コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
戻ってきたらみんながいませんでした
転移魔法が成功し、聖都の宿に戻ってくることができた。正確に言えば宿の部屋に直接じゃないけどね、魔法陣は目立たない路地裏にあった
妖精達の歓迎は嬉しかったけどあんまり長居すると仲間のみんなを困らせちゃうからね
「あれ?みんながいない」
どうやら宿の部屋を変えたのかもうチェックアウトしちゃったみたい
まさか5日も泊まるとは思ってもないからお金に関してはせいぜい3日分しか払ってない。
延長してないのかそれともパーティのお金は私が管理してるから節約のために安い宿に変えたのか………
考えられることはみっつだ。
ひとつは幸神教関係でお世話になってる。
ルチアさんやシロルちゃんがお世話になったということでしばらくそのお礼に泊めてもらってるなんてこともあるだろう
ふたつ目はさっき言った通りの安い宿に変えただ。お金に関してはそれぞれ多少持ってるはずだし、みんななら適当な依頼をこなして稼ぐことだってできるはず
みっつ目は依頼を受けていていないということだ
泊まりがけの割と長期的な依頼を受けてるならいないことも頷ける
聖都にいなかったら探しようがないのでふたつめの他の宿に移した前提で聖都をまわることにした
宿を回るのもいいけど怪しい人に間違われてもいやなのと聞き回ること自体コミュ障私には無理なので最初にシロルちゃん達のいる大聖堂へと向かった
確か大聖堂に入るための聖印をもらってたからそれを使えば入れてもらえるはず
ロミス様を信仰してるのに他の宗教の聖印をもらうってなんかちょっと変な感じだけど、仕方がない
「あ、あの、その、ちょっといいですか?」
なんとか勇気を出して入り口の人に声をかける。
そして聖印を見せたらすんなり入れてくれた。
あ、あれ?こんなに簡単に入れちゃっていいの?
あ、これ結構上級の聖印なんだ、なるほど
大聖堂の中は広くて芸術のわからない私が見ても神秘的で美しい装飾や模様がたくさんあった
格好が幸神教のものじゃないからなんか怪しまれてる………
「あの、どうかされましたか?」
そしてどうしてここにいるのかと思われたのか親切心で声をかけてくれた。
「すみません、シロルちゃんはいませんか?」
一応聖印を見せながらシロルちゃんのことを聞く。
ルチアさんは多分幸神教内でも秘密にしているかもしれないから名前は出さないでおく。
「その聖印は……い、今聞いてきますね。少し待っててください」
やっぱりこの聖印は普通のものよりもいいものらしく、修道女さんは驚いた顔をしていた。
しばらく待っているとシロルちゃんが走ってきた
「はぁ、はぁ……って、リィアさんがきてたんですか!?」
「は、はい」
「とりあえずこちらに来てください」
言われるがままシロルちゃんについていく。
「実は数日前にルーナさんから話を聞いていて、リィアさんがいなくなったからしばらく旅に出れないって」
「そうだったんですね………すみません、急にいなくなったりして」
「いえ、理由も聞いたので納得しました。まさかリィアさんも神に仕える身だったんですね」
ルーナちゃんは私がいなくなった理由が神様関連だってことを話したみたいだね
「幸神教ではないんですけどね。あの、このことは喋らないでくれると助かります」
「はい、それはもちろんです。でも、その、神様の存在が身近ということにおいてなんだか親近感があるので、その………これから仲良くしてくれませんか?」
まさかお友達になれるとは………もちろんシロルちゃんはいい子でかわいいので即OKだ
「はい!もちろんです!あの、それで今日訪ねたのは他のみんなのことなんですけど、何か聞いてませんか?宿に戻ってもいなかったので」
「ルーナさんからはリィアさんが戻ってくるまで冒険者の活動をするって聞いてます。あと宿が変わるかもって言ってました」
やっぱり、あの前泊まってた宿屋はいいところなんだけどそれなりに値段が高かったんだよね
「聖都にはいるんですね、ん〜、これからどうしよう」
問題なのは泊まりがけの依頼をしてるのかどうかだよね。合流は簡単だろうけどその間私の居場所がない
「私も探すのを手伝いましょうか?ルチア様に話せばすぐいろんな人が探してくれると思います」
「あ、ありがとうございます」
「その代わりと言ってはなんですけど………私に神様について教えてくれませんか?」
「神様についてですか?」
「そうです。ルーナさんにも同じようなことを聞いたんですけど、より神様に近い存在のリィアさんならもっと詳しく聞けるかなと」
この子は単純な知識欲と向上心が高いみたいだね。普通はそんな深く考えないと思うんだけどね
「わかりました。でもその前に」
「はい、他の皆さんの居場所ですよね。それでは一緒に行きましょう」
シロルちゃんについていくと、また別の部屋についた。
「ここにはルチア様がいるんです。今日は出かけてないみたいでよかったです。あの、ルチア様少しいいですか?」
シロルちゃんが声をかけるとすぐさま扉が開く。
「シロルですか、どうしました?それと………あなたは、どうしてここに?いなくなっていたと聞いてましたが」
「えっと、これから事情を話します」
「聞きましょう、さぁ中へどうぞ」
シロルちゃんがルチアさんに事情を話す
「そういうことでしたか、リィアはロミスの使いですからねにしても急に連れ去るなんて考えられませんねまったく………」
「あはは……ま、まぁ変な時に連れ去られたわけじゃないので、それでも事前に言ってほしかったですけど」
「それでルチア様に話したのはリィアさんが仲間のみなさんとはぐれちゃって、一緒に探して欲しいからなんです。ルチア様が言えば他のみんなも動いてくれるので」
「シロルだけですよ、こうして面と向かって何かを頼ってくれるのは。周りは皆私を神聖視しすぎています」
ルチアさんも一緒なら話は速そうだね
「聖都の景色を楽しんだところなのでそろそろ次の旅へ行きたいと思っていたところです」
「ありがとうございます」
「シロルとリィアは待っていていいですよ。あとは私がみなを連れてきますので」
「いえ、そこまでしていただかなくても、私も何かします」
「シロルはリィアに聞きたいことがあるんじゃないんですか?」
ルチアさんはシロルちゃんのことはお見通しなのか、心が読めるのかな
「あ、あの、ありがとうございます!」
「それではリィア、シロルをよろしくお願いします。あなたはロミスのような偏った考えではなさそうですから」
ちょくちょくロミス様に嫌味を言うってことはやっぱりロミス様とルチアさんは仲が悪いのかな?
大昔の大戦では敵同士みたいだったし
妖精達の歓迎は嬉しかったけどあんまり長居すると仲間のみんなを困らせちゃうからね
「あれ?みんながいない」
どうやら宿の部屋を変えたのかもうチェックアウトしちゃったみたい
まさか5日も泊まるとは思ってもないからお金に関してはせいぜい3日分しか払ってない。
延長してないのかそれともパーティのお金は私が管理してるから節約のために安い宿に変えたのか………
考えられることはみっつだ。
ひとつは幸神教関係でお世話になってる。
ルチアさんやシロルちゃんがお世話になったということでしばらくそのお礼に泊めてもらってるなんてこともあるだろう
ふたつ目はさっき言った通りの安い宿に変えただ。お金に関してはそれぞれ多少持ってるはずだし、みんななら適当な依頼をこなして稼ぐことだってできるはず
みっつ目は依頼を受けていていないということだ
泊まりがけの割と長期的な依頼を受けてるならいないことも頷ける
聖都にいなかったら探しようがないのでふたつめの他の宿に移した前提で聖都をまわることにした
宿を回るのもいいけど怪しい人に間違われてもいやなのと聞き回ること自体コミュ障私には無理なので最初にシロルちゃん達のいる大聖堂へと向かった
確か大聖堂に入るための聖印をもらってたからそれを使えば入れてもらえるはず
ロミス様を信仰してるのに他の宗教の聖印をもらうってなんかちょっと変な感じだけど、仕方がない
「あ、あの、その、ちょっといいですか?」
なんとか勇気を出して入り口の人に声をかける。
そして聖印を見せたらすんなり入れてくれた。
あ、あれ?こんなに簡単に入れちゃっていいの?
あ、これ結構上級の聖印なんだ、なるほど
大聖堂の中は広くて芸術のわからない私が見ても神秘的で美しい装飾や模様がたくさんあった
格好が幸神教のものじゃないからなんか怪しまれてる………
「あの、どうかされましたか?」
そしてどうしてここにいるのかと思われたのか親切心で声をかけてくれた。
「すみません、シロルちゃんはいませんか?」
一応聖印を見せながらシロルちゃんのことを聞く。
ルチアさんは多分幸神教内でも秘密にしているかもしれないから名前は出さないでおく。
「その聖印は……い、今聞いてきますね。少し待っててください」
やっぱりこの聖印は普通のものよりもいいものらしく、修道女さんは驚いた顔をしていた。
しばらく待っているとシロルちゃんが走ってきた
「はぁ、はぁ……って、リィアさんがきてたんですか!?」
「は、はい」
「とりあえずこちらに来てください」
言われるがままシロルちゃんについていく。
「実は数日前にルーナさんから話を聞いていて、リィアさんがいなくなったからしばらく旅に出れないって」
「そうだったんですね………すみません、急にいなくなったりして」
「いえ、理由も聞いたので納得しました。まさかリィアさんも神に仕える身だったんですね」
ルーナちゃんは私がいなくなった理由が神様関連だってことを話したみたいだね
「幸神教ではないんですけどね。あの、このことは喋らないでくれると助かります」
「はい、それはもちろんです。でも、その、神様の存在が身近ということにおいてなんだか親近感があるので、その………これから仲良くしてくれませんか?」
まさかお友達になれるとは………もちろんシロルちゃんはいい子でかわいいので即OKだ
「はい!もちろんです!あの、それで今日訪ねたのは他のみんなのことなんですけど、何か聞いてませんか?宿に戻ってもいなかったので」
「ルーナさんからはリィアさんが戻ってくるまで冒険者の活動をするって聞いてます。あと宿が変わるかもって言ってました」
やっぱり、あの前泊まってた宿屋はいいところなんだけどそれなりに値段が高かったんだよね
「聖都にはいるんですね、ん〜、これからどうしよう」
問題なのは泊まりがけの依頼をしてるのかどうかだよね。合流は簡単だろうけどその間私の居場所がない
「私も探すのを手伝いましょうか?ルチア様に話せばすぐいろんな人が探してくれると思います」
「あ、ありがとうございます」
「その代わりと言ってはなんですけど………私に神様について教えてくれませんか?」
「神様についてですか?」
「そうです。ルーナさんにも同じようなことを聞いたんですけど、より神様に近い存在のリィアさんならもっと詳しく聞けるかなと」
この子は単純な知識欲と向上心が高いみたいだね。普通はそんな深く考えないと思うんだけどね
「わかりました。でもその前に」
「はい、他の皆さんの居場所ですよね。それでは一緒に行きましょう」
シロルちゃんについていくと、また別の部屋についた。
「ここにはルチア様がいるんです。今日は出かけてないみたいでよかったです。あの、ルチア様少しいいですか?」
シロルちゃんが声をかけるとすぐさま扉が開く。
「シロルですか、どうしました?それと………あなたは、どうしてここに?いなくなっていたと聞いてましたが」
「えっと、これから事情を話します」
「聞きましょう、さぁ中へどうぞ」
シロルちゃんがルチアさんに事情を話す
「そういうことでしたか、リィアはロミスの使いですからねにしても急に連れ去るなんて考えられませんねまったく………」
「あはは……ま、まぁ変な時に連れ去られたわけじゃないので、それでも事前に言ってほしかったですけど」
「それでルチア様に話したのはリィアさんが仲間のみなさんとはぐれちゃって、一緒に探して欲しいからなんです。ルチア様が言えば他のみんなも動いてくれるので」
「シロルだけですよ、こうして面と向かって何かを頼ってくれるのは。周りは皆私を神聖視しすぎています」
ルチアさんも一緒なら話は速そうだね
「聖都の景色を楽しんだところなのでそろそろ次の旅へ行きたいと思っていたところです」
「ありがとうございます」
「シロルとリィアは待っていていいですよ。あとは私がみなを連れてきますので」
「いえ、そこまでしていただかなくても、私も何かします」
「シロルはリィアに聞きたいことがあるんじゃないんですか?」
ルチアさんはシロルちゃんのことはお見通しなのか、心が読めるのかな
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