バレンタインの夜…。

不定期投稿者

第2話

日曜日。楓音は幼馴染の夏月、あいとショッピングモールに来ていた。夏月はコスメ、あいは服・靴、楓音は2人の制御。夏月とあいは、買い物になると買いすぎてしまうからだ。そのため、3人で来る時は自分が制御係にならなければいけない。自分が、買えるのは2人が昼食をとっているとき。その時までは、自分の時間は取れない。
数時間後…
「ご飯食べよ!」「うん!」
今からが、楓音の時間になる。時間はおよそ1時間半。その時間内に買い終わらせなければならない。だが、これには慣れているので来る前にどこに行きたいかメモをしていた。行くのは『雑貨屋』『ヘアアクセ』『文房具』の3つ。まずは、雑貨屋。ここには、結構いいのがあるので値段が良ければ基本買う。次に、ヘアアクセ。可愛いのよりはモノトーンが好きなので、買ったものはほとんどが黒か白。
「いっぱい買ったなー」そう言いながら店を出ると左の方からカフェの店員の髙瀨さんが歩いて来た。どうしようかと、焦ったが普通にしてないと疑われてしまう。そこに、祐志が現れた。祐志は、焦っている楓音と反対方向からくる人で察した。祐志は楓音に駆け寄り「落ち着け」と声をかけた。楓音は、その声で落ち着くことができた。そして、こんにちはと言う事ができた。相手は、自分が働いているとこの常連の方だと分かったのでこんにちはと返した。この時、楓音はとても笑顔だった。しかし、祐志はまた胸が苦しくなった。

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