コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
魔王を倒したその後
「魔王を倒したあとはしばらくそのままアドレントで過ごしてた。国がまとまるまでエミリーに協力してたんだけど、その時に気づいたことがあったんだ、魔族達も魔物相手に困ってるってことを」
魔族達が魔物を操ってるならおかしいもんね。そもそも魔物がどういう存在なのかもいまいちよくわかってないし
「お母さんも言ってたね、勇者のおかげで国が持ち直したって……」
「あの時は正直大変だったよ、魔王城に入った時は魔族の重鎮達を倒したのに、自分が魔王側につくんだから周りの魔族からは嫌われてたな」
まぁそりゃあそうだよね。ジャックさん達のおかげで今のアドレントが成り立ってるけど、本当にその時魔王も倒してたら今頃人間達の国になってたかもしれないし
「落ち着いた頃に魔族達と共に魔物が異様に増えている原因を調べたんだが、そのどれもがダンジョンが関係していたんだ」
「ダンジョン?ダンジョンは普通外に魔物が出てこないようになってるんじゃないの?」
「いや、確か昔に外にまで溢れて世界が大変なことになったって聞いたことがあるわ」
「そう、ダンジョンが何らかの原因で暴走してそれが各地で同時に起きたんだ。そのせいでダンジョン内でしか現れないはずの魔物が外で現れるようになったんだ」
そんなことが………
「でも、今はそんなことはないよね?どうやって収めたの?」
「それからは俺たち勇者パーティとエミリーでダンジョン巡りの旅が始まった。なんでダンジョンが暴走したかはわかってないがダンジョン内である程度魔物を倒したりボスを倒したり、踏破することでその暴走は収まった」
「それじゃあつまり全てのダンジョンを回ったってこと?」
「まぁそうなるな、全て踏破した訳じゃないが」
さ、さすが勇者パーティ+魔王……強すぎる
「ダンジョンの異変も解決して俺たちは解散した。セリアと俺は結婚することにしたからそのままセリアの国にいる。他の2人、フェインとレクスはあの後もしばらくアドレントにいたんだっけな?今は結婚してそれぞれ王国と帝国にいるよ。エミリーは今や立派な魔王をやってる」
転生者でもないのに本当に勇者だったんだね。しかもめちゃくちゃ強いってことでしょ?
なんか前作の主人公に会ったような気分だよ
「どうして人気のないこんなところに住んでるの?英雄なんだからもっといいところに住んだらいいのに」
「普通はそう思うよな。セリアも俺も一応は世界を救った勇者なんだけど、王の命令に背いたことにもなるんだ。もちろん俺はこの選択に後悔なんてないけど、それでもあまりよく思わない人間もいるし、英雄扱いされても面倒事が増えてセリアや子供達と過ごす時間が減ったら嫌だからな」
「わたしね、魔族として育てられたんだけど、実際育ったところは人間の国っていう変な環境で育って、ずっと魔王様に憧れをもってたの。それで、実は魔王の娘だって知った時は驚いたけど嬉しかったんだ。それで、正直お父さんが勇者だって聞いて複雑な気持ちだったの。でも今日会ってみて、お父さんもすごい人なんだって思えた。完全な魔族じゃなくても、私はすごい人たちの子供だって、そう思えるようになったよ」
「………そうか、色々ごめんな、それと、ありがとう」
「やっぱりクロエさんのお父さんに会って正解でしたね」
最初は旅の目標とかが決まってなかったからって理由で目指してたけど、いざ達成すると本当によかったなって思う。
振り返ってみると色んなことがあったなぁ………
「そうだね、もしこれでずっと気まずい空気だったらどうしようかと思ったけど」
「ここまで来るのに長いこと旅をしてきたけど、無事に達成できてよかったわ」
「なんか終わる雰囲気出してるけどまだまだわたし達の旅は続くんだからね?」
その日の夜は大人数で盛大な食事会をすることになった。
この辺りは動物が余りいない代わりに植物が育ちやすいみたいで家の周りには結構立派な畑があった。
お肉はないけど野菜の種類は豊富で果物とかも色々ある
「普段食べきれなくて肥料にしちゃうから助かるよ、たくさんあるからいっぱい食べていってね」
お肉がないと寂しいこともあって途中で狩った魔物の肉も出して調理することにした。
「こ、これがお肉!」
「なんか不思議な味がする、おいしい!」
「焼き加減が大事なんですよお肉は、そして豪快にぱくりといくのがいいんです」
子供たちも喜んでくれたみたい、それとテナちゃんはすっかり子供二人と仲良くなってるね
「なにこれ!野菜とは思えない甘さにみずみずしさ、食感……採れたてはやっぱ違うのかな?これ生のままでも全然おいしい」
そして、グルメなルーナちゃんでも大満足なサラダ、喉を麗してくれる果物のジュース
貴族の家でもなかなか味わえないようなご馳走を堪能した。
人数が多いので外でみんなでわいわい食事を楽しんでいたら、突然大きな魔法陣が空に現れる
「何事!?」
急いで戦いの準備をする。
剣を抜いて魔力を高める、探知魔法を発動するとものすごい反応があった。
サーティアさんやクロエさん、ルーナちゃんもみんな真剣な顔つきになり、テナちゃんは子供達を守るような立ち位置に移動する。
一方でジャックさんやセリアさんは特に緊張した様子はない。
「あ〜、みんなそんな警戒しないでくれ、エミリーが来た時のやつだから」
エミリーってつまり魔王!?
「あ、あの、神様、これ大丈夫なのですか?」
「大丈夫ですよ、ただの転移魔法です」
そして大きな魔法陣からゆっくりと足が伸びて、魔王が現れた。
魔族達が魔物を操ってるならおかしいもんね。そもそも魔物がどういう存在なのかもいまいちよくわかってないし
「お母さんも言ってたね、勇者のおかげで国が持ち直したって……」
「あの時は正直大変だったよ、魔王城に入った時は魔族の重鎮達を倒したのに、自分が魔王側につくんだから周りの魔族からは嫌われてたな」
まぁそりゃあそうだよね。ジャックさん達のおかげで今のアドレントが成り立ってるけど、本当にその時魔王も倒してたら今頃人間達の国になってたかもしれないし
「落ち着いた頃に魔族達と共に魔物が異様に増えている原因を調べたんだが、そのどれもがダンジョンが関係していたんだ」
「ダンジョン?ダンジョンは普通外に魔物が出てこないようになってるんじゃないの?」
「いや、確か昔に外にまで溢れて世界が大変なことになったって聞いたことがあるわ」
「そう、ダンジョンが何らかの原因で暴走してそれが各地で同時に起きたんだ。そのせいでダンジョン内でしか現れないはずの魔物が外で現れるようになったんだ」
そんなことが………
「でも、今はそんなことはないよね?どうやって収めたの?」
「それからは俺たち勇者パーティとエミリーでダンジョン巡りの旅が始まった。なんでダンジョンが暴走したかはわかってないがダンジョン内である程度魔物を倒したりボスを倒したり、踏破することでその暴走は収まった」
「それじゃあつまり全てのダンジョンを回ったってこと?」
「まぁそうなるな、全て踏破した訳じゃないが」
さ、さすが勇者パーティ+魔王……強すぎる
「ダンジョンの異変も解決して俺たちは解散した。セリアと俺は結婚することにしたからそのままセリアの国にいる。他の2人、フェインとレクスはあの後もしばらくアドレントにいたんだっけな?今は結婚してそれぞれ王国と帝国にいるよ。エミリーは今や立派な魔王をやってる」
転生者でもないのに本当に勇者だったんだね。しかもめちゃくちゃ強いってことでしょ?
なんか前作の主人公に会ったような気分だよ
「どうして人気のないこんなところに住んでるの?英雄なんだからもっといいところに住んだらいいのに」
「普通はそう思うよな。セリアも俺も一応は世界を救った勇者なんだけど、王の命令に背いたことにもなるんだ。もちろん俺はこの選択に後悔なんてないけど、それでもあまりよく思わない人間もいるし、英雄扱いされても面倒事が増えてセリアや子供達と過ごす時間が減ったら嫌だからな」
「わたしね、魔族として育てられたんだけど、実際育ったところは人間の国っていう変な環境で育って、ずっと魔王様に憧れをもってたの。それで、実は魔王の娘だって知った時は驚いたけど嬉しかったんだ。それで、正直お父さんが勇者だって聞いて複雑な気持ちだったの。でも今日会ってみて、お父さんもすごい人なんだって思えた。完全な魔族じゃなくても、私はすごい人たちの子供だって、そう思えるようになったよ」
「………そうか、色々ごめんな、それと、ありがとう」
「やっぱりクロエさんのお父さんに会って正解でしたね」
最初は旅の目標とかが決まってなかったからって理由で目指してたけど、いざ達成すると本当によかったなって思う。
振り返ってみると色んなことがあったなぁ………
「そうだね、もしこれでずっと気まずい空気だったらどうしようかと思ったけど」
「ここまで来るのに長いこと旅をしてきたけど、無事に達成できてよかったわ」
「なんか終わる雰囲気出してるけどまだまだわたし達の旅は続くんだからね?」
その日の夜は大人数で盛大な食事会をすることになった。
この辺りは動物が余りいない代わりに植物が育ちやすいみたいで家の周りには結構立派な畑があった。
お肉はないけど野菜の種類は豊富で果物とかも色々ある
「普段食べきれなくて肥料にしちゃうから助かるよ、たくさんあるからいっぱい食べていってね」
お肉がないと寂しいこともあって途中で狩った魔物の肉も出して調理することにした。
「こ、これがお肉!」
「なんか不思議な味がする、おいしい!」
「焼き加減が大事なんですよお肉は、そして豪快にぱくりといくのがいいんです」
子供たちも喜んでくれたみたい、それとテナちゃんはすっかり子供二人と仲良くなってるね
「なにこれ!野菜とは思えない甘さにみずみずしさ、食感……採れたてはやっぱ違うのかな?これ生のままでも全然おいしい」
そして、グルメなルーナちゃんでも大満足なサラダ、喉を麗してくれる果物のジュース
貴族の家でもなかなか味わえないようなご馳走を堪能した。
人数が多いので外でみんなでわいわい食事を楽しんでいたら、突然大きな魔法陣が空に現れる
「何事!?」
急いで戦いの準備をする。
剣を抜いて魔力を高める、探知魔法を発動するとものすごい反応があった。
サーティアさんやクロエさん、ルーナちゃんもみんな真剣な顔つきになり、テナちゃんは子供達を守るような立ち位置に移動する。
一方でジャックさんやセリアさんは特に緊張した様子はない。
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