コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
通りすがりの村や街ってなんでこんなに困ってることが多いんでしょうか?
次の日、何事もなく朝を迎える。
相変わらず起こし方が酷くて浄化魔法によるびっくりで起こされたけど、もはや私達の恒例なためみんな受け入れている。
シ「朝起きたらなにもかも用意されてますね!?こ、こんなにゆったりとした朝は初めてかもしれません」
「おはよう、よく眠れたかしら?」
リ「おはようございます。シロルちゃんの分もちゃんとありますからね」
サーティアさんが一番早く、次に私、その次にシロルちゃんが起きてきた。
シ「はい、よく眠れました。いつもは朝早くから修行があるのですが、ないって思うとなんか余計によく眠れました。私、このままだらけてしまいそうです」
「いいのよ、こんな時くらいだらけたって、今まで頑張ってきた自分へのご褒美だと思えばいいじゃない」
リ「そうですよ、幸神教らしく自分が望むことをすればいいと思いますよ」
シ「うぅ、こんなに優しくされたらもっとダメになりそうです………」
みんなも次々に起きて、最後に起きたのはルチアさんだった。
ル「これが眠るというものですね。正直よくわかりませんでしたが人間にとって眠ることはとても大事なんですね」
神様に眠ることの気持ちよさはよくわからないようだ。
概念的な存在の神様はずっと寝てるような感覚なのかもしれないね
こうして、数日かけて歩いて進んでいると、小さな村を見つけた。
「あれが目的地じゃないのかしら?」
「見た感じ危険そうではないのだが、周りの魔物も別に強くなかったのだ」
「やっぱり人を近づかせないための嘘だったんじゃないの?」
ここが目的地だとしたら少しおかしいんだよね
まだ数日しか歩いていないってのもあるけど、探知魔法でそれらしい人がいないってことだ。
元勇者と聖女っていうくらいなら相当な魔力を持っているはずだろうし
リ「もし違っても詳しい情報がもらえるかもしれませんよ」
テ「この前みたいに廃村とかじゃなければいいんですけど………」
そうだったら嫌だけど人の気配はある
シ「こんなところに村なんてあったんですね、しりませんでした」
ル「ぜひ寄って行きましょう!」
情報収集も兼ねて、村に寄っていくことにした。
あんまり規模が小さいと買い物とか宿は期待出来ないけどね
私達が村に近づくと村人が私達に気づいてとても驚いた表情をする
「ちょっといいかしら?」
「ひぃい!ここには金目のものはないよ、どうか命だけは勘弁を………」
いきなり頭を下げられてしまった
「私達は盗賊じゃないわよ!ちょっと話を聞きたかったんだけど………その前に何かあったの?」
「こ、こんなところに人が来るなんてなかなかねぇもんだからてっきり盗賊かと……最近は特に魔物やら盗賊やらが物騒で、この前だって……なぁあんたらもしかして依頼を受けて来た冒険者か?」
「いや、私達はただの通りすがりよ、依頼なんて知らないわ」
「そうか………」
依頼するほど困っているみたいだ。
出来れば助けてあげたいけど、依頼を受けずに解決っていいんだっけ?
「と、とにかくあんたらは歓迎するよ、何もねぇとこだけどゆっくりしていってくれ」
村の中を見るとなかなかにひどい状況だった。
シ「ひどいですね………こんなに荒らされて」
ル「魔物だけでなく人間同士でもなんですね」
村人が言っていた通りところどころ魔物に襲われた形跡があった。
「ねぇリィア」
「はい、助けてあげましょうね」
「うん!」
「それならまずは詳しい話をしてくれる人を探さなくちゃね」
「手っ取り早く村長の家に行くのだ」
何軒かある家の中でも一番目立つ建物のところに行くと、女の人がそわそわしながら立っていた
「あ、あなた方は?」
「たまたま通りすがった冒険者よ、村長の家はここで合ってるかしら?」
「はい、あの、お父さんは無事ですか?冒険者ギルドに依頼を出しに行ってまだ戻ってきていなくて………」
「そういえば途中ですれ違ったかもしれないわ」
人通りがほぼなかった道でも数回人とすれ違ったような気がする。
「依頼は受けていないが我らがなんとかしてやるのだ」
「本当ですか!あ、ありがとうございます。あの、といっても見ての通り魔物と盗賊両方に困ってまして………それと、元々栄えていた訳でもないこともあり、なかなかお金が集められず、助けを呼ぶこともできなかったんです」
「ねぇシロル、こういう困ってる村とかに幸神教はなんとかしたりしないの?」
シ「してますしてます!それこそクラーケンの時は身を犠牲にしてまで討伐隊が何度も組まれました。とはいえ自由に動けて戦える人達には限りがありますから、すぐに対処出来ないことが多いんです。それこそ冒険者に頼った方が早いですね」
幸神教の人が助けてくれるならどうして冒険者に依頼したんだろ?って思ったけど、対応が遅くなっちゃうんだね。
まぁ言ってしまえば見返りがほぼない危険な仕事だから優先順位とか色々考えてから動くんだろうね
ル「この村に幸福があらんことを………私も手伝いましょう」
「それじゃあ今回は魔物を探し回って倒す方と村に残って守る方に別れてやるわ」
「ふむ、我は当然探して倒しに行くのだ!」
テ「私もです!」
「わかったわ、私も倒しに向かうから村の方はリィアとルーナ、それとルチアに任せたわよ」
あっという間に話が進んで私達は村を守ることにした。
まぁ待ってるだけで終わるならいいか、ついでに壊れた家や村の設備を魔法で直していく
ルーナちゃんは怪我人に回復魔法をかけてあげている
シ「みなさんって本当に実力者なんですね」
ル「せっかくやる気を出したのに私のやることはほとんどありませんね」
シ「ルチア様はいてくれるだけで心強いですから」
ル「シロルは絶対に危ないことはしてはダメですよ?」
シ「はい!安全な場所で勇姿をみとどけます!」
相変わらず起こし方が酷くて浄化魔法によるびっくりで起こされたけど、もはや私達の恒例なためみんな受け入れている。
シ「朝起きたらなにもかも用意されてますね!?こ、こんなにゆったりとした朝は初めてかもしれません」
「おはよう、よく眠れたかしら?」
リ「おはようございます。シロルちゃんの分もちゃんとありますからね」
サーティアさんが一番早く、次に私、その次にシロルちゃんが起きてきた。
シ「はい、よく眠れました。いつもは朝早くから修行があるのですが、ないって思うとなんか余計によく眠れました。私、このままだらけてしまいそうです」
「いいのよ、こんな時くらいだらけたって、今まで頑張ってきた自分へのご褒美だと思えばいいじゃない」
リ「そうですよ、幸神教らしく自分が望むことをすればいいと思いますよ」
シ「うぅ、こんなに優しくされたらもっとダメになりそうです………」
みんなも次々に起きて、最後に起きたのはルチアさんだった。
ル「これが眠るというものですね。正直よくわかりませんでしたが人間にとって眠ることはとても大事なんですね」
神様に眠ることの気持ちよさはよくわからないようだ。
概念的な存在の神様はずっと寝てるような感覚なのかもしれないね
こうして、数日かけて歩いて進んでいると、小さな村を見つけた。
「あれが目的地じゃないのかしら?」
「見た感じ危険そうではないのだが、周りの魔物も別に強くなかったのだ」
「やっぱり人を近づかせないための嘘だったんじゃないの?」
ここが目的地だとしたら少しおかしいんだよね
まだ数日しか歩いていないってのもあるけど、探知魔法でそれらしい人がいないってことだ。
元勇者と聖女っていうくらいなら相当な魔力を持っているはずだろうし
リ「もし違っても詳しい情報がもらえるかもしれませんよ」
テ「この前みたいに廃村とかじゃなければいいんですけど………」
そうだったら嫌だけど人の気配はある
シ「こんなところに村なんてあったんですね、しりませんでした」
ル「ぜひ寄って行きましょう!」
情報収集も兼ねて、村に寄っていくことにした。
あんまり規模が小さいと買い物とか宿は期待出来ないけどね
私達が村に近づくと村人が私達に気づいてとても驚いた表情をする
「ちょっといいかしら?」
「ひぃい!ここには金目のものはないよ、どうか命だけは勘弁を………」
いきなり頭を下げられてしまった
「私達は盗賊じゃないわよ!ちょっと話を聞きたかったんだけど………その前に何かあったの?」
「こ、こんなところに人が来るなんてなかなかねぇもんだからてっきり盗賊かと……最近は特に魔物やら盗賊やらが物騒で、この前だって……なぁあんたらもしかして依頼を受けて来た冒険者か?」
「いや、私達はただの通りすがりよ、依頼なんて知らないわ」
「そうか………」
依頼するほど困っているみたいだ。
出来れば助けてあげたいけど、依頼を受けずに解決っていいんだっけ?
「と、とにかくあんたらは歓迎するよ、何もねぇとこだけどゆっくりしていってくれ」
村の中を見るとなかなかにひどい状況だった。
シ「ひどいですね………こんなに荒らされて」
ル「魔物だけでなく人間同士でもなんですね」
村人が言っていた通りところどころ魔物に襲われた形跡があった。
「ねぇリィア」
「はい、助けてあげましょうね」
「うん!」
「それならまずは詳しい話をしてくれる人を探さなくちゃね」
「手っ取り早く村長の家に行くのだ」
何軒かある家の中でも一番目立つ建物のところに行くと、女の人がそわそわしながら立っていた
「あ、あなた方は?」
「たまたま通りすがった冒険者よ、村長の家はここで合ってるかしら?」
「はい、あの、お父さんは無事ですか?冒険者ギルドに依頼を出しに行ってまだ戻ってきていなくて………」
「そういえば途中ですれ違ったかもしれないわ」
人通りがほぼなかった道でも数回人とすれ違ったような気がする。
「依頼は受けていないが我らがなんとかしてやるのだ」
「本当ですか!あ、ありがとうございます。あの、といっても見ての通り魔物と盗賊両方に困ってまして………それと、元々栄えていた訳でもないこともあり、なかなかお金が集められず、助けを呼ぶこともできなかったんです」
「ねぇシロル、こういう困ってる村とかに幸神教はなんとかしたりしないの?」
シ「してますしてます!それこそクラーケンの時は身を犠牲にしてまで討伐隊が何度も組まれました。とはいえ自由に動けて戦える人達には限りがありますから、すぐに対処出来ないことが多いんです。それこそ冒険者に頼った方が早いですね」
幸神教の人が助けてくれるならどうして冒険者に依頼したんだろ?って思ったけど、対応が遅くなっちゃうんだね。
まぁ言ってしまえば見返りがほぼない危険な仕事だから優先順位とか色々考えてから動くんだろうね
ル「この村に幸福があらんことを………私も手伝いましょう」
「それじゃあ今回は魔物を探し回って倒す方と村に残って守る方に別れてやるわ」
「ふむ、我は当然探して倒しに行くのだ!」
テ「私もです!」
「わかったわ、私も倒しに向かうから村の方はリィアとルーナ、それとルチアに任せたわよ」
あっという間に話が進んで私達は村を守ることにした。
まぁ待ってるだけで終わるならいいか、ついでに壊れた家や村の設備を魔法で直していく
ルーナちゃんは怪我人に回復魔法をかけてあげている
シ「みなさんって本当に実力者なんですね」
ル「せっかくやる気を出したのに私のやることはほとんどありませんね」
シ「ルチア様はいてくれるだけで心強いですから」
ル「シロルは絶対に危ないことはしてはダメですよ?」
シ「はい!安全な場所で勇姿をみとどけます!」
「コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
404
-
2,140
-
-
2.1万
-
7万
-
-
6,571
-
2.9万
-
-
35
-
30
-
-
165
-
59
-
-
61
-
22
-
-
94
-
356
-
-
1.2万
-
4.7万
-
-
5,073
-
2.5万
-
-
5,013
-
1万
-
-
9,627
-
1.6万
-
-
8,090
-
5.5万
-
-
2,412
-
6,662
-
-
3,135
-
3,383
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
3,521
-
5,226
-
-
9,294
-
2.3万
-
-
6,119
-
2.6万
-
-
1,285
-
1,419
-
-
2,845
-
4,948
-
-
6,614
-
6,954
-
-
3万
-
4.9万
-
-
6,028
-
2.9万
-
-
315
-
800
-
-
6,161
-
3.1万
-
-
65
-
152
-
-
1,856
-
1,560
-
-
3,630
-
9,417
-
-
11
-
4
-
-
208
-
515
-
-
105
-
364
-
-
45
-
163
-
-
168
-
148
-
-
60
-
278
-
-
13
-
1
-
-
2,605
-
7,282
-
-
2,931
-
4,405
-
-
33
-
11
-
-
9,139
-
2.3万
-
-
139
-
227
-
-
31
-
83
-
-
600
-
220
-
-
2,787
-
1万
-
-
4,871
-
1.7万
-
-
71
-
145
-
-
2,388
-
9,359
-
-
561
-
1,070
-
-
1,258
-
8,383
-
-
7,413
-
1.5万
-
-
387
-
438
-
-
3,136
-
1.5万
「ファンタジー」の人気作品
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
1.2万
-
4.7万
-
-
1万
-
2.3万
-
-
9,627
-
1.6万
-
-
9,533
-
1.1万
-
-
9,294
-
2.3万
-
-
9,139
-
2.3万
コメント