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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

待望の水着回2

おぉ〜!!
サーティアさんとルーナちゃんは前に買ってあった水着のサイズが合わなくなっていたので(なぜか!?)新しく買ってきてもらったんだけど、とっても似合っている!

「は〜、ここまで来るのに疲れたわ〜」

「どうかしたんですか?」

「色んな人に声かけられて鬱陶しかったのよ」

「あたしが懲らしめておいた」

あー、2人とも目立っちゃうもんね。主にあそこが…………

2人とも強烈なものを持ってるからね。
サーティアさんはともかくルーナちゃんは普段露出が少ない分余計に目立つ。

「ルーナちゃん、よく着ましたね、それ」

「これはサーティアが勝手に………あたしはもっと落ち着いたのがよかったのに」

「いいじゃない。似合ってると思うわよ?」

「ならいいけど……っていうかリィアとクロエいいの作ってるし!あたしも入れて!」

「私は泳いでこようかしら?」

「サーティアさん!私と一緒に泳ぎましょう?」

「いいわね。テナ。それじゃあ行くわよ!」

サーティアさんは元気のいいテナちゃんと一緒に泳ぎに行ってしまった。

「我らは何をするのだ?こうしていてもいいが……」

「せっかくですし、波打ち際に行きませんか?」

「あたし泳いだことないけど」

「大丈夫です。泳いだりはしません。ちょっと冷たい水に入るだけですよ」

クロエさんとルーナちゃんと一緒に波打ち際まで来る。

「す、砂が熱いのだ!?」

「早く水まで行きましょう!!」

「わっ!思ってたより冷たい」

キラキラと輝く海と砂、そしてクロエさんとルーナちゃんも輝いて見える。
わぁ……美少女と海、いい絵になるね〜

「リィア〜?」

「そしてなんとも大きな………」

「もう!どこ見てるの!」

「わっ!?」

ルーナちゃんの一部分に視線が吸い寄せられたら水をかけられた。

「やりましたね!?お返しです!」

「ふふーん!あたしには効かないもんね……わぁっ!?」

「つめたい!」

「我を置いてイチャイチャするな!」

そこからはバトルロイヤルだった。
でも、水属性の魔法が得意なルーナちゃんが圧倒的有利で私とクロエさんは為す術なくほとんど一方的に水をかけられた。

「ぺっ!ほんとにしょっぱいのだ」

「わぁこれ絶対髪ベットベトになりますよ」

「ふふん、水のかけあいであたしに勝てるわけないでしょ!」

ひとしきり遊んだあとはみんなでご飯を食べた。

「たまにはこういうのもいいわね」

「泳ぐの久しぶりでしたけど結構泳げました!楽しかったです」

テナちゃんとサーティアさんも満足するまで泳いだみたいだ。

「まぁ、人が少ない分そこまで恥ずかしくなかったのだ」

「だね〜、今でもこんな格好恥ずかしいって思うもん。下着同然というかいつもより下着よりも過激だよ」

「そうかしら?普通じゃないの?」

「私もこれくらいが普通だと思ってましたけど」

確かにいつも着てる服からしたら露出は多いけど、水着はそこまで過激じゃないのを選んだ。ルーナちゃんとサーティアさんも変な水着を買ってきたわけでもないと思うんだけど

「サーティアは感覚がおかしいのだ。痴女エルフめ」

「なっ!痴女じゃないわよ!そういうクロエはそんなことで恥ずかしがって、まだまだ子供ね」

「何を!?」

「まぁまぁ落ち着いてください。2人とも似合ってるんだからいいじゃないですか」

「リィアはサーティアの方につくのだ?」

「い、いえ、そういう訳ではないですよ。ね?」

私はルーナちゃんとテナちゃんの方を見る。久しぶりにクロエさんとサーティアさんの空気が悪くなっちゃったから2人にも助けを求めたんだけど………

「あ、あたしもこれは恥ずかしいから」

「わ、私も………」

「テナとルーナはわかってくれるのだ。わかってないのはリィアとサーティアなのだ!そんなに自分の身体に自信があるなら服を着なければいいのだ!!」

「そこまでは言ってないわよね!あぁもうくだらないわ」

いつの間にか対立化されていた。まぁ内容自体微笑ましいものだからそんなに強く止めはしない
むしろ面白く出来るかもしれないからね

「ふむふむ、クロエさんもサーティアさんも落ち着いてください。こういう時は勝負をするのがいいと思います!」

「勝負か………ふむ、たまにはわからせないといけないのだ!」

「いいわ。そういえば帝国の時じゃ戦えてなかったわよね」

「待ってください。勝負と言っても普通に戦うわけじゃないですよ。水着で戦うなんて危ないですし!」

「うっ……確かに」

危ない危ない、クロエさんの魔法もサーティアさんの剣も強すぎて防具無しだと大変なことになっちゃうところだよ

「そこで海らしい遊びをしましょう!」

海でやるものといったら色々あるけど何をとっても外せないのはスイカ割りだよね〜
残念ながらスイカは売ってなかったから別のもので代用する。

「ということで棒を持って果物を切ります」

「何それ簡単じゃない」

「ただし、目隠しをしてさらに目を回してもらいます」

「え?大変そう」

「逆に難易度が高いのだ!」

「なので周りの人が指示を出して果物まで目指します」

「なるほど、大体ルールはわかったわ。頼んだわよ、リィア」

え?あ、そっか、これ私とサーティアさん、クロエさんテナちゃんルーナちゃんのチーム戦だったね。
本当はみんなでワイワイするものなんだけど、これはこれでいいか。

「それじゃあどっちが果物割りやりますか?」

「まずは我がやるのだ!ルーナ、テナ、的確な指示を頼むのだ」

「次は私ね」

「あ、外れた場合は別の人がやるという感じでお願いします」

1番目はクロエさんがやるということになった。
もしクロエさんが1発で成功したらサーティアさんにもやってもらって、外れたら負け、成功したら仕切り直しという形式で勝負する。

「ふん、我にかかればこんなもの。余裕なのだ!!」

クロエさんに目隠しをしてルーナちゃんとテナちゃんに目を回させる。

「う………頭くらくらする、気持ち悪い」

クロエさん全然耐性なかった!

「クロエ大丈夫?」

「あ、手助けはダメですからね」

「クロエお姉ちゃん頑張ってください!」

「うう、早く指示を出すのだ!」

ルーナちゃんとテナちゃんはあれやこれやと果物に向かうように指示を出す。
が、クロエさんは思うように進むことが出来ずにいた。

「クロエ違うそっちじゃないって!」

「こっちですこっち」

「ああもうわからないのだ!」


「これは勝てそうね」

「ですね〜」

結局クロエさんは果物に当てることが出来なかった。

「ぐぬぬ………」


「それじゃあ次は私の番ね」

今度は私がサーティアさんに目隠しをして、くるくると回す。

「こ、これ結構感覚狂うわね……」

「サーティアさん声のする方へ向かってください」

私は果物の近くに立ってサーティアさんを呼ぶ

「あっ!ずるい!リィアの卑怯者!」

「私は指示を出してるだけですよ〜」

「リィアはこういう時ずる賢いのだ」

「む〜、納得いかないです」

相手チームからはブーイングの嵐だけど、勝てばいいので関係ない!

「サーティアさーん!こっちでーす」

「わかったわ」

クロエさんよりも安定した足取りで私の方に来てくれる。

やっぱり普段から身体を鍛えてると姿勢を維持しやすいのかもしれない。

順調に私の元へとたどり着き、そして……

「ここです!」

「はぁ!!」

見事に命中した。

「ま、負けたのだ………」

「な、納得いかないんだけど!」

「そうですそうです!」

「でも勝ちは勝ちですよ?」

「そうよ」

「さ、3本勝負でどう?負けたらちゃんとなんでも言うこと聞くのだ!」

「仕方ないですねもう」

「リィア!?」

クロエさんがかわいい水着姿でそんなこと言うなんてこれはもうやるしかない!!
ついでにルーナちゃんとテナちゃんにも命令を聞いてもらえる!

「今度は絶対勝つんだから!」

「私も負けません!」

「はぁもうリィアったら、ま、次も勝ってさっさと終わらせるわよ」

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