転生バーテンは生き残る
32話
 まあ身分を保証できるものは何もない。なんせ全く違う世界から来た可能性大なんだから。保証できない分身元調査は必要なのだろう。おそらくこれを突破できなければ冒険者にもなれないし、身分がなければ就職も不可能だろう。
「え、えっと、正直自分でもよく分からないんです。大陸東の島国で生活していたんですが、3日前に朝歩いていると突然景色が森に変わっていました。それからは訳がわからないながらも死にたくないので必死に食料を探したり、花畑が見えたと思い森を抜けたら崖から滝壺に落ちたり、運良く蛇を撃退して食料にでき生き延びられたりで。どうにか川沿いを下って人里を探している途中に服を洗濯していたらガイツさん達と出会うことができたので、お願いして連れてきてもらった次第です。」
「そうですか…3日も…。それは大変でしたね。ガイツさん達にも聞きましたがこれは事情の確認なので気になさらないでください。ちなみにカイトさんはこれからどうされるおつもりですか?何かプランなどありましたらお聞かせください。」
「できれば冒険者になりたいのですが…。どうすれば冒険者になれるんですか?」
「冒険者になるのでしたら…少々お待ちください。」
 そう言うとメルヴィルさんは少し立ち何か水晶のようなものが付属した箱を持ってきた。
「お待たせしました。それではこちらの水晶に手を当ててください。」
「わかりました。」
 言われるままに奇妙な箱の上部に付いた水晶に手を乗せる。
 水晶が光ると同時に手の甲の上に白く光る四角い枠と文字が表示される。
カイト・クルス   男  17歳  Lv.3
職業: バーテンダーlv.30、
            サバイバーlv.10、
HP:43/62   MP:38/42   
LP:21/21      SP:15
筋力         :41     魔法力       :30
防御力     :28    魔法防御力:35
体力         :34    精神力       :46
瞬発力     :38    技術力       :32
命中力     :50    運              :15
スキル:
精神異常耐性lv.1、毒耐性lv.1、
麻痺耐性lv.1、鑑定lv.1、解体lv.2、
調理lv.2、水中行動lv.2、索敵lv.1、
投擲lv.1、錬金術lv.2、細工lv.2、杖術lv.1
 やばい。俺って17歳だったんだ…。いやいやいやいや10歳若返ってる!?なんで?どうして筋肉痛が2日目に!?じゃない!…落ち着け!落ち着くんだ俺!酒飲めんのかな?ビールがあるかわからないけどめっちゃ飲みたかったのに!というかこれは日本よりもハイテク?こんなステータス画面表示あれば履歴書いらねえ!。あれ?日本って技術先進国だよな?ツッコミどころが満載過ぎて『終わらねえ!』
「カイトさんは貴族なんですか?」
「いえ?平民ですが。ああ、東では家名持ちは沢山いるのですよ。家名のない人もいますがその人達もどこ出身の誰々の様に場所の名前とかが家名の代わりにありまして。」
「そんなんですね。成人はされているのですね。…レベルは低いですがステータスは…」
うそ なにこの数値!これが細マッチョ?成人男性平均の数値が30前後なのに全体的に数値が高いわ。ガイツ達から聞いてはいたけど。それに魔力や法力もあるの!?でも魔法を使ったって話は聞いてないから魔力や法力の事は知らないのかしら?それなら有望株だし慢心しないよう伝えた方がいいのかもしれないわね。
「だ、だいたい成人男性の平均値くらいですね。冒険者の平均能力値ははもう少し高いのですがスキルもありますし変わった職業ではありますがこれなら問題ないでしょう。本来ならステータスを確認し、大丈夫なようならギルド員と手合わせしていただき、判定してもらいます。が、カイトさんはガイツさん達とホーンボアを生け捕りにしておりますし、お一人でビッグマンバを討伐しています。上にも許可を得ていますので問題ありません。冒険者になるには銀貨2枚2000ルーツが必要です。よろしいですか?」
「は、はい、大丈夫です。」
「それではそのまま少々お待ちください。」
 既に上司に掛け合ってたのか…仕事が早い。上司からしたら助かるだろうなあー。後輩からも慕われそうなハキハキした感じ。先輩からしたらうかうかしてられないだろうけど刺激になるな。これだけ出来た美人だから結婚も早くて家庭に入る人多いのが難点か。言葉にしたらセクハラかコレ?
 考えながらもメルヴィルさんの手元を見ると金属製だろうか?大きくマークの入った鈍い光沢のカード状のそれを手をかざしている箱に差し込む。すると表示された光の文字が水晶に吸い込まれた。それを見たメルヴィルさんは手早くボタンを押す。カードを抜くとそこには名前と職業、登録したこの町の場所シュバルツ帝国アルス地方ゲイル。そしてFと書かれていた。
 というか見たことない文字のくせに読めるな。何だコレ?不思議。話通じる時も思ったけども。まあ字は覚えるとして話は…無理だな。どう頑張っても日本語に聞こえるもん。一音一音だと違ったりするかもしれないけど単語だと完全に日本語だしな。
 諦めたような諦めきれないような難しい顔をしてカードを覗き込む。
「え、えっと、正直自分でもよく分からないんです。大陸東の島国で生活していたんですが、3日前に朝歩いていると突然景色が森に変わっていました。それからは訳がわからないながらも死にたくないので必死に食料を探したり、花畑が見えたと思い森を抜けたら崖から滝壺に落ちたり、運良く蛇を撃退して食料にでき生き延びられたりで。どうにか川沿いを下って人里を探している途中に服を洗濯していたらガイツさん達と出会うことができたので、お願いして連れてきてもらった次第です。」
「そうですか…3日も…。それは大変でしたね。ガイツさん達にも聞きましたがこれは事情の確認なので気になさらないでください。ちなみにカイトさんはこれからどうされるおつもりですか?何かプランなどありましたらお聞かせください。」
「できれば冒険者になりたいのですが…。どうすれば冒険者になれるんですか?」
「冒険者になるのでしたら…少々お待ちください。」
 そう言うとメルヴィルさんは少し立ち何か水晶のようなものが付属した箱を持ってきた。
「お待たせしました。それではこちらの水晶に手を当ててください。」
「わかりました。」
 言われるままに奇妙な箱の上部に付いた水晶に手を乗せる。
 水晶が光ると同時に手の甲の上に白く光る四角い枠と文字が表示される。
カイト・クルス   男  17歳  Lv.3
職業: バーテンダーlv.30、
            サバイバーlv.10、
HP:43/62   MP:38/42   
LP:21/21      SP:15
筋力         :41     魔法力       :30
防御力     :28    魔法防御力:35
体力         :34    精神力       :46
瞬発力     :38    技術力       :32
命中力     :50    運              :15
スキル:
精神異常耐性lv.1、毒耐性lv.1、
麻痺耐性lv.1、鑑定lv.1、解体lv.2、
調理lv.2、水中行動lv.2、索敵lv.1、
投擲lv.1、錬金術lv.2、細工lv.2、杖術lv.1
 やばい。俺って17歳だったんだ…。いやいやいやいや10歳若返ってる!?なんで?どうして筋肉痛が2日目に!?じゃない!…落ち着け!落ち着くんだ俺!酒飲めんのかな?ビールがあるかわからないけどめっちゃ飲みたかったのに!というかこれは日本よりもハイテク?こんなステータス画面表示あれば履歴書いらねえ!。あれ?日本って技術先進国だよな?ツッコミどころが満載過ぎて『終わらねえ!』
「カイトさんは貴族なんですか?」
「いえ?平民ですが。ああ、東では家名持ちは沢山いるのですよ。家名のない人もいますがその人達もどこ出身の誰々の様に場所の名前とかが家名の代わりにありまして。」
「そんなんですね。成人はされているのですね。…レベルは低いですがステータスは…」
うそ なにこの数値!これが細マッチョ?成人男性平均の数値が30前後なのに全体的に数値が高いわ。ガイツ達から聞いてはいたけど。それに魔力や法力もあるの!?でも魔法を使ったって話は聞いてないから魔力や法力の事は知らないのかしら?それなら有望株だし慢心しないよう伝えた方がいいのかもしれないわね。
「だ、だいたい成人男性の平均値くらいですね。冒険者の平均能力値ははもう少し高いのですがスキルもありますし変わった職業ではありますがこれなら問題ないでしょう。本来ならステータスを確認し、大丈夫なようならギルド員と手合わせしていただき、判定してもらいます。が、カイトさんはガイツさん達とホーンボアを生け捕りにしておりますし、お一人でビッグマンバを討伐しています。上にも許可を得ていますので問題ありません。冒険者になるには銀貨2枚2000ルーツが必要です。よろしいですか?」
「は、はい、大丈夫です。」
「それではそのまま少々お待ちください。」
 既に上司に掛け合ってたのか…仕事が早い。上司からしたら助かるだろうなあー。後輩からも慕われそうなハキハキした感じ。先輩からしたらうかうかしてられないだろうけど刺激になるな。これだけ出来た美人だから結婚も早くて家庭に入る人多いのが難点か。言葉にしたらセクハラかコレ?
 考えながらもメルヴィルさんの手元を見ると金属製だろうか?大きくマークの入った鈍い光沢のカード状のそれを手をかざしている箱に差し込む。すると表示された光の文字が水晶に吸い込まれた。それを見たメルヴィルさんは手早くボタンを押す。カードを抜くとそこには名前と職業、登録したこの町の場所シュバルツ帝国アルス地方ゲイル。そしてFと書かれていた。
 というか見たことない文字のくせに読めるな。何だコレ?不思議。話通じる時も思ったけども。まあ字は覚えるとして話は…無理だな。どう頑張っても日本語に聞こえるもん。一音一音だと違ったりするかもしれないけど単語だと完全に日本語だしな。
 諦めたような諦めきれないような難しい顔をしてカードを覗き込む。
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