憂鬱の雨

Rain

憂鬱への疑問 1

『天ノ川さん…てさ、彼氏いるのですか??』
校舎裏に呼ばれて、典型的ないわゆる告白を私は受けている。話は数時間前に遡る。

ー今朝、登校時に誰とも合わない様に時間ギリギリに行くか朝早すぎな時間に学校に行くかを私はいつも起きたら考えてる。殴られの日は別だけど。
特に今日は昨日からの暴力に加え涎の臭ささで起きたので早めに行くことにした。
「まあこれくらいの時間ならまだ先生くらいだろうし、早くついて寝てよー」小走りで校門までむかうと1人の男子生徒が居た。
「……早いな、こんな時間に来るなんて…なんか部活してる人…?」顔を傾げながらもあま
り関わりたくない一心で私はこそこそと端から校門を通り過ぎてしまった。『あ、ちょっと待ってくれないかな!』男子生徒が私の腕をとっさに引っ張った。
「きゃっ…」いきなりでほんとびっくりした為後ろに尻もちを着くように倒れてしまった。
『あ、ご、ごめんなさい!つい聞きたいことあって…ごめんなさい…立て……』
すぐ平謝りした男の子は手を差しのべながら止まった。

「う、うん。ありがと……」手を出し立とうとしたが目の前の男子は真っ直ぐ私の1点を凝視していた。
「……?なにみてる……ぁ」 

彼の目線が私のお腹を見ていたのは数秒かからずすぐ分かった。
「……ぁ…… 」すぐ服を直し私は校舎に駆けた
「見られた……お腹の痣をみられちゃった……」不安と絶望が一気に身体に伝わり、すぐトイレにいきずっと昼間まで閉じこもってた。

一方、立ち尽くした男子はずっと疑問に苛まれていた。
『あの子…何故お腹にあんな痣があるんだろう。』

そして私は昼間頃クラスに戻りご飯を食べようとした。そしたら何かクラスに見知った子が居た。今朝の子だ。
何か、脅迫されるのかとビクビクして入ったらすぐ私に気づき『君、今朝の子だよね。ちょっと時間…いいかな』と半ば強引に私の手を引きクラスを出た。クラスではざわざわ音が絶えなかったが気にせず男子は私を引っ張っていった。
校舎裏まで着くとすぐ壁際まで迫り、私を逃げない様にした。
『あ、あのさ、呼び出したのはさ…』数分待ったあと私に話しかけてきた。
だけど私は「……分かってる、私の身体でしょ?傷だらけの身体だけどこれでも私は女だから…ほら」ネクタイを外しブラウスを外して肌を露出してみせた。  
男子はあ、いゃ、その……とかなんかブツブツいいながらも脱ぐ私をまじまじと見ていた。そしてやはり私のお腹に目が止まる。

『……天ノ川さん…お腹…痛くないの…?』
不安そうに見てる目の前の子にちょっと私は嗜虐心なるものを感じてしまった。故にざらでもなく「うん、今はね。触り……たい?」とつい意地悪を言ってしまった。


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