憂鬱の雨

Rain

憂鬱への葛藤 1

「……え……」
一瞬、平手打ちから何が起きたか分からなかった。いつもお腹をチェックする父が今日はやけに荒く、興奮しているのが後の殴られてた痛みで分かってきた。
「な、何するの…??」ついさっき除夜の鐘みたいに殴られてたお腹も痛さは引いてきていた為何とか倒れなかった。
が、父はお腹に入った腕を抜かずさらに奥へ奥へめり込ませてきた。
ぐりぐりとめり込む父の拳に流石に吐き気が来た
「うっ…うぷ…や、やめ」口を抑えようとした私の手をすかさず掴み、口をがら空きにした。 
残った手で振り絞った力で父の拳を抜こうとしても吐き気に負けて弱々しくなる。

「やめ……て…吐いちゃう…から」  
何故父がこんな事するのか、お腹のチェックだけじゃないのか、色々葛藤する中で私はもう抵抗する力が無かった。

急にぐにゅっとめり込む音がして気を失いかけた矢先、父はやっと拳を抜いた。
めり込んだお腹は数十分は戻らず私はただ泡を吹いて床に倒れるしかできなかった。

気付いた頃は23時を回っていた。あれからかなり寝てたみたいだった。タオルが1枚かけられてた。かけるくらいなら起こしてくれればいいのに…
「……いった……」涎と吐瀉物まみれな私はもう女の子の匂いを発してなかった。
もうお腹も好かない…シャワー浴びる気もないが流石に臭いのでお風呂は入るようにしとこう

「初めに比べれば、強くなったかな…私…」
毎回お風呂の鏡でお腹を見る。
今日殴られた場所は胃のあたり中心だった。
こう見えて寸胴体型だった私は中学初めに殴られてから少しずつ食べる回数が減り、今では1日2回で充分になった。(3回だと大変吐くため)
今ではくびれがあり、うっすら縦線入った感じになった。というかなってしまった。 
体を洗って出ても食欲は回復せず、今日はこのまま寝た。

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