ゲームそっくりの異世界でチート級に強いけど楽しく暮らしたい

レイ

プロローグ

「ここどこ?」
朝日の乾いた空気が頬を撫でる。周りを見るも目に映るのは鬱蒼うっそうと茂る木々ばかり。(実際にイオンに匂いはないが)マイナスイオンの良い匂いがする。
自分の状況が整理できていない。取り敢えず昨日のことを振り返ってみる。

何気ないいつもと同じ朝を迎える。カーテンからの日の光が少し眩しい。ベッドから出てカーテンを開けて部屋を出た。
私より10こくらい年上の(私は17歳)兄の部屋が少し開いているので中を覗くとパソコンに向かって何やら打ち込んでいた。兄は控えめに言って天才だと思う。中高で成績優秀、顔もまぁイケメンとまでは言わなくても良い方だと思う。でも、高校は途中でやめてコンピューター関係の勉強を1人でやって下準備をして1年くらい前に、MMORPG「ANOTHER WORLD」をたった1人で作り出し、高すぎるくらいの自由度により今では超人気ゲームとなった。会社と契約して売り出してもらっているものの運営は私と兄の1人だけ。だけど、実を言うと人工知能を10個ほど使っているので2人だけとは言えない気がする。それでも普通なら手が回るはずはないけれどしっかり運営できていることこそが私が兄を天才という理由だったりする。兄はテレビに出たりしていたが私は軽度のコミュ症なので出ていない。
私は兄に勧められて漫画やアニメ、ゲームなどを色々見ており「ANOTHER WORLD」もプレーしている。来年から最近新たに登場したVRなるものを使った「ANOTHER WORLD VRMMO版」も発売される予定で楽しみにしているところなのだ。試験運用は兄が1人でやってβテストも行われたらしい(私には、発売するときに渡すから今はダメとやらせてくれなかった)。知らなかったとはいえ応募くらいしたかったと思ったのは記憶に新しい。
ちなみにここまで兄語りができることで分かると思うが兄とは仲が良い。ブラコン、シスコンと言われようとも気にはしない。しないったらしないのだ。
兄の部屋を通り過ぎた私は1階に降りて朝食をとりそのまま学校に行く。家に帰ったら「ANOTHER WORLD」を始める。勉強なんて授業を聞いていれば問題ない。この辺は兄と同じく天才なのかもしれないと思う事もあるけどそれだけ。10時ごろに夜ご飯を食べ、お風呂に入って兄の手伝いをする。終わった頃には1時をまわっておりそのままベッドに入って寝たはずなんだけど...
目が覚めた時には鬱蒼と茂る森に中...つまり今に至るというわけだ。

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