コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
幸せの国ラキトピア
サインズからラキトピアへの連絡船が再開し、私達はついに聖皇国へ行くことができた。
クラーケンとラキナさんのことはロミス様が変なことをしないか見ていてくれるらしい。
まぁ私は大丈夫だと思うけどね。
今は船の上で、ラキトピアに向かっているところだ。
「うっぷ………」
「大丈夫ですか?クロエお姉ちゃん」
クロエさんが思いっきり船酔いしていた。
「全くだらしないわね」
「ルーナちゃんは平気ですか?」
「あたしは大丈夫だよ」
回復魔法でどうにかなるかな?
「テナの上とかなら平気だったのにね」
気持ちはわからなくはない。私もクロエさんほどじゃないけどちょっとクラクラする。
「ラキトピア……ねぇ、宗教国家なんでしょ?」
「とっても綺麗なところらしいですよ。有名な観光地もあるみたいです」
「あたしは冒険者で聖職者っていう職業で登録してるけど、全然関係ない宗教だからね」
「わかってるわ。リィアとルーナは契約の神様の信者というか天使だもんね」
宗教については私はよくわかっていない。
でも、神様がいること、神様のおかげで人や魔族などが発展しているということは理解できている。
これまでも色々神様の話を聞いたけど、国になるほどの大規模な神様は初めてだ。
後でロミス様に解説してもらおう
「変な勧誘されないかが心配なのよね〜」
「大丈夫ですよ。私には信仰する神様がいるので興味ありませんって言えばいいんです」
しつこい勧誘はしてこないとは思うけどね。
船の移動は一日と数時間くらいかかり、一晩過ぎて次の日の朝に着いた。
特に魔物に襲われたりすることなく、ラキトピアへたどり着くことができた。
「…………」
クロエさんは完全にダウンしてる。回復魔法では多少マシになるくらいらしく、今はテナちゃんにもたれかかりながら歩いている。
「クロエお姉ちゃん、着きましたよ」
「クロエは完全にダメね〜、今日は宿をとって休むわよ」
朝日に照らされて白を基調とした建物が輝く。
サインズと同じく港町でも、建物の雰囲気は全く違うね。
道行く人に特徴的な格好をした人がちらほら見えた。
この国の宗教の聖職者かな?
「ラキトピアだからかそれともこの街の特徴なのか、全然雰囲気違うね」
「そうね〜、景色が綺麗よね」
「こういう綺麗な街は襲いたくなりますね!」
「本当に襲っちゃダメですよ?テナちゃん」
「さすがに冗談ですけど、空を飛んで上からの景色を見てみたいのは本当です」
テナちゃんは一見普通の女の子だけど、基本的な考えとかはドラゴンだからなぁ、、ちょっとどころか結構ズレている。
まぁいい子だし、本人もちゃんとダメなことは分かってるみたいだからいいんだけどね?
綺麗な街並みを見ながら宿を探す。
観光地としても有名なのか、旅人らしき人や冒険者もちらほらみかける。
宿を見つけて、部屋割りをどうするかを考える。
サインズではギルドで5人一部屋だったし、宿では一人一部屋で普段できないようなことをしてたからこういう普通の時どうするか決めてなかった。
5人部屋は当然なく、4人部屋と2人部屋が空いていた。
「どうしますか?」
「そうね……4人部屋に5人は少し窮屈よね」
「私はルーナちゃんと同じベッドで寝るのは全然いいですよ!」
「それでイチャイチャされたらこっちが迷惑だわ。まぁお金には困ってないし2人と4人のをとって、2人部屋をリィアとルーナでいいと思うわ」
「私もそれでいいと思います。クロエお姉ちゃんもそれで平気ですか?」
「……なんでもいいのだ」
「あたしもそれでいいよ〜」
「決まりね」
ということで私とルーナちゃん、残り3人の分け方となった。
地味にみんなとの旅の途中で2人きりになれるのは嬉しかったりする。
クロエさんが落ち着いた頃、改めてみんなでこれからのことを話し合う。
「そういえばラキトピアに来たのはいいけど、クロエのお父さんの場所ってわかるの?」
「………あ、聞いてなかったのだ」
一番肝心なところ!
「街はずれのところということは知ってるのだ」
「こんなことなら帝国にいた時にジェシカに聞いておけばよかったわ」
あ〜、龍斗くんのところの聖女様はクロエさんのお姉ちゃんだったね。
「あの、ひとつ質問なんですけど、クロエお姉ちゃんのお父さんに会ってその後はどうするんですか?」
「まぁその後も適当に旅を続けると思うわ。まだまだ冒険者として強くなりたいってのもあるわね」
私も含めてみんな具体的な目標はないからね。正直ゆったり暮らすのもいいと思い始めてる。
ルーナちゃんとイチャイチャしながらの生活も悪くない…………まぁサーティアさんとクロエさんはもっと強くなりたいみたいだし、私としてもロミス様の使いとしてこの世界のことをもっと知りたいから旅にはついて行くと思うけど
「ねぇねぇ、話は戻るけど、この国の聖女の家を聞いたら分かるんじゃない?さすがに有名でしょ?教会とかに行けば分かるかも」
確かに!ラキトピアで聖女のことを知らない人は居ないだろうし、クロエさんのお父さんと一緒に暮らしてるのは元聖女でもあるからね。
聞いたらわかるはずだ。
「そうと決まれば情報収集ね」
「そうね」
宗教国家ラキトピア、崇める神様は幸福の女神。
いかにも人間が好みそうな神様だよね。
ロミス様が教えてくれた神話でも出てきた神様でもある。
昔魔族と人間の戦争で人間側にいた神様の一柱だ。
ロミス様はその時魔族側の神様だったからちょっと不安になってくる。
(あの、ロミス様、今は神様同士敵対とかはしてないですよね?)
(大丈夫だよ。幸福の神は優しいからね。人間達の中では邪神の対となる神様って言われてるけど、別に神同士が争ったわけじゃなくてあくまで神は信者の願いを聞き届けただけだからね)
それならよかった。
(それに、なにかあっても私が絶対に守るから安心してね)
なんて頼もしい神様なんだろう。私は改めてロミス様への信仰度が高くなった。
クラーケンとラキナさんのことはロミス様が変なことをしないか見ていてくれるらしい。
まぁ私は大丈夫だと思うけどね。
今は船の上で、ラキトピアに向かっているところだ。
「うっぷ………」
「大丈夫ですか?クロエお姉ちゃん」
クロエさんが思いっきり船酔いしていた。
「全くだらしないわね」
「ルーナちゃんは平気ですか?」
「あたしは大丈夫だよ」
回復魔法でどうにかなるかな?
「テナの上とかなら平気だったのにね」
気持ちはわからなくはない。私もクロエさんほどじゃないけどちょっとクラクラする。
「ラキトピア……ねぇ、宗教国家なんでしょ?」
「とっても綺麗なところらしいですよ。有名な観光地もあるみたいです」
「あたしは冒険者で聖職者っていう職業で登録してるけど、全然関係ない宗教だからね」
「わかってるわ。リィアとルーナは契約の神様の信者というか天使だもんね」
宗教については私はよくわかっていない。
でも、神様がいること、神様のおかげで人や魔族などが発展しているということは理解できている。
これまでも色々神様の話を聞いたけど、国になるほどの大規模な神様は初めてだ。
後でロミス様に解説してもらおう
「変な勧誘されないかが心配なのよね〜」
「大丈夫ですよ。私には信仰する神様がいるので興味ありませんって言えばいいんです」
しつこい勧誘はしてこないとは思うけどね。
船の移動は一日と数時間くらいかかり、一晩過ぎて次の日の朝に着いた。
特に魔物に襲われたりすることなく、ラキトピアへたどり着くことができた。
「…………」
クロエさんは完全にダウンしてる。回復魔法では多少マシになるくらいらしく、今はテナちゃんにもたれかかりながら歩いている。
「クロエお姉ちゃん、着きましたよ」
「クロエは完全にダメね〜、今日は宿をとって休むわよ」
朝日に照らされて白を基調とした建物が輝く。
サインズと同じく港町でも、建物の雰囲気は全く違うね。
道行く人に特徴的な格好をした人がちらほら見えた。
この国の宗教の聖職者かな?
「ラキトピアだからかそれともこの街の特徴なのか、全然雰囲気違うね」
「そうね〜、景色が綺麗よね」
「こういう綺麗な街は襲いたくなりますね!」
「本当に襲っちゃダメですよ?テナちゃん」
「さすがに冗談ですけど、空を飛んで上からの景色を見てみたいのは本当です」
テナちゃんは一見普通の女の子だけど、基本的な考えとかはドラゴンだからなぁ、、ちょっとどころか結構ズレている。
まぁいい子だし、本人もちゃんとダメなことは分かってるみたいだからいいんだけどね?
綺麗な街並みを見ながら宿を探す。
観光地としても有名なのか、旅人らしき人や冒険者もちらほらみかける。
宿を見つけて、部屋割りをどうするかを考える。
サインズではギルドで5人一部屋だったし、宿では一人一部屋で普段できないようなことをしてたからこういう普通の時どうするか決めてなかった。
5人部屋は当然なく、4人部屋と2人部屋が空いていた。
「どうしますか?」
「そうね……4人部屋に5人は少し窮屈よね」
「私はルーナちゃんと同じベッドで寝るのは全然いいですよ!」
「それでイチャイチャされたらこっちが迷惑だわ。まぁお金には困ってないし2人と4人のをとって、2人部屋をリィアとルーナでいいと思うわ」
「私もそれでいいと思います。クロエお姉ちゃんもそれで平気ですか?」
「……なんでもいいのだ」
「あたしもそれでいいよ〜」
「決まりね」
ということで私とルーナちゃん、残り3人の分け方となった。
地味にみんなとの旅の途中で2人きりになれるのは嬉しかったりする。
クロエさんが落ち着いた頃、改めてみんなでこれからのことを話し合う。
「そういえばラキトピアに来たのはいいけど、クロエのお父さんの場所ってわかるの?」
「………あ、聞いてなかったのだ」
一番肝心なところ!
「街はずれのところということは知ってるのだ」
「こんなことなら帝国にいた時にジェシカに聞いておけばよかったわ」
あ〜、龍斗くんのところの聖女様はクロエさんのお姉ちゃんだったね。
「あの、ひとつ質問なんですけど、クロエお姉ちゃんのお父さんに会ってその後はどうするんですか?」
「まぁその後も適当に旅を続けると思うわ。まだまだ冒険者として強くなりたいってのもあるわね」
私も含めてみんな具体的な目標はないからね。正直ゆったり暮らすのもいいと思い始めてる。
ルーナちゃんとイチャイチャしながらの生活も悪くない…………まぁサーティアさんとクロエさんはもっと強くなりたいみたいだし、私としてもロミス様の使いとしてこの世界のことをもっと知りたいから旅にはついて行くと思うけど
「ねぇねぇ、話は戻るけど、この国の聖女の家を聞いたら分かるんじゃない?さすがに有名でしょ?教会とかに行けば分かるかも」
確かに!ラキトピアで聖女のことを知らない人は居ないだろうし、クロエさんのお父さんと一緒に暮らしてるのは元聖女でもあるからね。
聞いたらわかるはずだ。
「そうと決まれば情報収集ね」
「そうね」
宗教国家ラキトピア、崇める神様は幸福の女神。
いかにも人間が好みそうな神様だよね。
ロミス様が教えてくれた神話でも出てきた神様でもある。
昔魔族と人間の戦争で人間側にいた神様の一柱だ。
ロミス様はその時魔族側の神様だったからちょっと不安になってくる。
(あの、ロミス様、今は神様同士敵対とかはしてないですよね?)
(大丈夫だよ。幸福の神は優しいからね。人間達の中では邪神の対となる神様って言われてるけど、別に神同士が争ったわけじゃなくてあくまで神は信者の願いを聞き届けただけだからね)
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