コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
またまた偉い人達と出会ってしまったようです
女の子を守るようにしてから私達は話を聞くことにした。
「お嬢様が逃げ出したとかかしら?それにしたって色々おかしな話よね」
「………仕方ないあるまい、くれぐれもこのことは他言無用で頼む」
「い、いいのですか?ディーダム様」
「よい、見るに幸神教の人ではないようだからな」
明らかに普通の人じゃないみたいだね。
「ここから先は私が説明しましょう。私が大聖堂から出ようとしたらこの方々が止めてきて振り切って外に出たら付きまとわれていたのです」
「やっぱり………」
「ち、違う!断じてそんなことはない」
「このお方は幸神教において最も尊きお方なのだ。巫女や神使といった扱いになる」
「なぜ私がそうだと?私は普通の人間だと言っているのに」
明らかに全員普通じゃないんだけど!
「つまり宗教的に重要人物を危険な目に合わせたくないとかなんとかで付きまとってたってわけなのだな、大方お前達も幸神教の偉い人間なのだろう?」
「…………」
クロエさんの考えが当たっていたようだ。
「でも、本人は認めてないんでしょ?」
「そうです!勝手に自由を奪うなんてダメですよ」
「まぁ気持ちは分からなくもないわ、でも強引はダメよ」
「そこはしっかり話し合うといいのだ」
私達という後ろ盾がいることで言いやすくなったのか女の子はもっと話してくれた。
「改めて助けて頂いてありがとうございます。私はルチアといいます。さっきも言いましたが普通の人間です。ここにいる人達の観察とか色々なことを学びに来ました。この方々は悪い人ではないのです。むしろ優しい心を持っている人間だと、私は思います。ですが行き過ぎた優しさは時に迷惑になりますからね」
「この人たちとはどんな関係なの?」
「道に迷っていたら助けてくれました。それと、多くの人のために善行を積み、神のために毎日信仰を捧げている素晴らしい方々なのです」
「ルチア様………おぉ……ありがたきお言葉」
男の人達は膝まづいて涙を流していた。
えっと、これ、もしかしてもしかすると………神様本人?
そういえばちょっと前にロミス様がなにか言ってたね、今度は幸神教と神がどうとかって……もしかしてこの人の事!?
そんでもって男の人達は幸神教の偉い人なのでは?
それなら今までのことが納得もいく。
「な、なんなんですかこの人たちは……」
「ちょっと気持ち悪いのだ」
「ま、まぁとにかくルチアさんが言うにはこの人たちは決して悪い人達ではないみたいですよ。ただちょっとお互い譲れない部分があってこんなことになっちゃっただけで……」
「譲れない部分って?」
「もう全てお話します。私達は大聖堂でこの国のことや幸神教のことを一任されている司教、そして私はそのまとめ役である大司教なのです。ルチア様は私が大聖堂の奥でお祈りを捧げていたら降臨なさったのです。これは私達の願いだけでなく、教皇様のご命令もあり、必ずや聖都大聖堂にて保護をさせていただきたく……ですが逃げられてしまいこんなことに」
思ってたよりも偉い人だった!
「でも、彼女はそれを望んでいないんでしょう?それって幸神教的にまずいんじゃないのかしら?」
「うっ………」
「幸福というものは必ずひとつの形ではないのです。時に対立してしまう、そんな時は……」
「互いのことを考えること。欲望と幸福を履き違えてはいけない」
ルチアさんと司教達が改めて話し合い、その結果
「一度教皇に挨拶することになりました。そうすればラキトピア内であれば自由にしていいということです」
「よかったわね」
「む、それ騙されていないのだ?また大聖堂に戻ったら幽閉されるかもしれないのだ」
「そんなことをする人達ではないのですが、ここに来てから思っていたよりも人が欲に溺れやすいかを実感しました。なのであなた方についてきて欲しいのです」
えぇー!?
「護衛しろってことかしら?」
「我らは冒険者なのだ。依頼というなら引き受けるが」
「はい、もちろん対価は払います」
「みんなはどうする?引き受ける?」
「ここまできたら放っておけないからね」
「そうですね」
「もしかしてあの大きな建物の中に入れるんですか!やったー!」
私もみんなも不満はなく、ルチアさんの依頼を受けることにした。司教達も私達のことを仕方なくではあるが入ることを許してくれた。
「それで、今日はもう日が暮れそうだけど、どうするのかしら?」
話していたら結構時間が経っていたみたいで、教皇に会うのはまた明日ということになった。
その間ルチアをどうするかの話になったんだけど
「私は絶対に戻りませんからね」
「本当は大聖堂に来て欲しいところですが、今晩はみなさんにお願いしてもよろしいでしょうか?もちろんルチア様の分のお金はお支払いしますので、どうか明日必ず来てくださいね」
ルチアさんが断固拒否したので私達と同じ宿に泊まることになった。
「今日はありがとうございました」
「どういたしまして、それで?普通の女の子のあなたはどうして司教に追われているのかしら?」
「本当にわからないんです。完全に人の姿になっているはずなのに……ロ、、友人に言われた通りにしたはずなのにどうして」
「さっきからその口ぶりだと人間ではないのか?」
「ひ、人です!正真正銘普通の人間です」
「普通の人はそんなふうに言わないよ」
ま、まずい、このままじゃルチアさんの正体がバレる。
「ほら、こういう人ってたまにいますよね!いわゆる不思議ちゃんというやつです!よくクロエさんも闇の王とか言ってましたよね?それと似た類なのですよ」
「聞いたことないわよそんなの」
ダメだ〜、異世界じゃ通じない!
「レーズンみたいに変化しているとかでしょうか?それなら色々納得もいきます!それこそリィアさん達みたいな天使だったら特に」
「テナ、それ言っちゃダメだからね!あはは……気にしないでね」
テナちゃんの発言からルチアさんに見つめられる。
「もしかしてロミスの………」
そうつぶやき、私に近づいて触れてくる。
「な、な、なんですか!?」
「出てきなさい!」
私の身体から妖精が飛び出てくる
当然私の中から出てくるということはこの妖精はロミス様だ。
「お嬢様が逃げ出したとかかしら?それにしたって色々おかしな話よね」
「………仕方ないあるまい、くれぐれもこのことは他言無用で頼む」
「い、いいのですか?ディーダム様」
「よい、見るに幸神教の人ではないようだからな」
明らかに普通の人じゃないみたいだね。
「ここから先は私が説明しましょう。私が大聖堂から出ようとしたらこの方々が止めてきて振り切って外に出たら付きまとわれていたのです」
「やっぱり………」
「ち、違う!断じてそんなことはない」
「このお方は幸神教において最も尊きお方なのだ。巫女や神使といった扱いになる」
「なぜ私がそうだと?私は普通の人間だと言っているのに」
明らかに全員普通じゃないんだけど!
「つまり宗教的に重要人物を危険な目に合わせたくないとかなんとかで付きまとってたってわけなのだな、大方お前達も幸神教の偉い人間なのだろう?」
「…………」
クロエさんの考えが当たっていたようだ。
「でも、本人は認めてないんでしょ?」
「そうです!勝手に自由を奪うなんてダメですよ」
「まぁ気持ちは分からなくもないわ、でも強引はダメよ」
「そこはしっかり話し合うといいのだ」
私達という後ろ盾がいることで言いやすくなったのか女の子はもっと話してくれた。
「改めて助けて頂いてありがとうございます。私はルチアといいます。さっきも言いましたが普通の人間です。ここにいる人達の観察とか色々なことを学びに来ました。この方々は悪い人ではないのです。むしろ優しい心を持っている人間だと、私は思います。ですが行き過ぎた優しさは時に迷惑になりますからね」
「この人たちとはどんな関係なの?」
「道に迷っていたら助けてくれました。それと、多くの人のために善行を積み、神のために毎日信仰を捧げている素晴らしい方々なのです」
「ルチア様………おぉ……ありがたきお言葉」
男の人達は膝まづいて涙を流していた。
えっと、これ、もしかしてもしかすると………神様本人?
そういえばちょっと前にロミス様がなにか言ってたね、今度は幸神教と神がどうとかって……もしかしてこの人の事!?
そんでもって男の人達は幸神教の偉い人なのでは?
それなら今までのことが納得もいく。
「な、なんなんですかこの人たちは……」
「ちょっと気持ち悪いのだ」
「ま、まぁとにかくルチアさんが言うにはこの人たちは決して悪い人達ではないみたいですよ。ただちょっとお互い譲れない部分があってこんなことになっちゃっただけで……」
「譲れない部分って?」
「もう全てお話します。私達は大聖堂でこの国のことや幸神教のことを一任されている司教、そして私はそのまとめ役である大司教なのです。ルチア様は私が大聖堂の奥でお祈りを捧げていたら降臨なさったのです。これは私達の願いだけでなく、教皇様のご命令もあり、必ずや聖都大聖堂にて保護をさせていただきたく……ですが逃げられてしまいこんなことに」
思ってたよりも偉い人だった!
「でも、彼女はそれを望んでいないんでしょう?それって幸神教的にまずいんじゃないのかしら?」
「うっ………」
「幸福というものは必ずひとつの形ではないのです。時に対立してしまう、そんな時は……」
「互いのことを考えること。欲望と幸福を履き違えてはいけない」
ルチアさんと司教達が改めて話し合い、その結果
「一度教皇に挨拶することになりました。そうすればラキトピア内であれば自由にしていいということです」
「よかったわね」
「む、それ騙されていないのだ?また大聖堂に戻ったら幽閉されるかもしれないのだ」
「そんなことをする人達ではないのですが、ここに来てから思っていたよりも人が欲に溺れやすいかを実感しました。なのであなた方についてきて欲しいのです」
えぇー!?
「護衛しろってことかしら?」
「我らは冒険者なのだ。依頼というなら引き受けるが」
「はい、もちろん対価は払います」
「みんなはどうする?引き受ける?」
「ここまできたら放っておけないからね」
「そうですね」
「もしかしてあの大きな建物の中に入れるんですか!やったー!」
私もみんなも不満はなく、ルチアさんの依頼を受けることにした。司教達も私達のことを仕方なくではあるが入ることを許してくれた。
「それで、今日はもう日が暮れそうだけど、どうするのかしら?」
話していたら結構時間が経っていたみたいで、教皇に会うのはまた明日ということになった。
その間ルチアをどうするかの話になったんだけど
「私は絶対に戻りませんからね」
「本当は大聖堂に来て欲しいところですが、今晩はみなさんにお願いしてもよろしいでしょうか?もちろんルチア様の分のお金はお支払いしますので、どうか明日必ず来てくださいね」
ルチアさんが断固拒否したので私達と同じ宿に泊まることになった。
「今日はありがとうございました」
「どういたしまして、それで?普通の女の子のあなたはどうして司教に追われているのかしら?」
「本当にわからないんです。完全に人の姿になっているはずなのに……ロ、、友人に言われた通りにしたはずなのにどうして」
「さっきからその口ぶりだと人間ではないのか?」
「ひ、人です!正真正銘普通の人間です」
「普通の人はそんなふうに言わないよ」
ま、まずい、このままじゃルチアさんの正体がバレる。
「ほら、こういう人ってたまにいますよね!いわゆる不思議ちゃんというやつです!よくクロエさんも闇の王とか言ってましたよね?それと似た類なのですよ」
「聞いたことないわよそんなの」
ダメだ〜、異世界じゃ通じない!
「レーズンみたいに変化しているとかでしょうか?それなら色々納得もいきます!それこそリィアさん達みたいな天使だったら特に」
「テナ、それ言っちゃダメだからね!あはは……気にしないでね」
テナちゃんの発言からルチアさんに見つめられる。
「もしかしてロミスの………」
そうつぶやき、私に近づいて触れてくる。
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