どうやら主人公はお節介が過ぎるようだ

ミルクプリン

1章 生まれる

    パチン、パチン!

「戻ってきて!戻ってきて!」

    俺は気がつくと逆さまにされケツを叩かれていた。痛い。痛い。ケホッと口に入っていた水を吐き、不覚にも三十過ぎた私はオギャア、オギャアと泣いてしまう。っ!    ん?    オギャア、オギャア?    赤ん坊でもあるまいし……。赤ん坊……。そうか。転生したのか。

「よかったわ。、元気な男の子よ。」

    少し落ち着いて意識を周りに向ければ、母親だろうか若い女がベットに横になり、その横で俺を取り上げたであろう老人が俺を布かなんかで包む。

    ベットに横になってる女の腕に渡された。魔導を極めた俺には目をつぶってでも周りのことが大体わかる。魔導を極める事とは則ち世界の流れを知ることを意味するのだ。

    ついでだから【解析魔法】でこの言語を解読しておく。俺の知らない言語だ。早速俺は魔法で解析を始めた。この言語なら直ぐに覚えられそうだ。



生まれてあれから約2ヶ月がたった。


「おお、生まれたか!」

    浮かない顔の男が部屋に入って来て、産みの母であるは俺をそいつに渡した。感じる魔力も少なければ、体もヘナヘナでこれを父親とは認めたくなかった。

    取り敢えずソイツの手に渡った瞬間、泣き叫んでやった。案の定わたわたして俺を落としそうになっていた。

「エイナ。ありがとう。」

「ええ。あなた。」

   そんなことをしている両親(仮)は放っといて、俺は俺のステータスを確認する。ステータスと発音できないから頭で念じる。

“ステータス”




ルーヴェルト(・ヘリベルト) 0歳 人族? 没落貴族・大賢者 

レベル1(+999)
HP  227788010
MP 2534582010
力    655668010
敏捷456495010
耐久386545010
魔力1105324010
(いのち90562)

スキル
初級属性魔法(火水土風光闇無)
下級属性属性(火水土風光闇無)
中級属性魔法(火水土風光闇無)
上級属性魔法(火水土風光闇無)
特級属性魔法(火水土風光闇無)
帝級属性魔法(火水土風光闇無)
神話級属性魔法(火水土風光闇無)
神級属性魔法(火水土風光闇無)
氷魔法LV10 雷魔法LV10
影魔法LV10 樹魔法LV10
神聖魔法LV9 鑑定魔法LV10
解析魔法LV10 召喚魔法LV10
契約魔法LV10 錬金魔法LV10
呪魔法LV1(new) 転生魔法LV1(new)
空間魔法LV10 時空魔法LV10
死霊魔法LV10 付与魔法LV10
邪神魔法LV1(解析完了)
不老LV1(解析完了)(18歳まで停止中)
消費魔力削減(99.9%)LV10
魔力超回復LV10 魔力超操作LV10
多並列多思考LV10 杖術LV10
体術LV10 回避LV10
魔法合成LV10 調合LV10 鍛冶LV10
詠唱省略LV1(new)
剣術LV10(解析完了) 盾術LV10(解析完了)
槍術LV10(解析完了) 弓術LV10(解析完了)
棒術LV10(解析完了)
吸魂魔法LV0(解析中)
与魂魔法LV0(構築中)

称号
大魔法使い(MP成長促進)
賢者(贈・鑑定魔法)
魔導を追求する者(贈・魔法合成)
大賢者(贈・解析魔法)
邪神討伐者(ステータス十倍)
魔王予備軍(壊すことにプラス補正)
喪失者(喪う度にステータス十倍)(過去の喪失も含む)
転生者(知能上昇)
可能性を秘める者(上限撤廃)
没落貴族



    よし。通常だな。俺のステータスが邪神より強くなっている程度で特に問題なし。

    いやいや、待てよ!    何だよ、魔力十億って!    邪神だって二十万~三十万程度だぞ!    もはや人間辞めるどころか神超越してるんじゃないか?

    それともこの世界ってそんなにパワーインフレしてるのか!?    そこらを歩いていたら急に野生の邪神が出てくる世界なのか!?    そんな世界だったらやっていく自信無いぞ!

    いや、万が一ってこともある。2人のステータスを確認してみよう。




ハイネマン(・ヘリベルト) 15歳 人族 没落貴族当主

レベル1
HP   12
MP  10
力    11
敏捷10
耐久10
魔力10

スキル
なし

称号
箱入り息子
意気地なしヘタレ
没落男爵家新当主
借金男爵(五千万トロ)



エイナ(・ヘリベルト) 15歳 人族 没落貴族夫人

レベル1
HP   10
MP  10
力    10
敏捷10
耐久10
魔力10

スキル
なし

称号
箱入り娘
没落貴族



    弱っ!    スキルなし!    ステータスほぼオール10。ゴブリンにも負ける。スライムの次に弱いと言われてるゴブリンさんだぞ!    正直言ってそこらの子供ガキの方が強いんではないかと思えてくる。

   って言うかこのタイミングで没落?!    さっき浮かない顔で入って来たのはそう言うことなのか!?

    せ、せめて何かの才能はないのか?    そう思って【鑑定魔法】と【解析魔法】をフルで使って比較的高いのをピックアップしてみる。人には誰しも知られていない才能が眠っている。だから、二人にも何かしらあるはずだ。



ハイネマン(・ヘリベルト) 15歳 人族 没落貴族
才能
鍛冶                ★★★★★
特殊鍛冶全般★★★★★
刃物研磨        ★★★★★
武器整備        ★★★★★
開発                ★★★★★
改良                ★★★★★
魔力操作        ★★★★★
採掘                ★★★★★
解体                ★★★☆☆
器具整備        ★★★☆☆
査定                ★★★☆☆
短剣ノ二刀流★★★★★
索敵                ★★★★★
見取り            ★★★★★
罠発見            ★★★★★
罠解除            ★★★★★
領地経営        ★★★★★


エイナ(・ヘリベルト) 15歳 人族 没落貴族夫人
才能
調合        ★★★★★
閃き        ★★★★★
魔力操作★★★★★
商売        ★★★★★
査定        ★★★★★
採取        ★★★★☆
料理        ★★★★☆
解体        ★★★★★
弓術        ★★★☆☆
使役        ★★★★★
調教        ★★★★★




    うわー。あるじゃん。星が三個くらいから才能がある部類になるわけだけど。魔法関連は粗方ゼロだった。母親エイナの方は弓術が星三個であったけどこの程度じゃ、すぐに頭打ちになる。一方親父の方は鍛冶にも戦闘にも才能はある。

    俺が産まれて嬉しそうにしているエイナの顔を見て親父ハイネマンも顔を綻ばせているけど、あんたらそんなことしてる場合じゃねぇだろ!

   親父ハイネマンの方は冒険者のような仕事があればそれをしつつ、鍛冶師を学ばせて母親エイナの方は薬師か?    とにかく、どうにかしてこれを伝えなきゃならんな。

    しかし、俺はもう眠い。ま、明日でいいか。

    おやすみ。






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