コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
次の島まで
休憩が終わって改めて水の上を舟に乗って進む
「ルーナちゃん平気ですか?」
「大丈夫、ここまでの時にだいぶ慣れたから」
ある程度進むと舟の回りに影が集まってきて魔物たちが襲ってくる
舟の上だとバランスが取りづらいし踏ん張れないから単純に突っ込んでくるだけで困る
舟から落とされたら絶対危険だろうし
私とテナちゃんはうまいこと魔法で飛んでくる魔物を撃ち落としていく
「これはこれで楽しいですね」
「あぁもう魔石とか素材がもったいないよ」
「結構顔が怖いのでいきなり出てくるのはやめてほしいです………うわっ!?」
だけどいきなり今まで出てこなかったような大きな魔物が飛び出てきた
威力より早さを重視して魔法を撃ってたから魔法をものともせずにそのまま突っ込んできた
そして私達の乗る舟は転覆し水の中へ放り出された
「リィア!ルーナ!」
「早くテナ達のところへ行くのだ!」
「‥………」
水中では私達を襲った大きな魔物や今まで飛び出してきた魔物が泳ぎ回っていた。
見た目は魚だけど明らかに凶暴で顔が怖かった
そんな魔物たちが次々にこっちへ向かってくる
が、魔物はその進路を変え明後日の方向へ行ってしまった
(リィア、大丈夫だからね)
どうやらルーナちゃんが助けてくれたようだ
泳いで水面に顔を出すとテナちゃんとルーナちゃんがいた
「リィア、大丈夫?」
「はい、ありがとうございます」
そこにサーティアさんと、クロエさんもきた
「おーい、ルーナ!平気?」
「今助けるのだ」
その時、下から黒く大きな影が現れる、さっきの魔物だ
「もう、しつこいと嫌われちゃいますからね」
テナちゃんが水中に潜り、どんっと鈍い音が水中に響く
その衝撃が水上にもきて私達は今度は空中へ放り出された
「うわっ!?」
咄嗟にルーナちゃんのことを掴む。
そして、水中にまた落ちると思ったけどうまいこと下に移動したサーティアさんとクロエさんが受け止めてくれた
「なんとか間に合ったのだ」
「ありがとう、二人とも」
「あれ、テナちゃんは」
「あっちで大暴れしてるわよ」
テナちゃんは解放されたように水中の魔物を蹂躙していた
ところどころからどごんと鈍い音が鳴る
「テナー!そろそろ行くわよ!」
サーティアさんの声に反応して水中からテナちゃんが飛び跳ねて綺麗に舟の上に着地する
「あれ、この舟大きくなってません?」
最初乗る時は明らかに私達全員乗れる大きさじゃなかったのに
「我が急いで大きくしたのだ。安定しないから早いところ次の島に行くのだ」
私達が乗ってた舟はひっくり返って遠くに行ってしまった
「テナちゃん、ルーナちゃん、さっきはありがとうございました」
「泳ぐの楽しいので次はリィアさんがやってきてもいいですよ!」
「い、いや、テナちゃんが平気なら次もお願いしてもいいですか?」
「いいんですか?」
「テナって本当に怖いものなしだよね」
無邪気に魔物を倒すテナちゃんは頼もしいけどちょっと怖いね
「さすがにさっきのはびっくりしました。ルーナさんもリィアさんも落ちちゃってどうしようって思いましたよ。私がドラゴンになってみなさんを乗せてあげたいですけど、やっぱり目立っちゃうのでダメですよね」
「テナちゃんが危ない時やどうしてもってときは自分で判断していいと思いますよ。それで誰かを失うなんて事があったら悲しいですから」
私とて万能ではない。チート能力はあるけど、弱点もちゃんとあるし、ロミス様だって私のことを無敵に作ってるわけじゃないだろうし
「そうね、命が第一だから無理にとは言わないわ」
「わかりました」
少し大きくなった舟を魔法で動かしていく、テナちゃんを舟の上に置いておくことはやめて暴れてもらうことにした。
テナちゃんは頼もしく水面から飛び出してくる魔物が激減した。
 
「うぅ、びしょびしょで気持ち悪い」
さっき水に落とされてから余裕ができなかったのでまだびしょ濡れのままだった
髪も濡れて頭が重い
「今乾かしてあげるわ」
ルーナちゃんは舟を、クロエさんが回りを見てくれる間にサーティアさんが乾かしてくれた。
「ありがとうございます」
「リィアってずっと髪長いままよね、たまには短くしないの?」
そういえば髪を短くしたことなかったなぁ、前の世界でも髪切るのめんどくさくてやったことなかったし
長いと乾かすのとか寝癖とか色々面倒だけど、美容院に行くよりはよっぽどマシって思ってたから
「ん〜、そうですね。私はこのままが気に入ってますから。色々かわいい髪型にできますし」
「リィアがいいならいいけど」
「サーティアさんが髪伸ばさないのはやっぱり邪魔だからですか?」
「そうね、動き回る時に邪魔になっちゃうから」
普通はそうだよね。特に剣士ともなれば少しでも軽くするために髪を切った方がいいと思う
「クロエさんも長いままですよね」
「我が長い理由は角や翼が見えないようにするためなのだ。今となってはそんなに必要ないことだが、色々気にしてるからこのままでいいのだ」
確かクロエさんは角とか翼とかがちっちゃくてかわいいんだよね
魔力解放をすると大きくなるんだけど、ぱっと見気づかないほど小さい
ちなみにテナちゃんは普通に見えるくらい角や翼が大きい
「あ、やっと見えてきたよ。もう疲れた」
「もう少しよ、頑張ってルーナ」
テナちゃんのおかげで順調に進み次の島が見えてきた。
階段の上から見た時は結構近くだと思ったんだけど実際進んでみると結構な距離だったね
「多分あの島に拠点があるのだ」
またゆっくり休めるね
「ルーナちゃん平気ですか?」
「大丈夫、ここまでの時にだいぶ慣れたから」
ある程度進むと舟の回りに影が集まってきて魔物たちが襲ってくる
舟の上だとバランスが取りづらいし踏ん張れないから単純に突っ込んでくるだけで困る
舟から落とされたら絶対危険だろうし
私とテナちゃんはうまいこと魔法で飛んでくる魔物を撃ち落としていく
「これはこれで楽しいですね」
「あぁもう魔石とか素材がもったいないよ」
「結構顔が怖いのでいきなり出てくるのはやめてほしいです………うわっ!?」
だけどいきなり今まで出てこなかったような大きな魔物が飛び出てきた
威力より早さを重視して魔法を撃ってたから魔法をものともせずにそのまま突っ込んできた
そして私達の乗る舟は転覆し水の中へ放り出された
「リィア!ルーナ!」
「早くテナ達のところへ行くのだ!」
「‥………」
水中では私達を襲った大きな魔物や今まで飛び出してきた魔物が泳ぎ回っていた。
見た目は魚だけど明らかに凶暴で顔が怖かった
そんな魔物たちが次々にこっちへ向かってくる
が、魔物はその進路を変え明後日の方向へ行ってしまった
(リィア、大丈夫だからね)
どうやらルーナちゃんが助けてくれたようだ
泳いで水面に顔を出すとテナちゃんとルーナちゃんがいた
「リィア、大丈夫?」
「はい、ありがとうございます」
そこにサーティアさんと、クロエさんもきた
「おーい、ルーナ!平気?」
「今助けるのだ」
その時、下から黒く大きな影が現れる、さっきの魔物だ
「もう、しつこいと嫌われちゃいますからね」
テナちゃんが水中に潜り、どんっと鈍い音が水中に響く
その衝撃が水上にもきて私達は今度は空中へ放り出された
「うわっ!?」
咄嗟にルーナちゃんのことを掴む。
そして、水中にまた落ちると思ったけどうまいこと下に移動したサーティアさんとクロエさんが受け止めてくれた
「なんとか間に合ったのだ」
「ありがとう、二人とも」
「あれ、テナちゃんは」
「あっちで大暴れしてるわよ」
テナちゃんは解放されたように水中の魔物を蹂躙していた
ところどころからどごんと鈍い音が鳴る
「テナー!そろそろ行くわよ!」
サーティアさんの声に反応して水中からテナちゃんが飛び跳ねて綺麗に舟の上に着地する
「あれ、この舟大きくなってません?」
最初乗る時は明らかに私達全員乗れる大きさじゃなかったのに
「我が急いで大きくしたのだ。安定しないから早いところ次の島に行くのだ」
私達が乗ってた舟はひっくり返って遠くに行ってしまった
「テナちゃん、ルーナちゃん、さっきはありがとうございました」
「泳ぐの楽しいので次はリィアさんがやってきてもいいですよ!」
「い、いや、テナちゃんが平気なら次もお願いしてもいいですか?」
「いいんですか?」
「テナって本当に怖いものなしだよね」
無邪気に魔物を倒すテナちゃんは頼もしいけどちょっと怖いね
「さすがにさっきのはびっくりしました。ルーナさんもリィアさんも落ちちゃってどうしようって思いましたよ。私がドラゴンになってみなさんを乗せてあげたいですけど、やっぱり目立っちゃうのでダメですよね」
「テナちゃんが危ない時やどうしてもってときは自分で判断していいと思いますよ。それで誰かを失うなんて事があったら悲しいですから」
私とて万能ではない。チート能力はあるけど、弱点もちゃんとあるし、ロミス様だって私のことを無敵に作ってるわけじゃないだろうし
「そうね、命が第一だから無理にとは言わないわ」
「わかりました」
少し大きくなった舟を魔法で動かしていく、テナちゃんを舟の上に置いておくことはやめて暴れてもらうことにした。
テナちゃんは頼もしく水面から飛び出してくる魔物が激減した。
 
「うぅ、びしょびしょで気持ち悪い」
さっき水に落とされてから余裕ができなかったのでまだびしょ濡れのままだった
髪も濡れて頭が重い
「今乾かしてあげるわ」
ルーナちゃんは舟を、クロエさんが回りを見てくれる間にサーティアさんが乾かしてくれた。
「ありがとうございます」
「リィアってずっと髪長いままよね、たまには短くしないの?」
そういえば髪を短くしたことなかったなぁ、前の世界でも髪切るのめんどくさくてやったことなかったし
長いと乾かすのとか寝癖とか色々面倒だけど、美容院に行くよりはよっぽどマシって思ってたから
「ん〜、そうですね。私はこのままが気に入ってますから。色々かわいい髪型にできますし」
「リィアがいいならいいけど」
「サーティアさんが髪伸ばさないのはやっぱり邪魔だからですか?」
「そうね、動き回る時に邪魔になっちゃうから」
普通はそうだよね。特に剣士ともなれば少しでも軽くするために髪を切った方がいいと思う
「クロエさんも長いままですよね」
「我が長い理由は角や翼が見えないようにするためなのだ。今となってはそんなに必要ないことだが、色々気にしてるからこのままでいいのだ」
確かクロエさんは角とか翼とかがちっちゃくてかわいいんだよね
魔力解放をすると大きくなるんだけど、ぱっと見気づかないほど小さい
ちなみにテナちゃんは普通に見えるくらい角や翼が大きい
「あ、やっと見えてきたよ。もう疲れた」
「もう少しよ、頑張ってルーナ」
テナちゃんのおかげで順調に進み次の島が見えてきた。
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