コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
手がかり発見です?
墓地を抜けてさらに進んだ頃にやっと朝日が昇ってきた。
相変わらず人が住んでる感じはしないけど、そろそろ到着して欲しい。
「地図をもらったわけじゃないから詳しい場所っていうか目印みたいなのは教えてもらえなかったのよね?」
「う〜ん、途中で変な道にそれでなければこの道沿いを通っていけばいいって言われたんだよね。目印はないけど魔物や人がいない特殊な場所だって言ってたよ」
私とルーナちゃんは行き方を直接教えてもらったんだけど、大体の方向とどんなところとかしか言われてないからどのくらいの距離とかっていうのはわかってない。
テ「もし間違っても私が飛んでみて探せますよ!」
「それでもしみつかりでもしたら色々誤解されるからやめるのだ」
墓地を抜けたことと日が昇ってきたことで変な音や金縛りなどがなくなり、霊達の動きがなくなったのでみんなで一度休憩することにした。
ル「完全に霊達は大人しくなりましたね。クロエの周りにいる者達は始めからですから今更悪さはしないでしょう」
クロエさんの周りにも!?あぁ、なんかだいぶ前にルーミーさんの手下とかがクロエさんを見てるとかなんとか言ってたっけ?
「ルチアは霊魂が見えるのか?」
ル「目に見えるものではありませんが存在を知り得ることはできます」
私の中にいるロミス様にも気づいてたみたいだし、やっぱり神様ってすごいんだなぁ
(人にあんまり力を与えないとか言ってるのに自分にはあれやこれや力を使ってるからね〜、幸福の神自身も結局自分の欲に勝てないんだよ)
(ロミス様!?ちょっ、あんまりそういうことは言わないでくださいよ、私が気まづくなっちゃいますから)
(ごめんごめん、リィアちゃんがハピネのこと褒めるからつい……)
なんと嫉妬深き神様なんだ……ま、まぁ私はロミス様に色々どころか甘やかされまくってるからね、うん
(私はロミス様が一番すごいと思ってますよ!)
「………」
ふと顔を上げるとルチアさんと目が合う……というより向こうから睨まれているような
リ「あ、あの?」
ル「いいえ、なんでもありません、なにかよくない気配がしただけです」
(ロミス様、絶対神様同士で争いとか張り合いとかやめてくださいね!?)
(大丈夫大丈夫、もし起きても絶対リィアちゃんには危害がないようにするから)
そういう問題じゃないんだけどなぁ……
休憩が終わってまた歩き始める頃にやっとシロルちゃんが目を覚ました。
シ「すみません!すみません!寝てしまいました!」
テ「気にしなくてもいいですよ!きっと疲れも溜まっていたと思うので」
シ「このままじゃ私は成長できないままになってしまうのでこれからはちゃんと自分の足で歩きます!それと、昨日は神様に直接あんなことを言ってしまって……修道女として恥ずかしいことをしてしまいました」
ル「人は弱いところがあるからこそ神を崇めて神に願うものです。むしろ頼ってくれるのは嬉しかったですよ。それと、今の私は神としてではなく人としてここにいるので何も恥ずかしいことはしていないのです」
シ「か、神様、じゃなかったですね、ルチア様まで私に甘いと逆にダメになっちゃいそうです……ですがこれは私への試練なのですね。私、頑張ります!」
シロルちゃんって真面目でいい子で純粋だから正直に言ってめちゃくちゃかわいいんだよね。
いやもうほんとにこんな妹欲しかったってくらい
だから無意識にみんな甘やかしちゃうんだと思う。
逆に厳しくしてた大司教とかの方がすごいまであるもんね。
多分その大司教達ですら他の人と比べたら甘くしてた思うし
しばらく歩くと見晴らしのいいところまで来た
「ここから建物とかが見えたらはやいのだけれど」
「あっ!あそこに人がいるよ!」
ルーナちゃんが人を見つけたみたい。指さす方を見ると確かに人が立っているのがわかった。
「もしかしてあれがわたしの………いや、まだそうと決まったわけじゃないのだ」
ル「ふむ…」
シ「ルチア様どうかされましたか?」
ル「いえ、なんでもないです」
「ちょっといいかしら?」
すぐに見えていた人に近づいて話しかけることにした。
女の人でとっても綺麗な人だ。
もしかしたらこの人が元聖女なのかもしれない。
「?こんなところに人が来るなんて珍しいね迷い込んだのかい?それともなにかお探しにここへ来たのかな?」
「我らはこの辺りにある家を探しているのだが」
「ふーん、あの人たちに用があるんだね?まぁ怪しい感じはしないから別に案内してあげてもいいけど」
どうやらこの人は元聖女と勇者のことを知っているみたいだ。多分本人ではないと思うけど
「本当!助かるわ」
「ただし!条件がある」
「なんだ?お金ならそれなりの額なら払うのだ」
女の人は首を振る、お金が欲しい訳では無いらしい
「そんなのよりも大事なこと、あなた達のことについて教えて。自分がどんな人なのか今までなにをしてなんのためにここに来たのかを教えて。答えたくないなら私も教えてあげないだけだから」
なんか思ってたよりも簡単そうで難しいことだね
「仕方ない、我らについて説明しようか」
「そうね」
「我はクロエ、魔王と勇者の娘だ。ここへ来たのは父親に会うためなのだ」
「えっ!?えぇえぇえ!?」
すごい驚いてる。まぁそりゃあそうだよね、知らなかったら尚更
「私はサーティア、クロエの付き添いで来たわ、私とクロエ、それとそこにいる三人で冒険者パーティを組んでいるわ」
サーティアさんに続いて私とルーナちゃんテナちゃんが簡単に自己紹介をする。
久しぶりの自己紹介はやっぱり緊張した
ル「私はルチアといいます、この方達と共にラキトピアをまわっているんです。いわばこの人たちは護衛ですね」
シ「私は修行中の修道女でルチア様に旅をしながら色々教わっています」
「それで心地よい感じがしてたんだね。なるほどなるほど、ただの冒険者じゃないってことはよ〜くわかったし、あの人たちの関係者でもあるならまぁ大丈夫でしょう!自己紹介が遅れたね、私はシャルロットあなたのお父さんの愛人よ」
シャルロットさんは自己紹介と共に爆弾発言をする
相変わらず人が住んでる感じはしないけど、そろそろ到着して欲しい。
「地図をもらったわけじゃないから詳しい場所っていうか目印みたいなのは教えてもらえなかったのよね?」
「う〜ん、途中で変な道にそれでなければこの道沿いを通っていけばいいって言われたんだよね。目印はないけど魔物や人がいない特殊な場所だって言ってたよ」
私とルーナちゃんは行き方を直接教えてもらったんだけど、大体の方向とどんなところとかしか言われてないからどのくらいの距離とかっていうのはわかってない。
テ「もし間違っても私が飛んでみて探せますよ!」
「それでもしみつかりでもしたら色々誤解されるからやめるのだ」
墓地を抜けたことと日が昇ってきたことで変な音や金縛りなどがなくなり、霊達の動きがなくなったのでみんなで一度休憩することにした。
ル「完全に霊達は大人しくなりましたね。クロエの周りにいる者達は始めからですから今更悪さはしないでしょう」
クロエさんの周りにも!?あぁ、なんかだいぶ前にルーミーさんの手下とかがクロエさんを見てるとかなんとか言ってたっけ?
「ルチアは霊魂が見えるのか?」
ル「目に見えるものではありませんが存在を知り得ることはできます」
私の中にいるロミス様にも気づいてたみたいだし、やっぱり神様ってすごいんだなぁ
(人にあんまり力を与えないとか言ってるのに自分にはあれやこれや力を使ってるからね〜、幸福の神自身も結局自分の欲に勝てないんだよ)
(ロミス様!?ちょっ、あんまりそういうことは言わないでくださいよ、私が気まづくなっちゃいますから)
(ごめんごめん、リィアちゃんがハピネのこと褒めるからつい……)
なんと嫉妬深き神様なんだ……ま、まぁ私はロミス様に色々どころか甘やかされまくってるからね、うん
(私はロミス様が一番すごいと思ってますよ!)
「………」
ふと顔を上げるとルチアさんと目が合う……というより向こうから睨まれているような
リ「あ、あの?」
ル「いいえ、なんでもありません、なにかよくない気配がしただけです」
(ロミス様、絶対神様同士で争いとか張り合いとかやめてくださいね!?)
(大丈夫大丈夫、もし起きても絶対リィアちゃんには危害がないようにするから)
そういう問題じゃないんだけどなぁ……
休憩が終わってまた歩き始める頃にやっとシロルちゃんが目を覚ました。
シ「すみません!すみません!寝てしまいました!」
テ「気にしなくてもいいですよ!きっと疲れも溜まっていたと思うので」
シ「このままじゃ私は成長できないままになってしまうのでこれからはちゃんと自分の足で歩きます!それと、昨日は神様に直接あんなことを言ってしまって……修道女として恥ずかしいことをしてしまいました」
ル「人は弱いところがあるからこそ神を崇めて神に願うものです。むしろ頼ってくれるのは嬉しかったですよ。それと、今の私は神としてではなく人としてここにいるので何も恥ずかしいことはしていないのです」
シ「か、神様、じゃなかったですね、ルチア様まで私に甘いと逆にダメになっちゃいそうです……ですがこれは私への試練なのですね。私、頑張ります!」
シロルちゃんって真面目でいい子で純粋だから正直に言ってめちゃくちゃかわいいんだよね。
いやもうほんとにこんな妹欲しかったってくらい
だから無意識にみんな甘やかしちゃうんだと思う。
逆に厳しくしてた大司教とかの方がすごいまであるもんね。
多分その大司教達ですら他の人と比べたら甘くしてた思うし
しばらく歩くと見晴らしのいいところまで来た
「ここから建物とかが見えたらはやいのだけれど」
「あっ!あそこに人がいるよ!」
ルーナちゃんが人を見つけたみたい。指さす方を見ると確かに人が立っているのがわかった。
「もしかしてあれがわたしの………いや、まだそうと決まったわけじゃないのだ」
ル「ふむ…」
シ「ルチア様どうかされましたか?」
ル「いえ、なんでもないです」
「ちょっといいかしら?」
すぐに見えていた人に近づいて話しかけることにした。
女の人でとっても綺麗な人だ。
もしかしたらこの人が元聖女なのかもしれない。
「?こんなところに人が来るなんて珍しいね迷い込んだのかい?それともなにかお探しにここへ来たのかな?」
「我らはこの辺りにある家を探しているのだが」
「ふーん、あの人たちに用があるんだね?まぁ怪しい感じはしないから別に案内してあげてもいいけど」
どうやらこの人は元聖女と勇者のことを知っているみたいだ。多分本人ではないと思うけど
「本当!助かるわ」
「ただし!条件がある」
「なんだ?お金ならそれなりの額なら払うのだ」
女の人は首を振る、お金が欲しい訳では無いらしい
「そんなのよりも大事なこと、あなた達のことについて教えて。自分がどんな人なのか今までなにをしてなんのためにここに来たのかを教えて。答えたくないなら私も教えてあげないだけだから」
なんか思ってたよりも簡単そうで難しいことだね
「仕方ない、我らについて説明しようか」
「そうね」
「我はクロエ、魔王と勇者の娘だ。ここへ来たのは父親に会うためなのだ」
「えっ!?えぇえぇえ!?」
すごい驚いてる。まぁそりゃあそうだよね、知らなかったら尚更
「私はサーティア、クロエの付き添いで来たわ、私とクロエ、それとそこにいる三人で冒険者パーティを組んでいるわ」
サーティアさんに続いて私とルーナちゃんテナちゃんが簡単に自己紹介をする。
久しぶりの自己紹介はやっぱり緊張した
ル「私はルチアといいます、この方達と共にラキトピアをまわっているんです。いわばこの人たちは護衛ですね」
シ「私は修行中の修道女でルチア様に旅をしながら色々教わっています」
「それで心地よい感じがしてたんだね。なるほどなるほど、ただの冒険者じゃないってことはよ〜くわかったし、あの人たちの関係者でもあるならまぁ大丈夫でしょう!自己紹介が遅れたね、私はシャルロットあなたのお父さんの愛人よ」
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