コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
子供達の様子
テナ視点
クロエお姉ちゃんのお父さんがいるところについたら双子の子供達と仲良くなりました。
彼らはソルくんとサニーくんと言ってとっても元気いっぱいです。
私ともそこまで歳が離れてないみたいですぐに打ち解けることが出来ました。
「その角って本物なの?」
「しっぽと羽もある!」
最初は私の身体の特徴に興味を持ったみたいでした
「本物ですよ、火も吹けます」
「おぉ!すげぇ!」
「かっこいい!」
「えへへ、これでもちゃんとした冒険者なんですよ!」
「ねぇねぇ!冒険者ってどんなことするんだ?」
「魔物って見たことないんだけど、怖い存在なの?」
「冒険者はその名の通り冒険をしながらお金を稼ぐんですよ。魔物を退治したり、素材を採取したりと、色んな依頼をこなすんですよ。魔物は強いのも弱いのもいます。それといい魔物もいたりしますよ」
「へぇ〜」
「そうなんだ」
いつもは私が教えられる側なのでこうして教えてあげるのは新鮮な気持ちになりますね
「あの、魔物がいないって、この辺りには本当に魔物が出てこないんですか?」
「うん、生まれて一度も見たことないよ」
「あ、でも幽霊さん達はいっぱいだよ」
あのリィアさんが怯えてた幽霊はたくさんいるんですね
「不思議なところですね。私は逆に幽霊はあんまり見たことがないですよ」
前に出会った時もすぐに逃げたからよくわからない存在です
「それこそシャル姉ちゃんは幽霊なんだって」
「見に行ってみる?いっぱいいるよ」
リィアさんが聞いたら倒れそうな提案ですけど、私は興味をもったのでついて行くことにしました
「あ、シャル姉ちゃんいた」
「お〜い!」
「チビ達どうした?あぁその子を案内してあげてるのね」
この人は目的の場所を教えてくれたシャルロットさんです
私には生きてるようにしか見えないのですが、これでも幽霊だそうです
「他の子はどうしたの?」
「家の中でお父さん達と話してる。テナだけは俺たちと一緒に遊んでくれてるんだ」
「テナはすごいんだよ!火が吹けるんだ!」
「へぇ〜そりゃあすごい、見た目からしても普通の人間じゃなさそうだ」
「なぁなぁ、テナに幽霊達を見せてやりたいんだけど、いる?」
「今日はやけに静かで落ち着いてるからなかなか出てこないの、なんでか分からないんだけどね」
私達が来たからみんなどこかへ行っちゃったのかもしれませんね
リィアさんやルーナさんに加えてルチアさんも神聖な存在だっていってましたし
「その、幽霊さん達は大丈夫なんですか?」
「死んだ人に対しても心配するなんて優しい子だね。そもそも幽霊にならない方がいいんだから、さっさと天に昇って次の命になったり、完全に消えてしまった方がいいんだよ」
幽霊には幽霊なりの悩みのようなものがあるのかもしれませんね。
私は死んだことがないのでどういう感覚なのかがよくわかりません
「ここはどうしてそんなに死者が多いんですか?魔物もいませんし、そもそも人間どころか生き物すらあまりいません」
死者がいるということは以前に生きた人がいなければならない。でもここはそんな雰囲気がありません
「そういえばどうしてだろう?」
「考えたこともなかったなぁ」
「ここは特別な場所なんだよ。別にここにいる幽霊達はここで死んだわけじゃない。色んな幽霊達が集まってきたんだ。近くにあるお墓は集まってきたものたちを鎮めるためにあの人達が建てたんだ」
つまりここは幽霊が集まってきやすいところなんですね
「シャルロットさんはどう見ても幽霊には見えないんですが、本当に死んでるんですか?他の幽霊達はどこがへ消えてしまったのにシャルロットさんは平気そうですし」
「テナ、シャル姉は特別なの」
「そこらの幽霊と一緒にしちゃダメだよ」
「それは私も不思議に思ってる。本当に私死んだのかなって思うもん。感覚だってあるんだよ?でも、何をしてもどうしても生きていた頃のようなことはできないし、考えられなくなっちゃったんだよね」
その答えでは私はあまり理解できませんでしたが、やっぱり、死んでしまったら失うものが多いみたいです
「そうですか………」
「ずっと分からない方がいいよ。こんな感覚、ほら、今日幽霊達は大人しいみたいだから、お庭で遊んできたら?」
「はーい!」
「テナ、今度は何して遊ぶ?」
「追いかけっこでもしますか?私はこの遊びが一番得意なんです」
リィアさん達と出会う前はよく街の人達と追いかけっこをして遊んでました
私がちょっと街に近づけば一目散に逃げていくのと、ちょっとしたら私のことを追いかけてくる人も出てきて中々面白かったんですよね
今そんなことをしたらクロエお姉ちゃんに怒られてしまうので加減をしつつですけど……
それからソルくんとサニーくんが疲れ果てるまで遊びつくした
強い人の子供だけあって思ってたより力が強かったり動きが速いことにはびっくりしました
「今日は楽しかったです、また遊びましょ!」
「テナ……さすがに疲れた……けど、すっごい楽しかった」
「テナに全然勝てなかったけど、次は絶対勝つからね!」
「今度も私が勝ちますよ」
遊びと言えどわざと負けるようなことはしません
それがドラゴンとしての誇リィアでもありますからね!
夜ご飯はとっても美味しくて、何も遠慮せずにたくさん食べてしまいました。野菜もお肉も絶品で、長い旅の途中ではなかなか凝ったものが出なかったこともあり久しぶりに大満足でした
その途中で魔法陣とものすごい気配が現れたのはびっくりしましたが、それもそのはず、クロエお姉ちゃんのお母さん、つまり魔王が出てきました
とっさにソルくんとサニーくんを守ったんですけど彼らは全然平気そうな顔をしてたので不思議に思ってましたが危険な人ではないということでほっとしました
あれが一度は憧れた魔王軍の一番偉い人………私でも測りきれないほどの強さで思わず屈服してしまいそうでした
そんな魔王に対して物怖じしないみんなもすごいと思いました
やっぱり私はまだまだなんだなぁって感じます
クロエお姉ちゃんのお父さんがいるところについたら双子の子供達と仲良くなりました。
彼らはソルくんとサニーくんと言ってとっても元気いっぱいです。
私ともそこまで歳が離れてないみたいですぐに打ち解けることが出来ました。
「その角って本物なの?」
「しっぽと羽もある!」
最初は私の身体の特徴に興味を持ったみたいでした
「本物ですよ、火も吹けます」
「おぉ!すげぇ!」
「かっこいい!」
「えへへ、これでもちゃんとした冒険者なんですよ!」
「ねぇねぇ!冒険者ってどんなことするんだ?」
「魔物って見たことないんだけど、怖い存在なの?」
「冒険者はその名の通り冒険をしながらお金を稼ぐんですよ。魔物を退治したり、素材を採取したりと、色んな依頼をこなすんですよ。魔物は強いのも弱いのもいます。それといい魔物もいたりしますよ」
「へぇ〜」
「そうなんだ」
いつもは私が教えられる側なのでこうして教えてあげるのは新鮮な気持ちになりますね
「あの、魔物がいないって、この辺りには本当に魔物が出てこないんですか?」
「うん、生まれて一度も見たことないよ」
「あ、でも幽霊さん達はいっぱいだよ」
あのリィアさんが怯えてた幽霊はたくさんいるんですね
「不思議なところですね。私は逆に幽霊はあんまり見たことがないですよ」
前に出会った時もすぐに逃げたからよくわからない存在です
「それこそシャル姉ちゃんは幽霊なんだって」
「見に行ってみる?いっぱいいるよ」
リィアさんが聞いたら倒れそうな提案ですけど、私は興味をもったのでついて行くことにしました
「あ、シャル姉ちゃんいた」
「お〜い!」
「チビ達どうした?あぁその子を案内してあげてるのね」
この人は目的の場所を教えてくれたシャルロットさんです
私には生きてるようにしか見えないのですが、これでも幽霊だそうです
「他の子はどうしたの?」
「家の中でお父さん達と話してる。テナだけは俺たちと一緒に遊んでくれてるんだ」
「テナはすごいんだよ!火が吹けるんだ!」
「へぇ〜そりゃあすごい、見た目からしても普通の人間じゃなさそうだ」
「なぁなぁ、テナに幽霊達を見せてやりたいんだけど、いる?」
「今日はやけに静かで落ち着いてるからなかなか出てこないの、なんでか分からないんだけどね」
私達が来たからみんなどこかへ行っちゃったのかもしれませんね
リィアさんやルーナさんに加えてルチアさんも神聖な存在だっていってましたし
「その、幽霊さん達は大丈夫なんですか?」
「死んだ人に対しても心配するなんて優しい子だね。そもそも幽霊にならない方がいいんだから、さっさと天に昇って次の命になったり、完全に消えてしまった方がいいんだよ」
幽霊には幽霊なりの悩みのようなものがあるのかもしれませんね。
私は死んだことがないのでどういう感覚なのかがよくわかりません
「ここはどうしてそんなに死者が多いんですか?魔物もいませんし、そもそも人間どころか生き物すらあまりいません」
死者がいるということは以前に生きた人がいなければならない。でもここはそんな雰囲気がありません
「そういえばどうしてだろう?」
「考えたこともなかったなぁ」
「ここは特別な場所なんだよ。別にここにいる幽霊達はここで死んだわけじゃない。色んな幽霊達が集まってきたんだ。近くにあるお墓は集まってきたものたちを鎮めるためにあの人達が建てたんだ」
つまりここは幽霊が集まってきやすいところなんですね
「シャルロットさんはどう見ても幽霊には見えないんですが、本当に死んでるんですか?他の幽霊達はどこがへ消えてしまったのにシャルロットさんは平気そうですし」
「テナ、シャル姉は特別なの」
「そこらの幽霊と一緒にしちゃダメだよ」
「それは私も不思議に思ってる。本当に私死んだのかなって思うもん。感覚だってあるんだよ?でも、何をしてもどうしても生きていた頃のようなことはできないし、考えられなくなっちゃったんだよね」
その答えでは私はあまり理解できませんでしたが、やっぱり、死んでしまったら失うものが多いみたいです
「そうですか………」
「ずっと分からない方がいいよ。こんな感覚、ほら、今日幽霊達は大人しいみたいだから、お庭で遊んできたら?」
「はーい!」
「テナ、今度は何して遊ぶ?」
「追いかけっこでもしますか?私はこの遊びが一番得意なんです」
リィアさん達と出会う前はよく街の人達と追いかけっこをして遊んでました
私がちょっと街に近づけば一目散に逃げていくのと、ちょっとしたら私のことを追いかけてくる人も出てきて中々面白かったんですよね
今そんなことをしたらクロエお姉ちゃんに怒られてしまうので加減をしつつですけど……
それからソルくんとサニーくんが疲れ果てるまで遊びつくした
強い人の子供だけあって思ってたより力が強かったり動きが速いことにはびっくりしました
「今日は楽しかったです、また遊びましょ!」
「テナ……さすがに疲れた……けど、すっごい楽しかった」
「テナに全然勝てなかったけど、次は絶対勝つからね!」
「今度も私が勝ちますよ」
遊びと言えどわざと負けるようなことはしません
それがドラゴンとしての誇リィアでもありますからね!
夜ご飯はとっても美味しくて、何も遠慮せずにたくさん食べてしまいました。野菜もお肉も絶品で、長い旅の途中ではなかなか凝ったものが出なかったこともあり久しぶりに大満足でした
その途中で魔法陣とものすごい気配が現れたのはびっくりしましたが、それもそのはず、クロエお姉ちゃんのお母さん、つまり魔王が出てきました
とっさにソルくんとサニーくんを守ったんですけど彼らは全然平気そうな顔をしてたので不思議に思ってましたが危険な人ではないということでほっとしました
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