コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
水没ダンジョン
次の日からはまたダンジョン内を進みはじめた。
「まずはこの階層から抜け出さないとね、あと、この前みたいな美味しそうな物は勝手に食べないこと、常に警戒すること、わかった?」
特にテナちゃんに言い聞かせる
「気をつけます」
テナちゃんもこの前のベトベト状態は嫌だったみたいで、ダンジョンに入る前よりも少し元気がなくなっていた。
「あれは我らの不注意もある、サーティアもテナだけに言ってるわけではないのだ」
「うん」
「さ、気を取り直していくよ!」
「ですね!」
拠点から少し離れると相変わらず植物が鬱蒼としていて、そこかしこから虫や植物の魔物が襲ってくる
「どうして拠点では魔物が現れなかったんでしょうか?」
「おそらくは強力な魔除けの魔道具を使っているのだろうな、ここはダンジョンだから魔石にも困らないだろうからうまいこと使っているのだろう」
なるほど、それでダンジョン内の町が保たれてるんだね
「ギルドで次の階層の場所を聞いておいてよかったわ」
拠点でも少し言ってたように、他の階層にも拠点があるらしい、その間の道は整備されているわけではないが、なんとなく道がある。
ダンジョンだからわかりづらいけどよく見ると目印もちゃんとあるので迷わず進める
「おぉ、もう着いたのだ」
「次はどんなところなんだろう?」
さすがに植物とか虫は飽きたしこりごりなのでもうちょっと歩きやすいところがいいかなぁ
階段を降りていくと、そこには水が広がっていた
「今度は魚だね!」
「あ、あそこに拠点らしきものがあるわね」
さっきの階層は真っ白な光で明るかったけど今回は薄暗かった。水には波や流れはなく、大きなプールのようだ
視界を遮るものもないので階層内を見渡すことができた。
「いくつかの島があるみたいなのだ」
「あの、これ飛んで行っちゃえばいいと思いませんか?」
「それができるのはリィアとテナ、とクロエって結構いるわね!でも他にも人がいるだろうし簡単に進んじゃつまらないわよ?」
「それもそうでした!泳ぐのも好きですよ私!」
階段を降りると周りには舟がいくつかおいてあった。
「もしかしてこれで行くの?」
「他にないだろう?舟があるだけマシなのだ」
長い間使われているのか結構ぼろぼろになっている
魔法で舟を生成することもできるけど、詳しい構造とかがわからないからなぁ
せめて修復はしておこう
「全員でひとつの舟には乗れなさそうね」
「体重的にリィアとルーナとテナ、我とサーティアでいいのではないか?」
「体重ってわざわざ言わないでくれる?まぁいいけど」
ふと水の中を見ると、大きな影が見える。
もしかしなくても、魔物だよね、怖いんだけど
「舟ごと食べられたりしませんよね?」
「そこまで大きいのはいないんじゃないかしら?」
私の大きさくらいの影が見えるくらいでさらに大きなものは今のところ見てないし、さすがに大丈夫だよね?
舟を修復してから乗る、思ったより安定するね
「リィア、あんまり揺らさないでね?」
「あの、狭かったら私泳いでもいいですからね!」
「テナちゃんは魔物が出た時にその対処をしてくれればいいので舟の上でじっくりまっててください」
「………わかりました」
ないとは思うけどもしテナちゃんが急に襲われてもすぐ助けられないので一緒に舟に乗ってもらう
「風もないから漕がなくちゃいけないのね」
「二人で漕げばまぁまぁ進めるのだ」
舟を漕ぐのって難しいよねなかなか上手く進めないし結構重い
「あ、リィア、こっちはオールいらないからね。あたしの魔法で勧められるから」
「え?そうなんですか?」
「ほら、水を操れば………こんな感じで簡単に進められるよ。海や川と違って流れや波がないから簡単だよ」
ルーナちゃんの新たな特技を知ることができた。
とはいえ制御が難しいのかサーティアさんたちとそこまで速さは変わらなかった。
「おぉ、すごいですね!ルーナさん」
ルーナちゃんは舟に集中してもらうので魔物の相手は私とテナちゃんが引き受ける。
最初は特に何もされなかったけど、少し進むと水の中の影から跳ねて襲ってきた。
大きな物だと私くらいの大きさのがくるからなんとか剣で切り落としたり魔法で迎撃したりする。
サーティアさんたちの方に行った魔物もタイミングが合えば倒してるけど、クロエさんやサーティアさんもちゃんと対処できてるみたいだ。
「これはこれでなんか楽しいですね!」
テナちゃんはこの状況を楽しんでいるようだ
「倒した魔物の魔石が全部水の中に………もったいない」
「空中で倒したやつはさすがに回収できませんね」
そんなこんなで進んでいき一番近くにあった島に到着する。
「拠点まではまだ先だから一旦休憩するわよ」
「なんだか私達冒険者が休むために用意されてるみたいですよね」
「実際そうなのではないか?ダンジョンについてはまだまだ分からないことが多いが明らかに罠や出てくる魔物が人の手で攻略されることを想定されているのだ」
確かに、まるで人が作ったようなできだもんね
それじゃあ神様みたいに人ができてからダンジョンもできたのかな
「何にせよ疲れたから助かったよ」
「ルーナちゃんお疲れ様です」
ルーナちゃんにマナポーションを渡す
「さっきまでバシャバシャ飛んできたのに静かになりましたね」
島に着いてからも警戒していたテナちゃんが水面を見て言う
「なんかもう律儀すぎて逆に好感もてるわね」
地面についたからなのか舟の揺れに慣れたせいなのかなんかフラフラする
「あんまり舟に乗らないから疲れました」
「ちょっとリィア、膝貸して」
「え、あ、はい」
ルーナちゃんは舟の揺れと魔法で思ってたより疲れてたみたいで、眠ってしまった。
「あんまり急いでもないから今日はここで寝て明日拠点を目指しつつ進むわよ」
「まずはこの階層から抜け出さないとね、あと、この前みたいな美味しそうな物は勝手に食べないこと、常に警戒すること、わかった?」
特にテナちゃんに言い聞かせる
「気をつけます」
テナちゃんもこの前のベトベト状態は嫌だったみたいで、ダンジョンに入る前よりも少し元気がなくなっていた。
「あれは我らの不注意もある、サーティアもテナだけに言ってるわけではないのだ」
「うん」
「さ、気を取り直していくよ!」
「ですね!」
拠点から少し離れると相変わらず植物が鬱蒼としていて、そこかしこから虫や植物の魔物が襲ってくる
「どうして拠点では魔物が現れなかったんでしょうか?」
「おそらくは強力な魔除けの魔道具を使っているのだろうな、ここはダンジョンだから魔石にも困らないだろうからうまいこと使っているのだろう」
なるほど、それでダンジョン内の町が保たれてるんだね
「ギルドで次の階層の場所を聞いておいてよかったわ」
拠点でも少し言ってたように、他の階層にも拠点があるらしい、その間の道は整備されているわけではないが、なんとなく道がある。
ダンジョンだからわかりづらいけどよく見ると目印もちゃんとあるので迷わず進める
「おぉ、もう着いたのだ」
「次はどんなところなんだろう?」
さすがに植物とか虫は飽きたしこりごりなのでもうちょっと歩きやすいところがいいかなぁ
階段を降りていくと、そこには水が広がっていた
「今度は魚だね!」
「あ、あそこに拠点らしきものがあるわね」
さっきの階層は真っ白な光で明るかったけど今回は薄暗かった。水には波や流れはなく、大きなプールのようだ
視界を遮るものもないので階層内を見渡すことができた。
「いくつかの島があるみたいなのだ」
「あの、これ飛んで行っちゃえばいいと思いませんか?」
「それができるのはリィアとテナ、とクロエって結構いるわね!でも他にも人がいるだろうし簡単に進んじゃつまらないわよ?」
「それもそうでした!泳ぐのも好きですよ私!」
階段を降りると周りには舟がいくつかおいてあった。
「もしかしてこれで行くの?」
「他にないだろう?舟があるだけマシなのだ」
長い間使われているのか結構ぼろぼろになっている
魔法で舟を生成することもできるけど、詳しい構造とかがわからないからなぁ
せめて修復はしておこう
「全員でひとつの舟には乗れなさそうね」
「体重的にリィアとルーナとテナ、我とサーティアでいいのではないか?」
「体重ってわざわざ言わないでくれる?まぁいいけど」
ふと水の中を見ると、大きな影が見える。
もしかしなくても、魔物だよね、怖いんだけど
「舟ごと食べられたりしませんよね?」
「そこまで大きいのはいないんじゃないかしら?」
私の大きさくらいの影が見えるくらいでさらに大きなものは今のところ見てないし、さすがに大丈夫だよね?
舟を修復してから乗る、思ったより安定するね
「リィア、あんまり揺らさないでね?」
「あの、狭かったら私泳いでもいいですからね!」
「テナちゃんは魔物が出た時にその対処をしてくれればいいので舟の上でじっくりまっててください」
「………わかりました」
ないとは思うけどもしテナちゃんが急に襲われてもすぐ助けられないので一緒に舟に乗ってもらう
「風もないから漕がなくちゃいけないのね」
「二人で漕げばまぁまぁ進めるのだ」
舟を漕ぐのって難しいよねなかなか上手く進めないし結構重い
「あ、リィア、こっちはオールいらないからね。あたしの魔法で勧められるから」
「え?そうなんですか?」
「ほら、水を操れば………こんな感じで簡単に進められるよ。海や川と違って流れや波がないから簡単だよ」
ルーナちゃんの新たな特技を知ることができた。
とはいえ制御が難しいのかサーティアさんたちとそこまで速さは変わらなかった。
「おぉ、すごいですね!ルーナさん」
ルーナちゃんは舟に集中してもらうので魔物の相手は私とテナちゃんが引き受ける。
最初は特に何もされなかったけど、少し進むと水の中の影から跳ねて襲ってきた。
大きな物だと私くらいの大きさのがくるからなんとか剣で切り落としたり魔法で迎撃したりする。
サーティアさんたちの方に行った魔物もタイミングが合えば倒してるけど、クロエさんやサーティアさんもちゃんと対処できてるみたいだ。
「これはこれでなんか楽しいですね!」
テナちゃんはこの状況を楽しんでいるようだ
「倒した魔物の魔石が全部水の中に………もったいない」
「空中で倒したやつはさすがに回収できませんね」
そんなこんなで進んでいき一番近くにあった島に到着する。
「拠点まではまだ先だから一旦休憩するわよ」
「なんだか私達冒険者が休むために用意されてるみたいですよね」
「実際そうなのではないか?ダンジョンについてはまだまだ分からないことが多いが明らかに罠や出てくる魔物が人の手で攻略されることを想定されているのだ」
確かに、まるで人が作ったようなできだもんね
それじゃあ神様みたいに人ができてからダンジョンもできたのかな
「何にせよ疲れたから助かったよ」
「ルーナちゃんお疲れ様です」
ルーナちゃんにマナポーションを渡す
「さっきまでバシャバシャ飛んできたのに静かになりましたね」
島に着いてからも警戒していたテナちゃんが水面を見て言う
「なんかもう律儀すぎて逆に好感もてるわね」
地面についたからなのか舟の揺れに慣れたせいなのかなんかフラフラする
「あんまり舟に乗らないから疲れました」
「ちょっとリィア、膝貸して」
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