コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
ダンジョンの港町
島に着いてからは楽だった
魔物が水性のものしかいないらしく、完全に陸の上は安全地帯らしい
「疲れた、リィア、おんぶして」
ルーナちゃんが舟を動かしてくれたおかげで危なげなく進めたのでおんぶしてあげる
「お疲れ様でした」
「テナもよくやったのだ」
「はい!あいつらちょこまか動き回って面倒だったのでちょうどよかったです」
「そういえば火龍なのに水の中も平気なのね」
「ん〜、私以外がわからないので全部がどうかわかりませんが私は全然平気です!」
つくづくテナちゃんが仲間になって助けられてばっかだね
しばらく歩くと、拠点が見えてきた。
それと、近くの岸にたくさんの舟があるのも見えた
「まるで港町ね」
「おそらくはここから上の階層に運ばれる魔物の素材をとってるのだ」
「帰りは舟貸してもらおうね」
「そうね、あんなぼろぼろの舟じゃ大変だからお金がかかっても借りた方がよさそうね」
拠点の入り口は簡易的な門があるだけだった。前の拠点はガチガチに外壁があったけどここは魔物が水の中にしかいないから必要ないのだろう
「冒険者だけが来るのは珍しいな」
「そうみたいね、特殊階層には冒険者が少ないけど何か理由でもあるのかしら?」
「前の拠点で聞いた話だが、普通は集団で行き来するらしいのだ」
「あぁ、その通りで基本は決まった時間にしか人は来ない。たまにこうして冒険者がくるが最近は減ってたんだ」
そうなんだね。確かに道中で全く他の冒険者を見てない気がする
「どうしてだろ?やっぱり水上移動が大変だから?」
「まぁとにかく入っていいぞ、ゆっくり休むといい」
親切な門番さんはそのまま宿の場所も教えてくれた
ここは前の拠点と比べて少し規模は小さいけど、それでもある程度の施設は揃っていた
「今日はここで泊まって明日またダンジョン探索再開ね」
「ここのダンジョンには色々ありそうなのだ。我はギルドに行ってくるがどうする?」
「私も行くわ」
「今回は私も行きます」
「それじゃあみんなで行こう」
ギルドには向かうけど一旦宿で部屋をとることにした
拠点の様子は前と比べると人が少なく、規模もそこまで大きな物ではなかった
「ルーナちゃんはどうしますか?」
「あたしも行く、一人で置いてかれるくらいならついていくよ。あと、もう歩けるからおろしてもいいよ」
ギルドへ行くと相変わらずの驚いたような視線を向けられる
「ちょっと話を聞かせて欲しいんだけどいいかしら?」
「えぇ、なんでしょうか?」
「私たちこのダンジョンに入るのは初めてなんだけど、この階層って舟がないと進めないじゃない?それでここまで来た時に乗ってた舟がボロボロだから借りたいと思って」
「もしかしてまだこの先も進まれるおつもりですか?」
「ええ、そのつもりだけど」
「実はここ最近この先の特殊階層の拠点からの連絡が途絶えていて、もしかしたら凶暴な魔物が現れてしまったかもしれないんです。今は調査中なんですが、詳しいことはわかってない状況で………」
つまりこの先危険ということなのだろう
「で?結局舟は借りられるのだ?」
「え?あ、はい。舟の貸し出しはできます。料金は多少発生しますがそれでもいいならご用意できますよ」
まぁ私たちは何があろうと進むけどね
せっかくのダンジョン探索を中途半端でやめたくはない
「何が待ってるのか楽しみですね!」
その後は次の階層以降のことを詳しく聞いていた
この階層については元々そこまで難しい階層ではないので、舟さえあればどうということはないみたい
多分元々舟が想定されてない難易度だったんだろうなぁ
そうだったら相当大変な階層だったんだろうね
前の拠点のように採取依頼などはなく、ここで取れる魔物の素材は管理されて行なっているらしい
ここでは冒険者じゃなくて漁師さんがいるんだね
「あの、こちらとしてはあまりおすすめできないのですが、もし先へ行かれるのでしたら調査員や下の拠点について調べてきてもらってもよろしいでしょうか?もちろん報酬はでると思いますので、よろしくお願いします」
「帰ってきた時にまた寄ればいいかしら」
「はい。できる限り早く戻ってきて欲しいですが……できなければ下の階層の人間を送ってくれればそれだけでも助かります」
なにやらこの先は「何か」があるらしい。
聞いた話によるとこの先はしばらく通常のダンジョンのように洞窟が続き、何層か下にいくと特殊階層となる。
そこは動物系の魔物が大量にいて、幾度も発生と消滅を繰り返しているそうだ
最も危険な場所であるがその代わり資源が豊富で大きな魔石が取れたり魔物の肉も大量に手に入る
ここの肉のおかげでラキトピア全体に肉食の文化が広がったと言われてるほどらしい
聖都や他の地域都市の食料配給制はサタロトのダンジョンで大量の食料を確保できているから不満なく成り立っている
「それじゃあこのまま滞れば……」
「はい、ラキトピア全体に影響してしまいます。もう既に要請してありますが国が動くのは時間がかかりますから、早急に対処できるなら冒険者でもなんでも頼りたいんです」
「まぁ通り道だから我々は構わないのだが」
「本当にありがとうございます」
ギルドでの情報収集が終わり宿へと戻る。
なんかまためんどくさそうなことが起きてそうだね
「ここがダンジョンだって忘れちゃダメだからね?罠があるかもしれないし、何か凶暴な魔物が現れたかもしれないから」
「そうね、調査してる人もまだ帰ってないってことは必ず何かあるんでしょうね」
「むしろその方が楽しそうですけど」
「我らの功績が大きくなるのはいいが油断はできないのだ」
「そうですよ、今は装備も完全じゃないんですから。危なかったら自分達の命を優先してくださいね」
私達は簡単にダンジョン攻略をしてるけど、常に危険はあるしちゃんと気をつけないとね
「ま、今はしっかり休憩して改めて準備もしてから出発するわよ」
魔物が水性のものしかいないらしく、完全に陸の上は安全地帯らしい
「疲れた、リィア、おんぶして」
ルーナちゃんが舟を動かしてくれたおかげで危なげなく進めたのでおんぶしてあげる
「お疲れ様でした」
「テナもよくやったのだ」
「はい!あいつらちょこまか動き回って面倒だったのでちょうどよかったです」
「そういえば火龍なのに水の中も平気なのね」
「ん〜、私以外がわからないので全部がどうかわかりませんが私は全然平気です!」
つくづくテナちゃんが仲間になって助けられてばっかだね
しばらく歩くと、拠点が見えてきた。
それと、近くの岸にたくさんの舟があるのも見えた
「まるで港町ね」
「おそらくはここから上の階層に運ばれる魔物の素材をとってるのだ」
「帰りは舟貸してもらおうね」
「そうね、あんなぼろぼろの舟じゃ大変だからお金がかかっても借りた方がよさそうね」
拠点の入り口は簡易的な門があるだけだった。前の拠点はガチガチに外壁があったけどここは魔物が水の中にしかいないから必要ないのだろう
「冒険者だけが来るのは珍しいな」
「そうみたいね、特殊階層には冒険者が少ないけど何か理由でもあるのかしら?」
「前の拠点で聞いた話だが、普通は集団で行き来するらしいのだ」
「あぁ、その通りで基本は決まった時間にしか人は来ない。たまにこうして冒険者がくるが最近は減ってたんだ」
そうなんだね。確かに道中で全く他の冒険者を見てない気がする
「どうしてだろ?やっぱり水上移動が大変だから?」
「まぁとにかく入っていいぞ、ゆっくり休むといい」
親切な門番さんはそのまま宿の場所も教えてくれた
ここは前の拠点と比べて少し規模は小さいけど、それでもある程度の施設は揃っていた
「今日はここで泊まって明日またダンジョン探索再開ね」
「ここのダンジョンには色々ありそうなのだ。我はギルドに行ってくるがどうする?」
「私も行くわ」
「今回は私も行きます」
「それじゃあみんなで行こう」
ギルドには向かうけど一旦宿で部屋をとることにした
拠点の様子は前と比べると人が少なく、規模もそこまで大きな物ではなかった
「ルーナちゃんはどうしますか?」
「あたしも行く、一人で置いてかれるくらいならついていくよ。あと、もう歩けるからおろしてもいいよ」
ギルドへ行くと相変わらずの驚いたような視線を向けられる
「ちょっと話を聞かせて欲しいんだけどいいかしら?」
「えぇ、なんでしょうか?」
「私たちこのダンジョンに入るのは初めてなんだけど、この階層って舟がないと進めないじゃない?それでここまで来た時に乗ってた舟がボロボロだから借りたいと思って」
「もしかしてまだこの先も進まれるおつもりですか?」
「ええ、そのつもりだけど」
「実はここ最近この先の特殊階層の拠点からの連絡が途絶えていて、もしかしたら凶暴な魔物が現れてしまったかもしれないんです。今は調査中なんですが、詳しいことはわかってない状況で………」
つまりこの先危険ということなのだろう
「で?結局舟は借りられるのだ?」
「え?あ、はい。舟の貸し出しはできます。料金は多少発生しますがそれでもいいならご用意できますよ」
まぁ私たちは何があろうと進むけどね
せっかくのダンジョン探索を中途半端でやめたくはない
「何が待ってるのか楽しみですね!」
その後は次の階層以降のことを詳しく聞いていた
この階層については元々そこまで難しい階層ではないので、舟さえあればどうということはないみたい
多分元々舟が想定されてない難易度だったんだろうなぁ
そうだったら相当大変な階層だったんだろうね
前の拠点のように採取依頼などはなく、ここで取れる魔物の素材は管理されて行なっているらしい
ここでは冒険者じゃなくて漁師さんがいるんだね
「あの、こちらとしてはあまりおすすめできないのですが、もし先へ行かれるのでしたら調査員や下の拠点について調べてきてもらってもよろしいでしょうか?もちろん報酬はでると思いますので、よろしくお願いします」
「帰ってきた時にまた寄ればいいかしら」
「はい。できる限り早く戻ってきて欲しいですが……できなければ下の階層の人間を送ってくれればそれだけでも助かります」
なにやらこの先は「何か」があるらしい。
聞いた話によるとこの先はしばらく通常のダンジョンのように洞窟が続き、何層か下にいくと特殊階層となる。
そこは動物系の魔物が大量にいて、幾度も発生と消滅を繰り返しているそうだ
最も危険な場所であるがその代わり資源が豊富で大きな魔石が取れたり魔物の肉も大量に手に入る
ここの肉のおかげでラキトピア全体に肉食の文化が広がったと言われてるほどらしい
聖都や他の地域都市の食料配給制はサタロトのダンジョンで大量の食料を確保できているから不満なく成り立っている
「それじゃあこのまま滞れば……」
「はい、ラキトピア全体に影響してしまいます。もう既に要請してありますが国が動くのは時間がかかりますから、早急に対処できるなら冒険者でもなんでも頼りたいんです」
「まぁ通り道だから我々は構わないのだが」
「本当にありがとうございます」
ギルドでの情報収集が終わり宿へと戻る。
なんかまためんどくさそうなことが起きてそうだね
「ここがダンジョンだって忘れちゃダメだからね?罠があるかもしれないし、何か凶暴な魔物が現れたかもしれないから」
「そうね、調査してる人もまだ帰ってないってことは必ず何かあるんでしょうね」
「むしろその方が楽しそうですけど」
「我らの功績が大きくなるのはいいが油断はできないのだ」
「そうですよ、今は装備も完全じゃないんですから。危なかったら自分達の命を優先してくださいね」
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