使用者の魔力を相手の魂に直接働きかけ　魂の形を玲奈様と同じ形にし


魔力によって　調整し統合します」


「うーん　両方とも　あんだが　人間をもう超えてるような気がしてならないんだけど


魔力によって　ホムンクルスの中身とかは作れないの？」


「可能であるといえば可能ですが　人格がどのようなものになるか判断がつきません」


「まあ　やってみるしかないかな」


「ではホムンクルスの材料を集めないといけませんね


マンドラゴラの根　生命の雫　黒水晶　作成人物のＤＮＡ（髪の毛など）が必要です


素材はどうされますか？　集めるのであればお手伝いいたしますが」


「魔力で代用と　あつめられるものは　さんごのほうであつめてくれると　ありがたいかも」


「わかりました　難易度の高い　生命の雫を取得してきますので


他のものを　スキルで作成してください　あつまりましたら　戻ってまいります」


さんごはそういい　姿を消した


「まず　アーリーのホムンクルスからつくってみるかなぁ


わたしたち二人　いつもいっしょにいるから　片方だけ作ってもばれちゃうからね


あとアーリーにも戦闘用のスキル覚えてもらわないといけないかなぁ


まあとりあえず　ホムンクルスからかなぁ」