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コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!

soltier

待望の水着回

海、それはリア充共の溜まり場。コミュ障ぼっちの私には無縁の場所。せいぜいゲーム内の海に行ったことがあるくらいだ。

「ほ、本当にこれ着て外歩くの?下着同然じゃん」

「わ、我の水着だけなんでこんなフリルが満載なのだ!?」

「みんな驚きすぎよ。これくらい普通じゃない。もっと堂々とした方がいいわよ?」

みんなの水着はサーティアさんの故郷で買ったやつで、それぞれちゃんとサイズも測って買ってある。
私やルーナちゃんは特に成長してないから平気だけど、クロエさんやサーティアさんはサイズ変更しちゃった……こともなさそうだ。

「ん〜、ちょっと胸周りがきついわね」

「……………」

そんなこと無かった!

「あ、あれ?リィア、これで着れてる?」

ルーナちゃんも!!

「………お金は渡すので2人とも改めて水着を買いましょう」

ちゃんと痴女みたいになっちゃってたから改めて水着を買うことにした。

私?いやいや、成長は全くないよ。うん。その分月1のモノもないから楽なんだけどね?うん。
同じ天使なのにルーナちゃんばっかり成長したらいずれ見た目だけでいったらお姉ちゃんとロリの組み合わせになっちゃうのかな?

(ルーナの成長は止めた方がいい?)

(で、できるんですか!?)

出来れば私も成長したいんですけど

(リィアちゃんを成長させるのは嫌だけど、ルーナを止めるくらいならいいよ)

で、ですよね。

ルーナちゃんとサーティアさんは一旦元の服に着替えて水着を買いに行って後で合流することになった。

「あ、あの。私、こっちの方が恥ずかしいんですけど」

先にテナちゃんの水着を買っていたのできてもらった。可愛らしい水着がとても似合ってる。
この、人外部分がちゃんと見えるのがいいよね〜
角はいつも見えてるけど、翼と尻尾が丸見えなのがとてもも良い。

同じくクロエさんも可愛らしい水着とのギャップ?がいい感じだ。

「2人ともかっわいいです!!」

「や、やめ、かわいいっていうな!もうやめるぞ!」

「ダメですよ。せっかく似合ってるのに」

真っ赤な髪と白い肌を中和するようなピンクの水着はクロエさんによく似合っていた。
一番の萌えポイントは背中のちっちゃな翼とお尻から生えている同じく可愛らしい尻尾だ。
普段見えない部分が見えるだけでも背徳感があるよね。

「そうだ!リィア、透明化魔法をかけるのだ!それなら問題ない!」

「透明化したら意味ないじゃないですか!」

私は恥ずかしそうにしてるクロエさんとテナちゃんを引っ張って更衣室を出る。

「や、や!人前でこの格好は恥ずかしいから!」

「わ、私も急に恥ずかしくなってきました!ぬ、脱いでいいですか?」

「ほら、言うほど人もいませんから!って、テナちゃん、脱いだ方が恥ずかしいものですよ!」

海水浴場はあまり人がいなかった。
というのも、今のこの街には観光客が来ていないからだ。
クラーケンの討伐を周りの国や街が把握するのも時間がかかるし、まだ聖皇国行きへの船がまだないから人がいない。
元々この街にいる人も今は忙しくて遊びにいけないみたいだし、ほとんど貸切状態だった。

「リィアは平気なのか?」

「開放的な気分で気持ちいいですけど」

「変態なのだ………」

「いやいや、変な意味はないですって!」

「あの、こんな格好で、何をするんですか?」

「海に入って泳いだり、水浴びしたり、砂浜に寝転んで海風を感じたり、砂遊びとか色々ですよ」

こうして恥ずかしがってるクロエさんを見てるのもまた一興………

「まぁとりあえずはサーティアとルーナを待つのだ」

私は魔法でビーチパラソルとか寝れるイスとか色々作って涼むことにした。

「私!泳いできます!」

テナちゃんはまず泳ぎに向かった。テナちゃんって泳げたんだね。
いや、一応泳げないこともあるしちゃんと見張っておかないと!

「リィアは何をしているのだ?」

「ルーナちゃんとサーティアさんが来るまで風を感じていようと、、クロエさんもどうですか?」

「ふむ、悪くないのだ」

クロエさんも同じように魔法で日除けと寝れるイスを作る。

「改めてクロエさんかわいいですよね〜。いつもとのギャップもそうですけど、何となくその、背徳感というか」

「いいのかそんなこと言って、ルーナに言うぞ」

「あはは………すみません」

ルーナちゃんのこともちゃんと褒めるつもりだけど、クロエさんを絶賛しすぎてもルーナちゃんがすねちゃうからね。
ほんとに嘘偽りなくみんなかわいいとおもうけど。

「リィアはよくそんな堂々としていられるのだ」

「かわいいですからね〜」

当然私も超かわいい。いわゆるスクール水着が似合いそうだなとは思ってたけどさすがにそんな水着は売ってなかったので普通の水着だ。
鏡で姿を見て、何この美少女!!ってなったもん。
ほら、なんか神様とか天使とかって裸で描かれたりちょっと露出が多かったりするでしょ?やっぱり産まれたままの姿っていうの?それが美しいんだよね。
かわいくて美しくてきれい、それが私だ。

「即答で自意識過剰発言はなかなか出来ないから尊敬すら覚えるのだ」

「リィアさーーん!クロエお姉ちゃーーん!見てくださーーーい!!」

泳いでいたテナちゃんが戻ってきた。
大きな魚をだき抱えている。

「え!?それとってきたんですか!?」

「はい!どっちが泳ぐの速いか競走して勝ちました!」

心配する必要もなくテナちゃんは泳ぎが上手だった。

ピチピチと暴れる魚を押さえつけて報告してきたテナちゃんに引きつった笑いを浮かべる。

「もしかして食べるの?テナちゃん」

「ドラゴンの姿なら丸呑みしてましたけど、今はこの状態なので逃がそうかなと……それとも焼いて食べますか?」

「とりあえず逃がしておきましょう」

魚はとろうと思えばできるからね。
今はさすがに扱いに困っちゃう。


「おまたせリィア〜!」

「待たせたわね!」

そして、新しく水着を買ったサーティアさんとルーナちゃんが帰ってきた

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