コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
活気づく街
クラーケンを倒して数日が過ぎた。
すぐには聖皇国行きの船が出ないとのことで船が出るまでサインズにいることにした。
今はギルドの人に案内された宿に泊まっている。料金はギルドの人が出してくれた。
断ったんだけど、クラーケンを倒した上にそれまでの食事などを用意してくれたのに何も返せないんじゃ人間として終わってると言われたので断れなかった。
「いや〜、ギルドの人が言うにはさすらいのSランク冒険者がクラーケンを討伐したらしい。死体がないのは残らないほど強力な魔法で倒したんだとさ。さすがはSランク冒険者だよ。一度お会いしてみたいなぁ〜」
人も戻ってきたみたいで、少し前と比べると段違いで人がいる。
他の人が話す内容はもっぱらクラーケンのことばかりだ。
「嬢ちゃんたち運がよかったなぁ。つい最近クラーケンっていう化け物がいなくなったおかげでまともな飯が出せるよ」
「あ、あはは……それはよかったわ」
私達の思惑通り、クラーケンを倒した人はさすらいのSランク冒険者ということになっている。
「わぁ〜、美味しそう!!」
そして、クラーケンが居なくなったことでまた漁が再開し新鮮な魚が食べられるようになった。
こっちの世界の魚は前世と比べても大きい物が多く、身がしっかりしてるので食べごたえがある。
クラーケン討伐でおびき寄せる方法に使った電撃魔法で大量にとることができるのでは?
さすがに怒られるからしないけど
「ルーナ、食べ過ぎなのだ我の分まで無くなるのだ」
「早い者勝ちでしょ?」
「な!?」
「あーもう忙しないわね」
「すみません!おかわりください!」
「テナちゃん、もう食べ終わったんですか!?」
サインズの食を堪能した後はギルドの手伝いをしに行く。
「忙しそうね」
「そりゃあクラーケンが現れてから冒険者がいなくなってその間依頼を受けてもらわなかったんだから依頼殺到なのだ」
クラーケンの問題が解決してもまだまだ問題は多く、魔物や盗賊など、数多くの依頼が依頼ボードに貼られていた。
そういうこともあり、冒険者達がサインズに戻ってきた。
私達もできそうな依頼や急を要する依頼などは手伝っていた。
「む〜、暴れられそうな依頼はないですね」
「逆に?回復魔法の依頼が多いね。あたしとリィアならできそうだけど」
「あんまりものを食べることもできてなかったので多くの人の身体が弱ってるのかもしれません」
怪我は治せるけど、病気に関してはお医者さんのところに行って欲しい。
「あ!皆さん、こちらです!ギルドマスターが呼んでます」
すっかり顔見知りになったギルド受付嬢さんに呼ばれる。
「今更なにかしら?」
「また変な魔物でも現れたのだ?」
呼ばれた通り、ギルドマスターの部屋に向かう。
「おぉ!わざわざ来てくれてありがとう。今日は改めてお礼をしようと思ってな。しばらくは用意できなかったんだが、他のギルドとも連絡がとれてお礼が用意できるようになった。ということで冒険者の評価上昇と緊急依頼達成の報酬だ」
依頼ではなく報酬の話だった。
「あぁ、そっちね?」
「わぁ!冒険者っぽいです!私初めてです」
正直お金はいらないんだけどね?評価は嬉しいけど、ランクが上がって面倒にならなければいいけど
報酬は思った通り大量のお金だった。人数が増えた分装備とか服とか食料とか色々買うものはあるけどそれでもお金は余っちゃうほどある。
「それで……だ。もしよかったらでいいんだが、この街に住む気はないか?」
「それはお断りよ。私達は通過するつもりで来たんだから」
「即答……まぁ今は復興できてないがとてもいいところだぞ。国に属していないからとにかく自由だ。飯に困ることも滅多にない。それにいい男だって沢山いるんだ」
「興味ないのだ。そんなことより聖皇国への船はいつ再開するのだ?」
「そうか………まぁ気が向いたら考えてくれ。聖皇国………あぁラキトピアへの船ならもうそろそろ再開するみたいだ。なんだ。元々通過する予定だったのか」
ギルドマスターはしょんぼりするけど私達はまだどこかに定住する気はないからね。
いつかは……アリかもしれないけど、今は旅の目的があるからね
ギルドへの用事も終わると買い物に出かける。
とは言ってもまだ売り物は少ないんだけどね。
漁は再開してるからお魚は沢山売ってる。
新鮮な物でも私のバックの中なら腐らないからね。
いつ料理しても美味しくできるからいいよね。
「そういえばクラーケンはあの人に任せてよかったの?リィア」
「ラキナさんなら大丈夫ですよ。ここ数日様子を見る限りじゃ問題なさそうですし。クラーケンもちゃんと従ってるみたいですし」
ラキナさんにクラーケン(人型)を預けてしばらくは心配で様子を見に行ってたんだけど、大丈夫そうだった。
クラーケンは暴れることが大好きというより食べるのが大好きらしく、人間の姿で調理されたご飯を食べたら1発で従順になった。
いやいや、仮にも神様の眷属なのにこんなチョロくていいの?って思ったけどね?
ラキナさんもすっかりクラーケンの扱いには慣れたようだ。
今ではクラーケンと一緒に布教活動をしているらしい。
ラキナさんの神様が復活するといいね。
クラーケンがいなくなったことにより、活気づいた街は段々元の状態へと戻りつつあった。
そして、ビーチにて行われている海水浴も安全が確認され、再会された。
「海行きましょうよ!海!」
そうだよそうだよ。みんなで海で遊ぶの楽しみにしてたんだった!
あぶないあぶない。
「いいわね。ちょうど最近少し暑いと思ってたのよ。涼めるしいいじゃない」
「でも水着はあるのか?まぁ我は無くてもいいが」
「当然あります!」
「水着ってなんですか?」
「濡れてもいい服のことだよ。テナには馴染みないかもしれないけど」
「裸でよくないですか?」
「少なくとも人の姿の時は服を着てください」
「わかりました!」
まぁドラゴンに服を着る文化なんてないから裸を見られても恥ずかしくないんだろう。
「あ、でもテナちゃんの水着はないので買いに行きましょうね」
海水浴なんて前世含めても全然行ったことないから楽しみだ!
このためにサーティアさんの故郷で水着を買っておいたからね!!
すぐには聖皇国行きの船が出ないとのことで船が出るまでサインズにいることにした。
今はギルドの人に案内された宿に泊まっている。料金はギルドの人が出してくれた。
断ったんだけど、クラーケンを倒した上にそれまでの食事などを用意してくれたのに何も返せないんじゃ人間として終わってると言われたので断れなかった。
「いや〜、ギルドの人が言うにはさすらいのSランク冒険者がクラーケンを討伐したらしい。死体がないのは残らないほど強力な魔法で倒したんだとさ。さすがはSランク冒険者だよ。一度お会いしてみたいなぁ〜」
人も戻ってきたみたいで、少し前と比べると段違いで人がいる。
他の人が話す内容はもっぱらクラーケンのことばかりだ。
「嬢ちゃんたち運がよかったなぁ。つい最近クラーケンっていう化け物がいなくなったおかげでまともな飯が出せるよ」
「あ、あはは……それはよかったわ」
私達の思惑通り、クラーケンを倒した人はさすらいのSランク冒険者ということになっている。
「わぁ〜、美味しそう!!」
そして、クラーケンが居なくなったことでまた漁が再開し新鮮な魚が食べられるようになった。
こっちの世界の魚は前世と比べても大きい物が多く、身がしっかりしてるので食べごたえがある。
クラーケン討伐でおびき寄せる方法に使った電撃魔法で大量にとることができるのでは?
さすがに怒られるからしないけど
「ルーナ、食べ過ぎなのだ我の分まで無くなるのだ」
「早い者勝ちでしょ?」
「な!?」
「あーもう忙しないわね」
「すみません!おかわりください!」
「テナちゃん、もう食べ終わったんですか!?」
サインズの食を堪能した後はギルドの手伝いをしに行く。
「忙しそうね」
「そりゃあクラーケンが現れてから冒険者がいなくなってその間依頼を受けてもらわなかったんだから依頼殺到なのだ」
クラーケンの問題が解決してもまだまだ問題は多く、魔物や盗賊など、数多くの依頼が依頼ボードに貼られていた。
そういうこともあり、冒険者達がサインズに戻ってきた。
私達もできそうな依頼や急を要する依頼などは手伝っていた。
「む〜、暴れられそうな依頼はないですね」
「逆に?回復魔法の依頼が多いね。あたしとリィアならできそうだけど」
「あんまりものを食べることもできてなかったので多くの人の身体が弱ってるのかもしれません」
怪我は治せるけど、病気に関してはお医者さんのところに行って欲しい。
「あ!皆さん、こちらです!ギルドマスターが呼んでます」
すっかり顔見知りになったギルド受付嬢さんに呼ばれる。
「今更なにかしら?」
「また変な魔物でも現れたのだ?」
呼ばれた通り、ギルドマスターの部屋に向かう。
「おぉ!わざわざ来てくれてありがとう。今日は改めてお礼をしようと思ってな。しばらくは用意できなかったんだが、他のギルドとも連絡がとれてお礼が用意できるようになった。ということで冒険者の評価上昇と緊急依頼達成の報酬だ」
依頼ではなく報酬の話だった。
「あぁ、そっちね?」
「わぁ!冒険者っぽいです!私初めてです」
正直お金はいらないんだけどね?評価は嬉しいけど、ランクが上がって面倒にならなければいいけど
報酬は思った通り大量のお金だった。人数が増えた分装備とか服とか食料とか色々買うものはあるけどそれでもお金は余っちゃうほどある。
「それで……だ。もしよかったらでいいんだが、この街に住む気はないか?」
「それはお断りよ。私達は通過するつもりで来たんだから」
「即答……まぁ今は復興できてないがとてもいいところだぞ。国に属していないからとにかく自由だ。飯に困ることも滅多にない。それにいい男だって沢山いるんだ」
「興味ないのだ。そんなことより聖皇国への船はいつ再開するのだ?」
「そうか………まぁ気が向いたら考えてくれ。聖皇国………あぁラキトピアへの船ならもうそろそろ再開するみたいだ。なんだ。元々通過する予定だったのか」
ギルドマスターはしょんぼりするけど私達はまだどこかに定住する気はないからね。
いつかは……アリかもしれないけど、今は旅の目的があるからね
ギルドへの用事も終わると買い物に出かける。
とは言ってもまだ売り物は少ないんだけどね。
漁は再開してるからお魚は沢山売ってる。
新鮮な物でも私のバックの中なら腐らないからね。
いつ料理しても美味しくできるからいいよね。
「そういえばクラーケンはあの人に任せてよかったの?リィア」
「ラキナさんなら大丈夫ですよ。ここ数日様子を見る限りじゃ問題なさそうですし。クラーケンもちゃんと従ってるみたいですし」
ラキナさんにクラーケン(人型)を預けてしばらくは心配で様子を見に行ってたんだけど、大丈夫そうだった。
クラーケンは暴れることが大好きというより食べるのが大好きらしく、人間の姿で調理されたご飯を食べたら1発で従順になった。
いやいや、仮にも神様の眷属なのにこんなチョロくていいの?って思ったけどね?
ラキナさんもすっかりクラーケンの扱いには慣れたようだ。
今ではクラーケンと一緒に布教活動をしているらしい。
ラキナさんの神様が復活するといいね。
クラーケンがいなくなったことにより、活気づいた街は段々元の状態へと戻りつつあった。
そして、ビーチにて行われている海水浴も安全が確認され、再会された。
「海行きましょうよ!海!」
そうだよそうだよ。みんなで海で遊ぶの楽しみにしてたんだった!
あぶないあぶない。
「いいわね。ちょうど最近少し暑いと思ってたのよ。涼めるしいいじゃない」
「でも水着はあるのか?まぁ我は無くてもいいが」
「当然あります!」
「水着ってなんですか?」
「濡れてもいい服のことだよ。テナには馴染みないかもしれないけど」
「裸でよくないですか?」
「少なくとも人の姿の時は服を着てください」
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