コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
待望の水着回3
スイカ割りもとい、果物割りは私達が勝ったけど、クロエさん達が勝ったらなんでも言うことを聞くということを条件に3戦勝負することになった。
「それで、次の勝負はどうするの?」
「海といえば砂浜ですよね?なので今度は芸術品を作ってもらいます。もちろんですが、魔法は禁止です」
魔法が使えるのと使えないのとじゃ全然変わってくるからね。
「クロエ、次はあたしに任せて」
「うむ、頼んだのだ!」
「私達はどうしますか?」
「リィア、頼めるかしら?」
「わかりました」
魔法が使えなかったとしても、砂遊びくらいはできる。
あんまりやったことないけど………多分、できるはず!
自分で言ったものの、何を作ればいいかわからない。
砂のお城とか………?いや、私にそんな高度なことできない。
と、とりあえずそれっぽいものを作ってみよう。
ルーナちゃんの方をちらっと見ると、真剣な表情で進めていた。
ふむふむ、水着姿ではしゃいでる姿や恥ずかしがってる姿もいいけど、こういうのもなかなか………って!見とれてる場合じゃない。
お互いある程度形になったのでそのまま発表になった。
「あたしのはこれ!」
ルーナちゃんは砂で教会を作っていた。
「すごい、これ魔法なしでやったんですか?」
「もちろん!リィアだって使ってないでしょ?そもそもあたしは地属性使えないし」
確かに、一人で作ったとは思えないほどの完成度だ。
ルーナちゃんの意外な才能が見えたね。
「で?リィアのは………」
「こ、これです」
「なにこれ?」
「ただの砂の山?なのだ」
「あ、でもトンネルがありますよ!ほら」
「………私達の負けね」
「はい……」
私達は自ら負けを認めることになった。
いや、だってルーナちゃんがあんなにできると思わないじゃん!料理も上手いし、魔法も器用にできるし、ルーナちゃんって他にも色々得意なことが多いのかな?
ま、まぁこれで引き分けだからまだ最後の勝負がある。
「それで、最後はどうするのだ?」
「ど、どうしましょう」
「泳ぐのはどうですか?せっかくの海ですし!」
「テナ、本気で言ってるの?テナの泳ぐ速さ尋常じゃないのよ?私もリィアも勝ち目ないわ」
「せっかくテナが提案したのになんだその言い方は。そもそも負けが怖くて勝負出来ないなんぞ冒険者としてどうなのだ?」
「う、ぐ、じゃ、じゃあやってやろうじゃないの!リィア!こうなったらヤケよ。強化魔法とか色々支援してちょうだい」
「ふふふ、そうこなくっちゃですよ!もちろん私も本気で泳ぎますからね!」
クロエさんが魔法で海に目印を浮かべる。
「あそこまで泳いで早く戻って来た方の勝ちなのだ」
「わかったわ」
「はい!」
私はサーティアさんに魔法をかける。ついでに回復魔法とか色々かけておく。
「あとこれとこれを付けてください」
そして即興で作った水かきを渡す。出来はあんましだけど、ないよりはマシだと思う。
「ありがとう、リィア」 
一方テナちゃんは特に何かをするまでもなく開始地点にたっていた。
「怪我しない程度に頑張ってください」
「それじゃあ位置について、よーいどん!」
ルーナちゃんの掛け声とともに2人とも海に飛び込んでいく。
そしてものすごい水しぶきを上げながらテナちゃんは豪快に泳いでいった。
決して遅くない速さでサーティアさんも追いかけるが、さすがのサーティアさんでもこの勝負をわからないものにするほどの力はなかった。
そして、あっけなく私達は負けることとなった。
「よくやったのだ!テナ」
「やりました!」
「さて、リィアとサーティアはなにか言うことある?」
「えーっと、まぁみんなで楽しめたのでいいと思います」
「そうね」
「…………」
「わ、わかったわよ。ちゃんと謝るわ、ごめんなさい、さっきは少し言い過ぎたわ」
「うむ……我も少し言いすぎたのだ」
うんうん!サーティアさんとクロエさんも無事仲直りしてくれたし!万事解決だね!
「それじゃあリィアとサーティアには何してもらおうかなぁ」
「なんでも、ですからね」
「ふむ、少し考えるのだ」
「えっ!それはルーナちゃん達が負けた場合で、私達にはないと思ってたんですけど」
「そうよ!私達がせっかくチャンスを与えたってのに!」
私たちの言葉が届いていないのか、それとも考えるのに夢中なのか、3人とも反応してくれなかった。
「くっ、こんなことになるなら魔法も使っていいことにすればよかったです」
「まぁあの3人も変なことは頼まないだろうし、たまにはこうやって思いっきり遊ぶのもいいわよね」
「ですね〜」
帝国でもここに来るまでも結構ガチな戦いばっかりだったからこういうふうに息抜きできてよかった。
次は聖皇国ラキトピアだけど、何が待っているのやら………
元々の目的であるクロエさんのお父さんに会うことはできそうだ。
「罰としてサーティアは明日一日露出のない服を着てもらうのだ。リィアにはその付き添いをしてもらうのだ!」
「………つまり明日サーティアさんとデートしろってことですか?」
「で、デートじゃないよ、あたしも付いてくから」
「そして帰りにとびっきり美味しいものを作ってください!」
思ったよりきついことも無くただ明日の予定が決まっただけだった。
「それくらいならいいわ。服は………前にリィアが買ったのがあるわよね」
もちろん私はサーティアさんのために清楚な服も買ってある。
いつもはセクシーだから逆にいいんだよね〜
次の日、罰のために私とサーティアさん、それとルーナちゃんで出かけた。
美味しい料理を作るということもあって、主な目的は食材の買い出しだ。
クロエさんとテナちゃんは今日は別行動となる。
多分ギルドの依頼をしに行ったんだと思う。
いつもと違うのはみんな冒険者っぽくない格好をしていることだ。
「サーティアさんやっぱりこっちの雰囲気もとてつもなくかわいいですよね」
サーティアさんは私が昔買った服を着ている。上は白いシャツで、下は明るい緑の長めのスカート、日差し避けの帽子も被っている。
「貴族みたいだね」
まさにエルフのお姫様という感じだ。
「あんまり褒めないで、むず痒いわ」
サーティアさんはいつもより居心地悪そうにしている。照れてるところもかわいい。
「で、リィアはなんでそんな格好なの?」
「貴族のお嬢様にはメイドが必要ですからね!」
私はサーティアさんに合わせるためにメイド服を着ていた。
エルフのお嬢様に美少女メイド………最高の組み合わせだと思うんだよね!
ルーナちゃんはさすがにメイド服を着てくれなかったのでいつもの服だ。
「周りからはどう見えてるんだろう」
目立つ格好のおかげで注目はされたがお店の人に色々情報を教えてもらったりした。
どこの食材がいいとか、おすすめとか……
お金持ってそうな相手には当然の対応だよね!もちろんよさそうなやつは全部買った。
「へへへ、こんなところに来ちまったのが運の尽きだったな」
「さて、有り金全部置いてもらうぜ」
「ついでにその身体も……ぐぁあああ!!」
少し人気のない道を通ったらこれだ。
まだ街の治安はよくないみたいだね。仕方ないけど
魔法で簡単に気絶させる。
「サーティアさんがかわいいせいで襲われちゃいましたね」
「え!?私のせいなの!?こんな格好でメイドもいたらそりゃ狙われるわよ。見た目だけは弱そうに見えるんだから」
そんなこんなで目的も果たして宿に戻ってきた。
「おかえりなさい!それで、ご飯は」
「はい!しっかり買ってきましたよ」
宿の厨房を借りさせてもらって、次々と料理していく。
今回は海の街らしく魚中心の料理だ。
魚を捌くのは出来ないからサーティアさんと協力しつつルーナちゃんにも手伝ってもらった。
貸してくれたお礼に宿の人や他のお客さんの分も作った。
「ぜ、ぜひウチに来て欲しい!!」
大絶賛されて勧誘されたけど、丁寧に断った。
まだ定住する気はないからね。
「美味しかったのだ〜、また食べたいのだ」
クロエさんは魚料理が気に入ったみたいだ。食材を余分に買ってあるからまた作れるようにはしてある。
「次はいよいよクロエのお父さんがいる聖皇国ね」
「そろそろ連絡船も再開するらしいのだ」
「それで、次の勝負はどうするの?」
「海といえば砂浜ですよね?なので今度は芸術品を作ってもらいます。もちろんですが、魔法は禁止です」
魔法が使えるのと使えないのとじゃ全然変わってくるからね。
「クロエ、次はあたしに任せて」
「うむ、頼んだのだ!」
「私達はどうしますか?」
「リィア、頼めるかしら?」
「わかりました」
魔法が使えなかったとしても、砂遊びくらいはできる。
あんまりやったことないけど………多分、できるはず!
自分で言ったものの、何を作ればいいかわからない。
砂のお城とか………?いや、私にそんな高度なことできない。
と、とりあえずそれっぽいものを作ってみよう。
ルーナちゃんの方をちらっと見ると、真剣な表情で進めていた。
ふむふむ、水着姿ではしゃいでる姿や恥ずかしがってる姿もいいけど、こういうのもなかなか………って!見とれてる場合じゃない。
お互いある程度形になったのでそのまま発表になった。
「あたしのはこれ!」
ルーナちゃんは砂で教会を作っていた。
「すごい、これ魔法なしでやったんですか?」
「もちろん!リィアだって使ってないでしょ?そもそもあたしは地属性使えないし」
確かに、一人で作ったとは思えないほどの完成度だ。
ルーナちゃんの意外な才能が見えたね。
「で?リィアのは………」
「こ、これです」
「なにこれ?」
「ただの砂の山?なのだ」
「あ、でもトンネルがありますよ!ほら」
「………私達の負けね」
「はい……」
私達は自ら負けを認めることになった。
いや、だってルーナちゃんがあんなにできると思わないじゃん!料理も上手いし、魔法も器用にできるし、ルーナちゃんって他にも色々得意なことが多いのかな?
ま、まぁこれで引き分けだからまだ最後の勝負がある。
「それで、最後はどうするのだ?」
「ど、どうしましょう」
「泳ぐのはどうですか?せっかくの海ですし!」
「テナ、本気で言ってるの?テナの泳ぐ速さ尋常じゃないのよ?私もリィアも勝ち目ないわ」
「せっかくテナが提案したのになんだその言い方は。そもそも負けが怖くて勝負出来ないなんぞ冒険者としてどうなのだ?」
「う、ぐ、じゃ、じゃあやってやろうじゃないの!リィア!こうなったらヤケよ。強化魔法とか色々支援してちょうだい」
「ふふふ、そうこなくっちゃですよ!もちろん私も本気で泳ぎますからね!」
クロエさんが魔法で海に目印を浮かべる。
「あそこまで泳いで早く戻って来た方の勝ちなのだ」
「わかったわ」
「はい!」
私はサーティアさんに魔法をかける。ついでに回復魔法とか色々かけておく。
「あとこれとこれを付けてください」
そして即興で作った水かきを渡す。出来はあんましだけど、ないよりはマシだと思う。
「ありがとう、リィア」 
一方テナちゃんは特に何かをするまでもなく開始地点にたっていた。
「怪我しない程度に頑張ってください」
「それじゃあ位置について、よーいどん!」
ルーナちゃんの掛け声とともに2人とも海に飛び込んでいく。
そしてものすごい水しぶきを上げながらテナちゃんは豪快に泳いでいった。
決して遅くない速さでサーティアさんも追いかけるが、さすがのサーティアさんでもこの勝負をわからないものにするほどの力はなかった。
そして、あっけなく私達は負けることとなった。
「よくやったのだ!テナ」
「やりました!」
「さて、リィアとサーティアはなにか言うことある?」
「えーっと、まぁみんなで楽しめたのでいいと思います」
「そうね」
「…………」
「わ、わかったわよ。ちゃんと謝るわ、ごめんなさい、さっきは少し言い過ぎたわ」
「うむ……我も少し言いすぎたのだ」
うんうん!サーティアさんとクロエさんも無事仲直りしてくれたし!万事解決だね!
「それじゃあリィアとサーティアには何してもらおうかなぁ」
「なんでも、ですからね」
「ふむ、少し考えるのだ」
「えっ!それはルーナちゃん達が負けた場合で、私達にはないと思ってたんですけど」
「そうよ!私達がせっかくチャンスを与えたってのに!」
私たちの言葉が届いていないのか、それとも考えるのに夢中なのか、3人とも反応してくれなかった。
「くっ、こんなことになるなら魔法も使っていいことにすればよかったです」
「まぁあの3人も変なことは頼まないだろうし、たまにはこうやって思いっきり遊ぶのもいいわよね」
「ですね〜」
帝国でもここに来るまでも結構ガチな戦いばっかりだったからこういうふうに息抜きできてよかった。
次は聖皇国ラキトピアだけど、何が待っているのやら………
元々の目的であるクロエさんのお父さんに会うことはできそうだ。
「罰としてサーティアは明日一日露出のない服を着てもらうのだ。リィアにはその付き添いをしてもらうのだ!」
「………つまり明日サーティアさんとデートしろってことですか?」
「で、デートじゃないよ、あたしも付いてくから」
「そして帰りにとびっきり美味しいものを作ってください!」
思ったよりきついことも無くただ明日の予定が決まっただけだった。
「それくらいならいいわ。服は………前にリィアが買ったのがあるわよね」
もちろん私はサーティアさんのために清楚な服も買ってある。
いつもはセクシーだから逆にいいんだよね〜
次の日、罰のために私とサーティアさん、それとルーナちゃんで出かけた。
美味しい料理を作るということもあって、主な目的は食材の買い出しだ。
クロエさんとテナちゃんは今日は別行動となる。
多分ギルドの依頼をしに行ったんだと思う。
いつもと違うのはみんな冒険者っぽくない格好をしていることだ。
「サーティアさんやっぱりこっちの雰囲気もとてつもなくかわいいですよね」
サーティアさんは私が昔買った服を着ている。上は白いシャツで、下は明るい緑の長めのスカート、日差し避けの帽子も被っている。
「貴族みたいだね」
まさにエルフのお姫様という感じだ。
「あんまり褒めないで、むず痒いわ」
サーティアさんはいつもより居心地悪そうにしている。照れてるところもかわいい。
「で、リィアはなんでそんな格好なの?」
「貴族のお嬢様にはメイドが必要ですからね!」
私はサーティアさんに合わせるためにメイド服を着ていた。
エルフのお嬢様に美少女メイド………最高の組み合わせだと思うんだよね!
ルーナちゃんはさすがにメイド服を着てくれなかったのでいつもの服だ。
「周りからはどう見えてるんだろう」
目立つ格好のおかげで注目はされたがお店の人に色々情報を教えてもらったりした。
どこの食材がいいとか、おすすめとか……
お金持ってそうな相手には当然の対応だよね!もちろんよさそうなやつは全部買った。
「へへへ、こんなところに来ちまったのが運の尽きだったな」
「さて、有り金全部置いてもらうぜ」
「ついでにその身体も……ぐぁあああ!!」
少し人気のない道を通ったらこれだ。
まだ街の治安はよくないみたいだね。仕方ないけど
魔法で簡単に気絶させる。
「サーティアさんがかわいいせいで襲われちゃいましたね」
「え!?私のせいなの!?こんな格好でメイドもいたらそりゃ狙われるわよ。見た目だけは弱そうに見えるんだから」
そんなこんなで目的も果たして宿に戻ってきた。
「おかえりなさい!それで、ご飯は」
「はい!しっかり買ってきましたよ」
宿の厨房を借りさせてもらって、次々と料理していく。
今回は海の街らしく魚中心の料理だ。
魚を捌くのは出来ないからサーティアさんと協力しつつルーナちゃんにも手伝ってもらった。
貸してくれたお礼に宿の人や他のお客さんの分も作った。
「ぜ、ぜひウチに来て欲しい!!」
大絶賛されて勧誘されたけど、丁寧に断った。
まだ定住する気はないからね。
「美味しかったのだ〜、また食べたいのだ」
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