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あらすじ
異世界に転生したら縄文式土器だった!?メビウスが誘う一人だけの僕の物語---
大学生と勇者と縄文式土器とカテドランテの遺物。たった一人の僕の物語。
「僕」は田舎の小さな町から都会の大学へと進学してきた、彼女と同棲ぐらしの理系学生。
彼の頭の中にはいつも同じ言葉が鳴り響く。
――この閉塞から抜け出せ。未来を変えよ。
誰の声かはわからない。しかし、この言葉に衝き動かされるように「僕」は生きてきた。
ある日の昼下がり。講義の出席を終えた「僕」は、同棲中の彼女の待つ自室へと帰ろうと、並木通りを歩く。そこで、彼は人間の言葉を話す『メビウスの土器』に出会う。
その時の彼は、まだ、知らなかった。彼が既に、位相空間に捕らわれていることに。
いや、本当は、知っていた筈なのだけれど……。
メビウスの縄文式土器に出会った僕は位相空間に飲み込まれ。未来を探す。
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☆カクヨム×電撃文庫MAGAZINE 読者投稿企画「擬人化作品」参加作・短編。
☆これが「擬人化作品」であるかどうかのご判断は読者・評者に委ねます。
☆縄文式土器が出てきますが、同作者の「俺は縄文式土器だからイノベーションを信じている!」とは全く独立した作品です。続編等ではございません。あちらは土器短編、こちらはメビウス短編とでもお呼び下さい。
(参考) <a href="https://kakuyomu.jp/works/1177354054886096137">https://kakuyomu.jp/works/1177354054886096137</a>
☆学術的には縄文土器のほうがスタンダードのようですが、響きと馴染みから、本作品では「縄文式土器」の呼称で統一しております。