コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
リィアのいない間
ルーナ視点
宿に戻ってくるとテナが待っていた
「あれ?サーティアとクロエは?」
「二人は冒険者ギルドに行きました。手頃な依頼を探してくるそうです。その間私はルーナさんと入れ違いにならないように待ってたというわけです」
早速依頼をやるんだね。
「ありがとう、こっちもちゃんとシロルに伝えてきたよ」
「ルーナさん、あの」
「ん?どうしたの?」
「リィアさんは本当に大丈夫なんでしょうか」
あたしは神様の名前を見て平気だと確信してるけど、そういうところがあやふやに認識しているテナにとっては不安なことなのだろう
「リィアは絶対大丈夫だから、今までだってどんなことがあっても乗り越えてきたでしょう?」
テナが一緒になってからは帝国の闘技場でのことや魔法の塔とかクラーケンとかがあったけど、それ以外にも沢山あった
「そう、ですね」
「まぁでも心配する気持ちもわかるから、リィアが帰ってきたら一緒に怒ろうね」
「え、怒るんですか?」
「それはもちろん!突然いなくなったんだから。リィアだけじゃなくて神様にも怒るけどね」
「あはは……ルーナさんは平気そうだなぁと思ってたんですけど、全然そんなことなかったです」
そんなこんなで話しているとクロエとサーティアが戻ってくる。
「ふふふ、手頃な依頼を受けてきたのだ!」
「Bランクでしかも戦士や魔法使いがいるパーティはラキトピアじゃ珍しいみたいで、色んな依頼を紹介されちゃったわ。受けたのはその中のひとつだけどね」
「リィアがいなくても平気そう?」
「大丈夫よ、1泊するかもしれないけど、そこまで危険なのじゃないからね」
一体どんな依頼を受けたんだろう?
「依頼の内容を説明するのだ」
「受けた依頼は討伐依頼とその素材採取よ。魔物の名前はセイトリソウ、聖都から少し歩いたところにある森の中にいるらしいわ。素材はそのセイトリソウの根の部分と葉の部分、できれば実の部分らしいわ」
討伐の中でも結構難易度の高いやつじゃん!
素材採取があるだけでただ倒すだけじゃダメとかがあるから倒すのが面倒なんだよね
「セイトリソウって聞く限りじゃ植物みたいだけど、どんな魔物なの?」
「聞くところによると光属性の魔法に対して滅法強く聖職者殺しと呼ばれてるのだ」
「そりゃあ光属性を使う人が多いこの国じゃこの魔物の相手をできる人はなかなかいないわよね」
「まぁそれだけならいいのだが、物理や火などにも強くてかなり厄介な魔物らしいのだ」
魔法耐性物理耐性両方高い魔物なんだね。
リィアがいなくてほんとに平気かなぁ
「防御面は確かに厄介だけど攻撃面はそうでもないのよ、自由自在につるを伸ばして攻撃するっていうこともなく強いて言うなら身体にある棘が危ないくらいらしいわ」
なるほど、倒すのは大変だけど放っておいて困る魔物ではないんだね。
「森の中なら私変身してもいいですか?」
「う〜ん、どうかしら?平気そうならしてもいいかもしれないけど逆に動きづらくなっちゃわないかしら?」
「ま、なにはともあれ戦ってみればいいのだ」
今回の依頼は大変だけどそんなに危険そうじゃないならなんとかなりそうだね。
もちろん本気で達成するつもりでやるけどね
あたし達は聖都から出発してセイトリソウのいる森へと向かう。
ここは神聖な森として昔からある場所らしく森を荒らすことなどは出来ない
「私の火の魔法は使えませんね………残念です」
「テナは火の魔法がなくたって強いからね」
正直今回の相手はクロエの火力頼りになると思う、サーティアとテナが時間稼ぎをしつつクロエがとどめ、あたしのやることといえば集まってきた他の魔物を倒したりみんなを回復させたりするくらいだ
「結構深い森なのね」
「道もないから歩きづらいのだ」
日が昇って時間が経っているのに薄暗く進みづらい、セイトリソウの正確な場所まではわからないから探さないといけないんだけど、もしかしてこれ思ってたよりも大変だったかな
「っていうかこれ帰る時どうするの?」
こんな闇雲に入ってったら帰る時困るでしょ
「迷わないためにちゃんと目印をつけてあるわ、まぁ最悪迷ってもリィアの転移魔法が……って今はいなかったわね。最悪テナに飛んでもらうわよ」
「もし見つかったら大変なことになるからそれは最終手段なのだ」
「薄暗いですけど、なんだか気分はいいですよね」
「そうね、力が湧いてくるような」
「そうか?我はむしろ身体が重いのだが」
この森の影響なのかあたしも身体が軽い。
神聖な森と言われるだけあってなにかあるのかな?
逆にクロエの調子が悪いのは光属性に弱い体質だからだろうね
「それで、探知魔法でなにか見つかったかしら?」
「だめ、そもそもこの森色んな反応がありすぎてよくわからない」
リィアならわかるかもしれないけどあたしやクロエの魔法じゃ見分けがつかないほどいくつも反応が出て何が何だかわからなくなってる
「魔物が沢山いる訳でもないのだが」
探知魔法が使えないまま森の中を歩いていると何度か魔物に襲われる
植物系の魔物が多く不意打ちに足をとられたり、変な液体をかけられたり、なかなか苦労しながら進む
「植物系の魔物ってこんなに面倒だったのね、擬態してるから周りの植物と見分けつかないし」
「負けることはないが長くはここにいたくないのだ」
「私もです、ここの魔物達は全然戦ってる感じがないんですよね」
思ったより苦労しながらやっとのことでセイトリソウを見つけることができた。
セイトリソウは結構特徴的な見た目をしていたので近くまで来たらすぐに見つけることが出来た。
宿に戻ってくるとテナが待っていた
「あれ?サーティアとクロエは?」
「二人は冒険者ギルドに行きました。手頃な依頼を探してくるそうです。その間私はルーナさんと入れ違いにならないように待ってたというわけです」
早速依頼をやるんだね。
「ありがとう、こっちもちゃんとシロルに伝えてきたよ」
「ルーナさん、あの」
「ん?どうしたの?」
「リィアさんは本当に大丈夫なんでしょうか」
あたしは神様の名前を見て平気だと確信してるけど、そういうところがあやふやに認識しているテナにとっては不安なことなのだろう
「リィアは絶対大丈夫だから、今までだってどんなことがあっても乗り越えてきたでしょう?」
テナが一緒になってからは帝国の闘技場でのことや魔法の塔とかクラーケンとかがあったけど、それ以外にも沢山あった
「そう、ですね」
「まぁでも心配する気持ちもわかるから、リィアが帰ってきたら一緒に怒ろうね」
「え、怒るんですか?」
「それはもちろん!突然いなくなったんだから。リィアだけじゃなくて神様にも怒るけどね」
「あはは……ルーナさんは平気そうだなぁと思ってたんですけど、全然そんなことなかったです」
そんなこんなで話しているとクロエとサーティアが戻ってくる。
「ふふふ、手頃な依頼を受けてきたのだ!」
「Bランクでしかも戦士や魔法使いがいるパーティはラキトピアじゃ珍しいみたいで、色んな依頼を紹介されちゃったわ。受けたのはその中のひとつだけどね」
「リィアがいなくても平気そう?」
「大丈夫よ、1泊するかもしれないけど、そこまで危険なのじゃないからね」
一体どんな依頼を受けたんだろう?
「依頼の内容を説明するのだ」
「受けた依頼は討伐依頼とその素材採取よ。魔物の名前はセイトリソウ、聖都から少し歩いたところにある森の中にいるらしいわ。素材はそのセイトリソウの根の部分と葉の部分、できれば実の部分らしいわ」
討伐の中でも結構難易度の高いやつじゃん!
素材採取があるだけでただ倒すだけじゃダメとかがあるから倒すのが面倒なんだよね
「セイトリソウって聞く限りじゃ植物みたいだけど、どんな魔物なの?」
「聞くところによると光属性の魔法に対して滅法強く聖職者殺しと呼ばれてるのだ」
「そりゃあ光属性を使う人が多いこの国じゃこの魔物の相手をできる人はなかなかいないわよね」
「まぁそれだけならいいのだが、物理や火などにも強くてかなり厄介な魔物らしいのだ」
魔法耐性物理耐性両方高い魔物なんだね。
リィアがいなくてほんとに平気かなぁ
「防御面は確かに厄介だけど攻撃面はそうでもないのよ、自由自在につるを伸ばして攻撃するっていうこともなく強いて言うなら身体にある棘が危ないくらいらしいわ」
なるほど、倒すのは大変だけど放っておいて困る魔物ではないんだね。
「森の中なら私変身してもいいですか?」
「う〜ん、どうかしら?平気そうならしてもいいかもしれないけど逆に動きづらくなっちゃわないかしら?」
「ま、なにはともあれ戦ってみればいいのだ」
今回の依頼は大変だけどそんなに危険そうじゃないならなんとかなりそうだね。
もちろん本気で達成するつもりでやるけどね
あたし達は聖都から出発してセイトリソウのいる森へと向かう。
ここは神聖な森として昔からある場所らしく森を荒らすことなどは出来ない
「私の火の魔法は使えませんね………残念です」
「テナは火の魔法がなくたって強いからね」
正直今回の相手はクロエの火力頼りになると思う、サーティアとテナが時間稼ぎをしつつクロエがとどめ、あたしのやることといえば集まってきた他の魔物を倒したりみんなを回復させたりするくらいだ
「結構深い森なのね」
「道もないから歩きづらいのだ」
日が昇って時間が経っているのに薄暗く進みづらい、セイトリソウの正確な場所まではわからないから探さないといけないんだけど、もしかしてこれ思ってたよりも大変だったかな
「っていうかこれ帰る時どうするの?」
こんな闇雲に入ってったら帰る時困るでしょ
「迷わないためにちゃんと目印をつけてあるわ、まぁ最悪迷ってもリィアの転移魔法が……って今はいなかったわね。最悪テナに飛んでもらうわよ」
「もし見つかったら大変なことになるからそれは最終手段なのだ」
「薄暗いですけど、なんだか気分はいいですよね」
「そうね、力が湧いてくるような」
「そうか?我はむしろ身体が重いのだが」
この森の影響なのかあたしも身体が軽い。
神聖な森と言われるだけあってなにかあるのかな?
逆にクロエの調子が悪いのは光属性に弱い体質だからだろうね
「それで、探知魔法でなにか見つかったかしら?」
「だめ、そもそもこの森色んな反応がありすぎてよくわからない」
リィアならわかるかもしれないけどあたしやクロエの魔法じゃ見分けがつかないほどいくつも反応が出て何が何だかわからなくなってる
「魔物が沢山いる訳でもないのだが」
探知魔法が使えないまま森の中を歩いていると何度か魔物に襲われる
植物系の魔物が多く不意打ちに足をとられたり、変な液体をかけられたり、なかなか苦労しながら進む
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