玲奈の異世界干渉記

はるもね

17話 スキルの一部

玲奈はあてがわれた自室に戻った


夕食も終わり 後は特に予定はない 初日ということもあって王が部屋にやってくることもない


寝る準備を済ませるため メイドにつれられて入浴した


王城には普通に大きな浴室があった


自由に使って良いとのことで メイドたちが玲奈の世話を焼こうとしたが


丁寧に断り 自分だけで入浴を済ませた


自室に戻り 寝巻きに着替える


(こっちの世界に来て まだ2日目なんだけど・・・いろいろ驚きすぎてつかれた・・・


それでもまだ確認しないといけないことがあるのよね・・・・)


玲奈は考える


妖精視のスキルはなんとなく理解したつもりでいる


他の2つはどんなスキルなんだろうか?


クリエイティブアルター と唱えてみる


脳裏にいくつかの模様が現れる


何気なくそのひとつを指定してみる 指定した模様は 雫の形をしていた


脳裏に文字が浮かび上がる


”材料を指定してください”


”空間指定 魔力指定 自動指定”


空間指定を選んでみる


”始点 中点 終点 ”


始点を選ぶ すると空間に矢印みたいなものが浮かぶ


決定と思うと 始点が灰色に変わる


中点を選ぶと 始点を選んだときと同じような矢印が浮かぶ


始点の位置から少しずらして決定と思うと


中点が灰色に変わるが 中点と終点の合間に 中点 が新しく表示された


終点を選ぶと やはり矢印が表示される


すこしずらして決定と思う と


”空間が指定されましたが 材料になるものが見つかりませんでした


もう一度 選択をやり直してください”


と 頭に文字が浮かんだ


そしてしばらくすると


”材料を指定してください”


”空間指定 魔力指定 自動指定”


と頭に文字が浮かんだ


魔力指定を選んでみる


”いくら消費しますか? MAX30です”


と文字が変わる1と思うと 何かが体から吸われたような気がした


”材料が指定されました 実行します”と脳裏の表示された


そして空中に水玉がほんのすこしできあがって 床に落ちる


最初もようだと思っていたものは どうやら水のもようだったらしい


玲奈は次に デクリエイティブアルターと唱えてみる


”対象を指定してください”


と 脳裏に表示され矢印が空中に表示される


さきほど床をぬらした水を指定してみる


先ほどと同じく体から何かが抜けていく


”対象が指定されました 実行します”


床はそのままだったが 落下してぬらしたはずの水が消える


玲奈は実験を繰り返す


結果わかった事は クリエイティブアルター は 物を作成することができる 材料は魔力で代用可能
         魔力でなく存在しているものでも可能


         デクリエイティブアルターは ものを消すことができる 
         ただし大きいものほど魔力が必要


結局玲奈は精神力がなくなるまでスキルを使ってしまって 気絶する形でその日は終えてしまった


朝起きると 玲奈は玲奈の部屋で目が覚めていた


クリエイティブアルターとデクリエイティブアルターを使ってみようとしたが何もおこらなかった


結局その日は 玲奈は普通に学校に行き 授業を受け 家に帰ってきたのであった





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