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玲奈の異世界干渉記

はるもね

5話 スキルと出会い

さんごは玲奈がステータスを確認した状態で続ける


「今はスキルレベルが低いので 他の項目が見えませんがスキルを使用する回数によって


スキルのレベルが上がってくれば 他の項目も見ることができるようになります


妖精視は いわば世界の隠された情報を見るためのスキルと思ってください


人に向ければ人の情報を 魔物に向ければ魔物の情報を確認できるはずです」


さんごはそう説明しながら急に俯く


「・・・はい・・・はい・・・わかりました」


さんごはそうつぶやくと玲奈に向かい


「すいません このまま玲奈様についていく予定でしたがイレギュラーが発生したため


すこし離脱します のちほど合流しますので玲奈様はお好きになさってください」


さんごはそういい残すと 玲奈に一礼をして姿を消してしまった


「まだ聞きたいことがあったのに・・・ まあ後で合流するって言ってるから


後で聞けばいいかな・・・ で どうしよう?」


玲奈はそう一人ごちるが すでにさんごはいなくなっており返事はなかった


ふと玲奈は自分の服に視線を落とすと


(あ わたしパジャマのままだ・・・ 保護するなら服も変えてくれればよかったのに


これじゃ目立つきがするなぁ ・・・ あれ視線も少し低い? 


といっても着替えも鏡もなさそうだし 町に行くしかないかなぁ)


玲奈は気がついていなかったが 16歳の姿ではなく10歳の姿になっていた


玲奈が町の入り口に向かおうとしたところで


森のほうから 悲鳴らしき声が聞こえてきた


(何か子供の悲鳴っぽいのが聞こえたような)


玲奈は町へ歩きかけていた方向を変え森のほうに走り出す


森の中に入ると 少し離れた場所からはっきりと声が聞こえてくる


「こっちにこないで」


「ぐぎゃ ぐぎゃ」


玲奈が声の主を見つけると 少女が二人と緑色の肌をした角のはえた子供っぽい者を見つけた


少女のうち一人が緑色の肌をした者に 木の枝を向けて 威嚇している


玲奈は少女たちの後ろから 緑色の肌をした者にむけて手をかざすと


「マナを力にわが敵を討ち滅ぼせ エネルギーボルト」


詠唱をする 玲奈の手先からエネルギーの塊が飛び出し 緑色の肌の者にぶつかる


「ぐぎゃー」


緑色の肌をした者は それをくらうとそこに倒れる


玲奈は少女たちに近づくと「大丈夫? あれが襲ってきたでいいのよね?」


と緑色の肌をした倒れた者を指差しながら尋ねる


少女の一人が「ありがとうございます このへんにはいないはずのゴブリンが襲ってきたんです」


と状況を説明してくれる


「あれがゴブリンって言うのかぁ あれってよく人を襲うの?」


玲奈が尋ねると


「いえ ゴブリンは比較的弱い魔物で単体ではあまり襲ってこないんですが集団になると襲ってきます


 今回は単体だったので襲ってこないかと思ってたのですが じわりじわりと近づいてきたので


逃げようとしたのですが このとおり妹もいるので 逃げ切れなくて・・。」


「そうなんだ」


玲奈と少女が会話していると 倒れたゴブリンが起き上がる


玲奈は少女二人の前に立って ゴブリンに向けて手をかざす


「ぐぎゃ ぐぎゃ (まってくれ そっちのこがおいらの果物を持っていったからかえしてほしいんだよ)」


「え? ・・」


玲奈は少女を見ると妹らしき女の子が大きな果物を抱えている


「その果物は?」


玲奈が妹の少女に声を掛けると


「そこの草むらに落ちてたから拾ったの でも歯型がついてるの」


玲奈は 果物を指差しながらゴブリンに向かって尋ねる


「これあなたのなの?」


「ぐぎゃ ぐぎゃ(うん おいらが木の上でかじってて バランスを崩して落ちたときに転がってったんだ)」


「う~ん ちょっとまって」


玲奈はゴブリンにそういうと ポカーンとしていた少女二人に声を掛けなおす


「えっと その歯型って そのゴブリンのものっぽいんだけど その果物はどうしたいかな?」


妹が「これって ゴブリンさんのなの?」 と返してきたので


玲奈は「うん そうみたい」


妹がゴブリンにむかって 「じゃあこれかえすね」 といって果物を差し出すと


ゴブリンがそれをうけとると


「ぐぎゃ ぐぎゃ(ありがとな おいらはかえるよ)」


といって森の奥に帰っていく


ゴブリンの姿が完全に見えなくなったところで 姉が玲奈に


「ありがとうね でもあなたゴブリンの言葉がわかるの?」


「なんとなく わかったきがしただけ」


と玲奈はそうごまかす


「お礼がしたいから うちの家に来てくれる?」


玲奈はそれに乗ることにした





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